キャンプサイトを選ぶたった一つの条件
時は1993年の末、時代は
バブル崩壊を迎えまだ上がるだとか
もう無理だとか、夜逃げがどうとか
自殺者が…だとかバッドニュースだらけの
暗雲真っ只中だった。

そんなタイミングでのこの大規模な
スキーリゾートオープンの知らせは
待ちに待った明るいニュース
ある意味、とても衝撃的だった記憶。

最新式の高速ゴンドラ、クワッドリフトを
兼ね備え直接山頂へアクセスできる利便性が
素晴らしく当時の自宅からは
相当に距離があってもナイター営業に
わざわざ足を運んだもの。
当時を思い返せば今も耳に
広瀬香美が聴こえてくる。

そんな夏油高原がどうやらキャンプサイトを
オープンし昨年辺りから再び活況を
呈していると言うニュースには

ある種の胸の高鳴りを覚えたものだ。
それはバッドニュースに沈んだ空気を
変えてくれた夏油高原スキー場開業当時を
彷彿とさせたからに他ならない。
実際に足を運んだ人の話では
悪くないとの評価
百聞は一見にしかずではあるが…。
以来、若かりし頃、目を輝かせ
当時最新設備のゲレンデを目指した
輝かしい記憶がリロードされてゆく。

二戸稲庭キャンプ場にて
涼夏を味わった私達がさらなる高みを求め
選んだのは標高1000m
そんな触れ込みがこのキャンプ地だった
一抹の不安もこの時点で抱えていた。
例えば秋田とことん山だとか
山形グリーンバレー神室のように
元々キャンプ場併設のスキー場に
悪い場所はないが…近年誘客の難しい
スキー場の新たな収益として
このブームに乗ってオープンしたキャンプ場で
気に入った場所は皆無だったから。

このキャンプでは数年ぶりとなる
手羽さんご夫妻、kimu君らとのグルキャン
サイトは今年オープンしたてと言う
天空サイトと呼ばれる場所なのだが
稲庭キャンプ場とはどうにも違う空気感
凄まじく暑い。
手元の高度計を見てみると…ん?
あれ?

標高1000mの触れ込みは
頂上の話というお粗末なモノ。
「また標高読み違えたな汗」
「標高下がっちゃったとは…」

額に汗をしながらも
懐かしい仲間達との
穏やかなキャンプがこうして幕を開けた。

ソーダ割りはシェリー系に
合うわけがないと分かっているけれど
マッカランをソーダ割りしたくなる暑さ

でも飲み過ぎると大変な事になるのが
ここ天空サイト
何と、トイレ及び炊事設備が未設置なのだ。
眺めの良さと人の少なさから
スキーロッジの最も遠く離れた場所を
選んだ人にはもれなく罰が待っている。

トイレに行きたくて行きたくてしょうがない
状態だと実際には700mほどの距離が
感覚的には1km以上に感じるほど
遠く感じるものである。
いずれにせよもよおしてからでは
間に合わない恐怖感は否めない。
ロッジに一番近い辺りに設営の
ご家族もロッジまでの坂の途中で
お子さんが我慢できなくなったのか
しゃがませて頑張らせていた。
「かわいそうになぁ…」
ただ、懐かしい夏油高原スキー場ロッジ内
当時の記憶と目の前の景色を重ね合わせたら
たまらない懐かしさが込み上げてきた。

メインとなるゲレンデサイトには
グランピングを意識した設備があり
人気のようだが
区画サイト以外のフリーサイトは
ゲレンデなのでキャンプ地として考えると
傾斜のキツい場所が多い。
フラットな天空サイトは
ある意味選択としてはアリではある。

こむぎにとって小石だらけの営地は
初めての事だが
手羽さんにこちょこちょしてもらったり
kimu君にチュールを貰ったりと
ご機嫌に過ごしている。

夕刻差し迫り灯りの準備を整え
色んな話で盛り上がった夜

遠く離れてしまっても
実際会って夜を過ごせば
思い出の引き出しは次々と開かれ
楽しい夜になるのがキャンプ

それがキャンプ
明けた朝
手羽さんご夫妻にkimu君に加え
斜めのサイトの人達も
ほとんど撤収のようだ。

良く晴れた二日目はさらなる
試練の暑さ到来
木陰の一切ない
小石だらけの駐車場然とした平面のサイト

少しでも暑さを和らげようと
タープの上にネットをかけたり
シュラフを干したりの悪足掻き三昧

それでも、遮光ルーフをあつらえた
テンマクデザインペポの中は
こむぎが昼寝できる涼しさ

開放的と言うには殺風景に近い
小石の広大なサイトは
この時点までしっくりこなかったけれど
焚火を焚くには安全な事極まりないなと
思ってみる。

正直なところ
「どうぞ張れますよ」と言われたなら
そこがキャンプ場なのか?と言うと
恐らく違うとこの時までは
ネガティブに考えていた。

でも、実際はどうなのだろうか?
つまりこんな気分になるのは
過去の記憶をリロードしてしまったから。
このスキー場は当時最新設備だったし
スキー客の羨望の地でもあったことが
過度な期待と禍いを私にもたらしている
つまりは若かりし過去の輝かしい思い出が
この地をつまらなくさせているのだ。
ここはスキー場であってキャンプ場として
整備されてはいない事とは無縁かも知れない

だがしかし
電気で稼働するゴンドラやリフトだとか
快適な空間のカフェテリアの利用や
ナイター設備にゲレンデ管理という
れっきとした投資を目の当たりにできる
スキーとは違い
何にお金を払っているのか?
そんな愚問を考えてしまうのは
他のキャンプ場を知りすぎている
せいでもあるし、楽に高速移動できる
例えばスキーなどの装置が
足に付いていないせいかも知れない。

そんなつまらない事をついぞ考えてしまう夜
やがて、この瞬間から全ての
ネガティブな考えを改めることとなる。

素晴らしい月の出に遭遇すると

これまでの何か違う何か違うと蓄積された
フラストレーションは消えてなくなってしまった。

真っ赤な月と北上の夜景を前に
旅の締めくくりに相応しい
それはそれは美しい夜だと
そう思うことができた。
またここに来るか?
と言われたらアソコはもう行かないなんて
決して言わないと思う。

「今夜、もし月が綺麗に見えるなら」
きっとこう答えると思う。
これがこの地このサイトを選ぶ
たった一つの条件だから。


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皆様励ましに心から感謝しております!
バブル崩壊を迎えまだ上がるだとか
もう無理だとか、夜逃げがどうとか
自殺者が…だとかバッドニュースだらけの
暗雲真っ只中だった。

そんなタイミングでのこの大規模な
スキーリゾートオープンの知らせは
待ちに待った明るいニュース
ある意味、とても衝撃的だった記憶。

最新式の高速ゴンドラ、クワッドリフトを
兼ね備え直接山頂へアクセスできる利便性が
素晴らしく当時の自宅からは
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当時を思い返せば今も耳に
広瀬香美が聴こえてくる。

そんな夏油高原がどうやらキャンプサイトを
オープンし昨年辺りから再び活況を
呈していると言うニュースには

ある種の胸の高鳴りを覚えたものだ。
それはバッドニュースに沈んだ空気を
変えてくれた夏油高原スキー場開業当時を
彷彿とさせたからに他ならない。
実際に足を運んだ人の話では
悪くないとの評価
百聞は一見にしかずではあるが…。
以来、若かりし頃、目を輝かせ
当時最新設備のゲレンデを目指した
輝かしい記憶がリロードされてゆく。

二戸稲庭キャンプ場にて
涼夏を味わった私達がさらなる高みを求め
選んだのは標高1000m
そんな触れ込みがこのキャンプ地だった
一抹の不安もこの時点で抱えていた。
例えば秋田とことん山だとか
山形グリーンバレー神室のように
元々キャンプ場併設のスキー場に
悪い場所はないが…近年誘客の難しい
スキー場の新たな収益として
このブームに乗ってオープンしたキャンプ場で
気に入った場所は皆無だったから。

このキャンプでは数年ぶりとなる
手羽さんご夫妻、kimu君らとのグルキャン
サイトは今年オープンしたてと言う
天空サイトと呼ばれる場所なのだが
稲庭キャンプ場とはどうにも違う空気感
凄まじく暑い。
手元の高度計を見てみると…ん?
あれ?

標高1000mの触れ込みは
頂上の話というお粗末なモノ。
「また標高読み違えたな汗」
「標高下がっちゃったとは…」

額に汗をしながらも
懐かしい仲間達との
穏やかなキャンプがこうして幕を開けた。

ソーダ割りはシェリー系に
合うわけがないと分かっているけれど
マッカランをソーダ割りしたくなる暑さ

でも飲み過ぎると大変な事になるのが
ここ天空サイト
何と、トイレ及び炊事設備が未設置なのだ。
眺めの良さと人の少なさから
スキーロッジの最も遠く離れた場所を
選んだ人にはもれなく罰が待っている。

トイレに行きたくて行きたくてしょうがない
状態だと実際には700mほどの距離が
感覚的には1km以上に感じるほど
遠く感じるものである。
いずれにせよもよおしてからでは
間に合わない恐怖感は否めない。
ロッジに一番近い辺りに設営の
ご家族もロッジまでの坂の途中で
お子さんが我慢できなくなったのか
しゃがませて頑張らせていた。
「かわいそうになぁ…」
ただ、懐かしい夏油高原スキー場ロッジ内
当時の記憶と目の前の景色を重ね合わせたら
たまらない懐かしさが込み上げてきた。

メインとなるゲレンデサイトには
グランピングを意識した設備があり
人気のようだが
区画サイト以外のフリーサイトは
ゲレンデなのでキャンプ地として考えると
傾斜のキツい場所が多い。
フラットな天空サイトは
ある意味選択としてはアリではある。

こむぎにとって小石だらけの営地は
初めての事だが
手羽さんにこちょこちょしてもらったり
kimu君にチュールを貰ったりと
ご機嫌に過ごしている。

夕刻差し迫り灯りの準備を整え
色んな話で盛り上がった夜

遠く離れてしまっても
実際会って夜を過ごせば
思い出の引き出しは次々と開かれ
楽しい夜になるのがキャンプ

それがキャンプ
明けた朝
手羽さんご夫妻にkimu君に加え
斜めのサイトの人達も
ほとんど撤収のようだ。

良く晴れた二日目はさらなる
試練の暑さ到来
木陰の一切ない
小石だらけの駐車場然とした平面のサイト

少しでも暑さを和らげようと
タープの上にネットをかけたり
シュラフを干したりの悪足掻き三昧

それでも、遮光ルーフをあつらえた
テンマクデザインペポの中は
こむぎが昼寝できる涼しさ

開放的と言うには殺風景に近い
小石の広大なサイトは
この時点までしっくりこなかったけれど
焚火を焚くには安全な事極まりないなと
思ってみる。

正直なところ
「どうぞ張れますよ」と言われたなら
そこがキャンプ場なのか?と言うと
恐らく違うとこの時までは
ネガティブに考えていた。

でも、実際はどうなのだろうか?
つまりこんな気分になるのは
過去の記憶をリロードしてしまったから。
このスキー場は当時最新設備だったし
スキー客の羨望の地でもあったことが
過度な期待と禍いを私にもたらしている
つまりは若かりし過去の輝かしい思い出が
この地をつまらなくさせているのだ。
ここはスキー場であってキャンプ場として
整備されてはいない事とは無縁かも知れない

だがしかし
電気で稼働するゴンドラやリフトだとか
快適な空間のカフェテリアの利用や
ナイター設備にゲレンデ管理という
れっきとした投資を目の当たりにできる
スキーとは違い
何にお金を払っているのか?
そんな愚問を考えてしまうのは
他のキャンプ場を知りすぎている
せいでもあるし、楽に高速移動できる
例えばスキーなどの装置が
足に付いていないせいかも知れない。

そんなつまらない事をついぞ考えてしまう夜
やがて、この瞬間から全ての
ネガティブな考えを改めることとなる。

素晴らしい月の出に遭遇すると

これまでの何か違う何か違うと蓄積された
フラストレーションは消えてなくなってしまった。

真っ赤な月と北上の夜景を前に
旅の締めくくりに相応しい
それはそれは美しい夜だと
そう思うことができた。
またここに来るか?
と言われたらアソコはもう行かないなんて
決して言わないと思う。

「今夜、もし月が綺麗に見えるなら」
きっとこう答えると思う。
これがこの地このサイトを選ぶ
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この記事へのコメント
こんにちは。今回もいろいろゴチャゴチャと理由付けしながら、最終的にポジティブなご判断に行き着く過程をとても楽しく拝見させていただきました。笑
「そこがキャンプ場なのか?」あたりで、おっ?珍しくタラタラと文句言うのかな?と思いましたが、最後に『キレいな月』が出てくるとは···。晴れていて良かったですね。ww
「そこがキャンプ場なのか?」あたりで、おっ?珍しくタラタラと文句言うのかな?と思いましたが、最後に『キレいな月』が出てくるとは···。晴れていて良かったですね。ww
Suikaさん
おはようございます!
えーー私の苦悩を言い当てられた気分ですが、例えばキャンプを始めて間もない方やビギナーならば色んな満足の要素は見つけられると思いますが少しでもかじってしまった人には粗の方が目立ってしまうと思われます。ビギナーには総じて良いキャンプ場ということですね^^
おはようございます!
えーー私の苦悩を言い当てられた気分ですが、例えばキャンプを始めて間もない方やビギナーならば色んな満足の要素は見つけられると思いますが少しでもかじってしまった人には粗の方が目立ってしまうと思われます。ビギナーには総じて良いキャンプ場ということですね^^
久々に一緒にキャンプできて楽しかったですー。
たとえサイトが砂利駐車場だったとしても。
昼間は暑かったすね〜
こむぎさんはこの時よりまた大きくなってるんでしょうな。
成長が楽しみ。
ようやくテントも届いたので、またどこかでやりましょう〜
たとえサイトが砂利駐車場だったとしても。
昼間は暑かったすね〜
こむぎさんはこの時よりまた大きくなってるんでしょうな。
成長が楽しみ。
ようやくテントも届いたので、またどこかでやりましょう〜
手羽さん
おはようございます!
久々お世話になりました!牛タン美味かったです^^
ホント暑かったですね、あんなに眺めが良いのに
高原て感じが全くなかったのは
やはりどう見ても駐車場感が拭えなかったからですかね笑
翌日はさらにヒートアップでしたよ汗
こむぎ、先日お陰様でデビュー以来50泊こえました笑
自宅のオモチャ、以前は喜んで一人遊びしてたのですが
野にいるトンボやバッタにはかなわないらしく
最近オモチャで遊んでくれなくなりました
キャンプに行かないウィークデイの過ごし方
もう少し考えなきゃなぁと思ってます!
おはようございます!
久々お世話になりました!牛タン美味かったです^^
ホント暑かったですね、あんなに眺めが良いのに
高原て感じが全くなかったのは
やはりどう見ても駐車場感が拭えなかったからですかね笑
翌日はさらにヒートアップでしたよ汗
こむぎ、先日お陰様でデビュー以来50泊こえました笑
自宅のオモチャ、以前は喜んで一人遊びしてたのですが
野にいるトンボやバッタにはかなわないらしく
最近オモチャで遊んでくれなくなりました
キャンプに行かないウィークデイの過ごし方
もう少し考えなきゃなぁと思ってます!
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