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今日もどこかで野遊びを…

とある夫婦の野遊びの記憶です

タープ下焚火のコツ初級編

   

寒波の便りが、聞こえて来るようになったが、今年はまだまだ寒くならない

それを良いことに、12月に突入してもオープンタープを楽しんできたわけだが…

前回キャンプでついに今年一年車に積みっぱなしだった我家のレギュラーTATONKAが…





こんな目に…

一度大穴を開けて以降、さすがに風の日は幕の養生も考え、設営することはなかったが

今回ふとした自らのアクションにより限界突破した。




タープ下焚火のコツ初級編




それは失恋のごとき喪失感を伴って私たち夫婦の心にも同様の穴を開ける。

そのものへの愛が深ければ深いほど失った時、不思議に人は執着するもの。

TATONKAが引き裂かれたその瞬間、頭をかすめたのは…

『これで当分の間、タープ下焚火が出来なくなってしまう』

こんな思いだった。




タープ下焚火のコツ初級編




そう言われてみれば、TATONKAを選んだ動機は雨の日でも雪の日でも

風さえなければ、いつだってタープ下で焚火を囲みたい。

そんな思いだった。

夢と消えたのは…雪中のタープ下焚火


く…悔しい…


失うと人は執着するもの(リフレイン)



そこで今回は、初心者のためのタープ下焚火のコツを

TATONKAのとむらい代わりにまとめておこうと思う。

あくまでも初心者向けの情報なので今更という方は、スルー願います笑




タープ下焚火のコツ初級編




タープ下で焚火を囲むというのは…やったことのない人にとっては結構な挑戦だと思うが

押さえておくべきことさえ押さえれば、PUタープでも大事に至るとは思わない。
あくまでも私観であり、推奨するものではありません

基本は焚火を大きくしないという事。

次に風の日は極力避ける…こんなものだ。

火を小さく焚き続けるという事は、必然的に薪は広葉樹薪となる。

焚き付け用の針葉樹薪は火が大きくなり過ぎ長く持たないため使わない。

我家はどちらかといえば、基本素人に毛の生えた程度のお手軽キャンパーなので様々な

スターターを多用するが着火に関しては原始的であればあるほど格好が良い。

ただついついお手軽に走るのはそれはそれで我家らしいが、

最低限の準備として焚き付け用に手斧を使用し細かい薪を作る。

これは後々、焚火で非常に重要な熾(オキ)となるため広葉樹薪を様々な形に細かくする。





タープ下焚火のコツ初級編





焚火台へのセットは上記の様な感じで、トーチやバーナーは基本使わない。

太薪を二本並べ、その中央部に熾をたくさん作っていくイメージでいるといい。

はじめに平行に並べた太薪は一切ひっくり返したりせず…とにかくその間で

小さい焚火をし続ける。

すぐに燃え尽きるので、始めは端材をチョコチョコくべる必要があるが

これらは全て熾火の集合体となってゆく。

基本的な話だが、焚火に重要なのは熱の考え方にある。

せっかくナラ薪に苦労して着火させたのに、水分が多かったり熱が足りず消えてしまう事が往々にしてあるが

その際、ついつい焚き付け薪を追加して火勢を得ようとすると火が大きくなり過ぎる。

かと言って風を送って火勢を得ようとすれば灰が舞い、至る所が汚れてしまう。

TATONKAなどのポリコットンならいざ知らず、PUの場合は火の粉が大きくなると

穴開きの元となるので火は小さいまま熱量を上げる必要が生じるわけだ。

そんな時、熱をため込みながら、熾を多くして行くというやり方考え方が重宝する。

熾火の量が常に薪と同様かそれ以上なら多少湿ったホムセンのナラ薪も問題なく燃える。

2〜4センチ程度の端材を真ん中に入れ続けるだけだから準備があれば簡単だ。

二本並べた太薪は返さずにそのままで使うと熱を逃がさない効果以外にも

色々と用途が広がっていく。





タープ下焚火のコツ初級編





五徳としての用途

この太薪は実にゆっくり燃えていくので五徳になる。

先日は、クルクル棒を渡して炙り焼きを行ったが、ハンズフリーで使えるのはありがたい。

しかも熾火調理なので食材につく煤は最低限というメリットを生む。

当然、寸法が合えば鍋やスキレットを置く事もやぶさかではない。





タープ下焚火のコツ初級編





調理が終わり火が欲しくなったら、この二本の間にため込んだ熾に薪をくべるだけでいい。

途中鎮火する事なく、しかも真ん中だけ焼けて折れたりせず

はじからはじまで満遍なく同時に火がつき美しく燃えていく炎を眺める事ができる。

当然、誰でも経験はあると思うが…

最後の一本が端っこだけ三角に炭化して終了するような事態は起こらない。





タープ下焚火のコツ初級編





早めに焚火を終わらせたい時は、中央にたまりにたまった熾に向かって

この五徳にしていた太薪をゴロっと転がしてやると良い。

斜め一直線に同時に炎が広がった瞬間には快感がある。


俺って焚火上手くなったよなぁ〜


必ずそう感じるはずだ。





タープ下焚火のコツ初級編





こんな炎を眺めながらオリジナルのショートカクテルで安らかに酔っていく。

最高の瞬間だ。

タープ下は焚火の熱が循環し寒さは感じない。



こうなったらTATONKAリバイバルしかないな!





タープ下焚火のコツ初級編





焚火は燃え尽きれば真っ白な灰になる。

私たちの敬愛する先人達は、無料のキャンプ場に平然と残る真っ黒な炭を見つけては

自らの焚火にくべて燃やしきる、いわばコレがキャンプ場の清掃活動の一つとなっている。

焚火をしたら、燃え残りを作るのは…ど下手くそな行為だと思って

真っ白に燃やし尽くす上手な焚火を励行したい。



※あくまでも個人の主観を元に文章を構成しております。
タープ下焚火は一つ間違うと様々な事故を招く恐れがありますので
決して参考にせず、焚火を上手に灰にするという考え方をご理解
頂ければ幸いです。





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この記事へのコメント
こんばんは(^O^)

キャンプと言えば焚き火、焚き火がしたいが為にキャンプに行く、そんな自分にはとっても参考になりました。

でも、焚き火の魅力 相方にはわかってもらえないんですよねー

ぶっぱぁぶっぱぁ
2015年12月19日 17:22
キレイに燃え尽きると気持ちいいですよね〜☆

いよいよ焚火のベストシーズンがやってきましたね

kuboxkubox
2015年12月19日 18:13
ぶっぱぁさん

おはようございます!
あらららそれは残念ですね〜
焚火こそキャンプの醍醐味が凝縮されてるだけに
奥様のご理解…というか共感が欲しいですよね^^

劇団にひき劇団にひき
2015年12月20日 08:14
kuboxさん

おはようございます!
焚火は真っ白な灰で終了させたいものです^^
焚火の暖かさが恋しいですね〜!

劇団にひき劇団にひき
2015年12月20日 08:17
焚き火の熱を幕内でキープできるのはいいですね。
幕下焚き火はどうしても穴があきそうでまだ試せてないです。
火力をキープしながら火を大きくしすぎないコントロールですね。

ReTATONKA楽しみです(^^)

anrisaurusanrisaurus
2015年12月20日 19:41
我が家もTATONKAいつかほしいですよ・・

特にこの時期、焚き火台だけ孤立したような設営になるのが少し寂しいですwww

劇団さんとこにまたTATONKAがくることを願ってます・・:*:・(*´ω`pq゛

そよつま

soyokazefufu
2015年12月20日 21:04
おはようございます。

TATONKAリバイバル決定なんですね。
また、その様子もレポしてくださいね。

私もグルキャンをするまでは、
焚火なんて燃やすだけなんて単純に思ってました。
でも、いろんな人の焚火を見ていると、
火おこし、燃やし方、炎の大きさ、後始末など、
それぞれにルールや楽しみ方があり、
うまい下手や、その人らしさも出るもんなんですね。
ガー
2015年12月21日 06:32
昔は真面目にナタで薪を割って火熾ししてましたが、休眠開けは焚き火をやらなくなりましたね。

DO料理用の炭熾ししかしてません。(^-^;;;

周囲の小枝を拾ってきて敷き、その上に炭を入れたチャコスタを置いてトーチでゴーッ…。あとは放置プレイ。(笑)

すっかり横着になりました。

音丸音丸
2015年12月21日 09:33
先輩!大変勉強になりました!

手斧もっているのですが、飾りでしか使ってませんでした(笑)
次回から使用して熾をちゃんと作っていきたいと思います。
薪の種類も大事なんですね。どこで売ってるかさっそく調べます。

生まれ変わったTATONKA楽しみにしております!

ririami1222ririami1222
2015年12月21日 11:51
anrisaurusさん

こんにちは!
風がある時はさすがにタープ下焚火はしませんが
ない時は驚くほどタープ下が温かくなるのが最高です^^
オープンタープの開放感と相まって雰囲気もいいものです!
炎の大きさのコントロール…いい薪を使うというのも
ポイントですね〜!

劇団にひき劇団にひき
2015年12月21日 14:32
soyokazefufuさん

こんにちは!
TATONKAは焚火タープとして買ったので
存分に楽しめました^^
調子に乗って今週も破れたまま出撃してましたが笑
どんどん値段が高騰中みたいなので早めに
手に入れたいものですね!

劇団にひき劇団にひき
2015年12月21日 14:35
ガーさん

こんにちは!
焚火の楽しみ方は人それぞれ
やり方もいろいろあると思いますが…
その後の後片付けはキチンとしたいものです^^
焚火をしたら真っ白になるまでちゃんとやる
こういうルールをデフォルトにしたいですね!

劇団にひき劇団にひき
2015年12月21日 14:37
音丸さん

こんにちは!
復帰後焚火してないんですね!
全く気付きませんでした笑
そんな我が家もグルキャンでは
自前焚火はサボってますが…笑

劇団にひき劇団にひき
2015年12月21日 14:39
ririami1222さん

こんにちは!
焚火タープ購入したからには
タープ下焚火敢行したいですよね^^
ほんのご参考までという程度の内容ですが
お役立て頂ければ幸いです^^

劇団にひき劇団にひき
2015年12月21日 14:40
こんにちは!

雨の日のタープ下での焚き火に刺激を受けてムササビを買ったものの、
未だ機会なく。。。(><)
来年の課題のひとつです。
ま、雨じゃないのが一番ですが(笑)

私も焚き火うまくなりたいです。。。

o-sugio-sugi
2015年12月21日 15:30
o-sugiさん

こんばんは!
なんですって!!
未だムササビを煙で燻してないですと⁉︎
あらららもったいないもったいない笑
一回やればやみつきでしょう^^

劇団にひき劇団にひき
2015年12月21日 17:35
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