待ちに待ったGW

さぁて今年はどこに行こうか…

妻と毎年のように大型連休前は

次の営地の下調べついでに前年の行き先を

振り返るのだけれど

いつもそこに見るのは『いいキャンプ』







それがキャンプ







確か昨年は自粛自粛の嵐で
(今年も変わらないけれど)

GW明けの出撃で錦秋湖の水没林が

見事だったのを確認し

今年は錦秋湖周辺のキャンプ地を

ピックアップしたのだけれど

いかんせん天候不順が続いていて

何とか晴天場所を見つけるために

3方向3プランを候補に、あとは当てにならぬ

天気予報と相談とした。

そんな時、仲良くさせて頂いている

お隣の町のキャンパーさんから

山形の水没林の話を耳にした。







リビングの大きな窓にあつらえた

猫ベッドに寛ぐキャンプ猫『こむぎ』に

「むぎちゃん水没林を観にいくぞ」

…と話しかけると

「えっ行くの？」とこの表情

結局、行先の確定は当日の朝だった。







すっかり乗り気のこむぎだったけれど

予報は二転三転し、設営は雨というスタート

目指した先は何年も前に来た時は貸切りだった

『白川ダム湖畔キャンプ場』







あの頃はまだブームの兆しがあった程度で

今ほどキャンプキャンプ言う人は

少なかったもの




(2016年当時の写真です)


水没林すら話題にもなっておらず

早朝訪れる幽玄な朝霧目当てにカメラマンが

立ち並ぶ…そんな場所だった。




(2016年当時の写真その2)


ところがどうだろう

僅か数年の間にこのキャンプ場も

すっかりメジャー入りしたのだろうか

いいや、管理人の方に伺った話では

近年、キー局の取材があり、それ以降

地方局の取材が一気に増え

この時期の観光客が激増したのだそうだ。

今やTVは捨てる時代と言われているのに。



到着したはいいがめぼしい場所は

先客がいて、空いているのは







水捌けイマイチな場所ばかり

設営を終えたはいいが

夫婦二人とも靴は浸水じゃぽじゃぽの状態に







気温も低く久々のスノーピーク

トルテュライトのリビング内も

踏めば水が湧き出るような状態だった。

それでも、まだサイトに残る満開の八重桜を

眺めようと自作クリアウィンドースクリーンを

取付け悦にひたったものだ。




(撮影:OPO氏)


寒いし風も強いけど

相変わらず景色のいいキャンプ場だね






トルテュライト脇にはタトンカ1TCで

リビングを作った。

翌日には山形からchai家がこむぎに

会いにやってくるため

ある程度の場所取りが必要という判断だった。

これが禍を招く事になろうとは

まだこの時は知る由もなかった。







このキャンプでは、かつて使用していた

カーミットチェアを再投入させる事に







これは我が愛猫こむぎ専用のチェア



ここ数回のキャンプでは気付くと

私のチェアを独占していたりしていたため

キャンプ部屋の肥やしと化していた

カーミットチェアを持参したとそう言う事。







気に入って使ってくれるといいのだけれど







以前ほど道具にこだわりがなくなった私達。

良いものは良いしダメなものは買わない

近年、高かろう良かろうは通用しない。

例えば、一パック800円を超える鯛が

どんなに美味かったとしても

一匹100円の秋刀魚の良さ美味さを

超える魅力がないのと同様に

自分が美味しいと感じる事に価値がある。

高いから良いもの高くてもお気に入り

とはならないのが

近年インフレ激しいキャンプ道具であり

むしろ『安いけどお気に入り』つまり

秋刀魚道具ばかりが増えている感がある。

勿論、随分と高くなった

カーミットチェア(猫用)の復活は

ちょっとだけ嬉しいものだけどね。







翌朝は風の洗礼を受けた。







水没林美しい湖面も風で

波たっている。







こむぎはと言うと、アルパカの前で

気にせず寝転がりご満悦という

ハートの強いキャンプ猫の姿を垣間見せていた。

午後にはchai家が来る事になってるので

今のうちに温泉に行っておくことにした。







温泉から上がったタイミングで

悲劇はやってきた。

誰かが言った「あ！タープ倒壊してる」

それを耳にした温泉上がりの妻がサイトを見ると

見事に我が家のタトンカだったのだ。







「あらららら」

「ついに二代目も逝っちゃったねー

ぼちぼちだろうと思っていたけど」

実は今季の冬キャンプで相当な

ダメージをグロメット付近に負っていた

我が家のタトンカ1TC



覚悟はしていたのでさほどのショックはない

ただ、これまで頑張ってくれてありがとうと

そんな気持ちだった。







鍛造ペグは曲がりガイロープは

引きちぎれていた。

凄まじい風のパワー

GWキャンプは風に気をつけなきゃね


それがキャンプ





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