奥会津昭和の森②豪雨の午後
思い起こせば四年前の夏の日
夜降り出した雨は夜半過ぎに激しさを増し
ピークを迎えた。
まさに低気圧直撃の夜。
「なんかウォーターベッドみたいになってる」
妻に起こされインフレーターから手で確認すると
インナーテントのボトムはウォーターベッドの
状態になっており明らかに水の通り道に
設営してしまっていたのだった。
テントボトムはじわりと雨水の染み込みがあったが
インフレーターの上にいる分には
濡れることはないと判断し
そのまま朝まで何もせず寝てしまった。

あのような集中豪雨がこの先に待ち受けている事など
つゆ知らず、爽やかな朝を満喫しながら
遅いチェックインでちゃんと見れていなかった
キャンプ場の設備の確認をした。

管理人さんは夜間の常駐はせず
そのかわり管理棟は夜間施錠せず
二十四時間開放でトイレ、シャワーが使えるルール

管理棟外のメイントイレは管理もよく行き届いており
ウォシュレット完備。
薪小屋もあり広葉樹薪の販売もあった。

静かな静かな昭和村のキャンプ地
人も少なく再訪の価値は十分ある事が確認できた。

朝食ではウニとアワビのいちご煮ご飯を炊き
塩ウニを載せるという欲望に満ち満ちた極楽飯
最高の朝があるとしたら
こんな朝食にありつける朝に違いない。

食後には早くもスッキリしない空模様に
なりつつあった。
予報では大気が不安定で局地的な雨や落雷に注意
雨が降り出す前に温泉に出かけておく事に

例えば荒天の中、サイトは大丈夫だろうかだとか
テントは無事かなぁなどと心配事を抱えての
外出は避けたかったのだ。
向かった先はキャンプ場から10分ほどの
奧会津からむしの里しらかば荘

(しらかば荘の公式サイトより引用)
源泉掛け流し
大人一名500円…
夏のキャンプで温泉に浸かり火照った身体を
エアコンの効いた脱衣場で冷ます
これは天国以外の何者でもない。
道中は晴天と通り雨を繰り返し
キャンプ場付近になると急に雲行きは怪しくなり
ポツポツと雨が降り出すのだった。

サイトに戻るとそれは本降りとなった。
程なくして土砂降りに変わる。
瞬く間にサイト全体には雨水が押し寄せてきた。

それは正に轟音と呼べるレベル
テント、タープを叩く音が
こむぎを怯えさせやしないかと心配になったが
さすがはキャンプ猫
彼女に恐れは見られなかった。

時折響く雷も凄まじく
天が裂けてしまうのではないかと不安になるほど
こんな時は、動けば流れ込んだ雨水でタープ下が
泥だらけになってしまうので
草刈りされた草を付近から集め
タープ下の水溜りに敷いておく
こうする事で靴をある程度汚さずに済む

我が家のWECHSEL TENTS ZAMBESIにとっては
シームテープの自力補修を行って以来
初めての集中豪雨でもあった。
そもそもこれほどの豪雨の経験も稀ではあるが
雨漏りは見受けられず
補修の効果のほどを知る事となった。

雨は激しさと小康状態を繰り返すものの
一向に止む気配はない。

ここまで激しい日中の荒天は初めてのこと
こうなると今回の装備…
特にハビタープの絶大な性能、効果を認めざるを得ない。
設営場所のお陰でサイト内地面に
水の侵入こそ許していたが
通常例えば普通のオープンタープだったとしたら
雨水の跳ね返りで荷物も汚してしまっていたし
タープ下にいる事もままならなかっただろう
加えて広大な有効面積のお陰で閉塞感もなく
過ごせていた事は賞賛に値する。

ただ30℃近くまであった気温は
15時を回った辺りで10℃台後半位まで下がり肌寒い
テントに入ってこの日は乾杯とした。
テント前室はもちろん雨でやられたため
妻とこむぎはインナーテントへ
私は濡れた前室の床をぐちゃぐちゃにしないよう
ビニール袋を開き床に敷き詰めてチェアで過ごす

日暮れと共に雨はようやく小雨になってきた。
東の空には夕陽が見えた事で安堵の時間が訪れた。

四年前にも一度経験した豪雨
昨年のこのキャンプでは
恐らく50mm/hもいかない雨だったのだろうと思う
ただテントやタープ下にいると音は倍増するので
体感的には100mmクラスに
感じるのがキャンプなのだと知った。

一方そのテント、タープなど
装備で得られた快適さは絶大で
キャンプのキャンプたる素晴らしさを知り
無事快適に過ごせる夜となった事が
ことのほかありがたい一夜だった。
このキャンプを通して感じたのは
安心は金で買えるという事
それがキャンプ

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皆様励ましに心から感謝しております!
夜降り出した雨は夜半過ぎに激しさを増し
ピークを迎えた。
まさに低気圧直撃の夜。
「なんかウォーターベッドみたいになってる」
妻に起こされインフレーターから手で確認すると
インナーテントのボトムはウォーターベッドの
状態になっており明らかに水の通り道に
設営してしまっていたのだった。
テントボトムはじわりと雨水の染み込みがあったが
インフレーターの上にいる分には
濡れることはないと判断し
そのまま朝まで何もせず寝てしまった。

あのような集中豪雨がこの先に待ち受けている事など
つゆ知らず、爽やかな朝を満喫しながら
遅いチェックインでちゃんと見れていなかった
キャンプ場の設備の確認をした。

管理人さんは夜間の常駐はせず
そのかわり管理棟は夜間施錠せず
二十四時間開放でトイレ、シャワーが使えるルール

管理棟外のメイントイレは管理もよく行き届いており
ウォシュレット完備。
薪小屋もあり広葉樹薪の販売もあった。

静かな静かな昭和村のキャンプ地
人も少なく再訪の価値は十分ある事が確認できた。

朝食ではウニとアワビのいちご煮ご飯を炊き
塩ウニを載せるという欲望に満ち満ちた極楽飯
最高の朝があるとしたら
こんな朝食にありつける朝に違いない。

食後には早くもスッキリしない空模様に
なりつつあった。
予報では大気が不安定で局地的な雨や落雷に注意
雨が降り出す前に温泉に出かけておく事に

例えば荒天の中、サイトは大丈夫だろうかだとか
テントは無事かなぁなどと心配事を抱えての
外出は避けたかったのだ。
向かった先はキャンプ場から10分ほどの
奧会津からむしの里しらかば荘

(しらかば荘の公式サイトより引用)
源泉掛け流し
大人一名500円…
夏のキャンプで温泉に浸かり火照った身体を
エアコンの効いた脱衣場で冷ます
これは天国以外の何者でもない。
道中は晴天と通り雨を繰り返し
キャンプ場付近になると急に雲行きは怪しくなり
ポツポツと雨が降り出すのだった。

サイトに戻るとそれは本降りとなった。
程なくして土砂降りに変わる。
瞬く間にサイト全体には雨水が押し寄せてきた。

それは正に轟音と呼べるレベル
テント、タープを叩く音が
こむぎを怯えさせやしないかと心配になったが
さすがはキャンプ猫
彼女に恐れは見られなかった。

時折響く雷も凄まじく
天が裂けてしまうのではないかと不安になるほど
こんな時は、動けば流れ込んだ雨水でタープ下が
泥だらけになってしまうので
草刈りされた草を付近から集め
タープ下の水溜りに敷いておく
こうする事で靴をある程度汚さずに済む

我が家のWECHSEL TENTS ZAMBESIにとっては
シームテープの自力補修を行って以来
初めての集中豪雨でもあった。
そもそもこれほどの豪雨の経験も稀ではあるが
雨漏りは見受けられず
補修の効果のほどを知る事となった。

雨は激しさと小康状態を繰り返すものの
一向に止む気配はない。

ここまで激しい日中の荒天は初めてのこと
こうなると今回の装備…
特にハビタープの絶大な性能、効果を認めざるを得ない。
設営場所のお陰でサイト内地面に
水の侵入こそ許していたが
通常例えば普通のオープンタープだったとしたら
雨水の跳ね返りで荷物も汚してしまっていたし
タープ下にいる事もままならなかっただろう
加えて広大な有効面積のお陰で閉塞感もなく
過ごせていた事は賞賛に値する。

ただ30℃近くまであった気温は
15時を回った辺りで10℃台後半位まで下がり肌寒い
テントに入ってこの日は乾杯とした。
テント前室はもちろん雨でやられたため
妻とこむぎはインナーテントへ
私は濡れた前室の床をぐちゃぐちゃにしないよう
ビニール袋を開き床に敷き詰めてチェアで過ごす

日暮れと共に雨はようやく小雨になってきた。
東の空には夕陽が見えた事で安堵の時間が訪れた。

四年前にも一度経験した豪雨
昨年のこのキャンプでは
恐らく50mm/hもいかない雨だったのだろうと思う
ただテントやタープ下にいると音は倍増するので
体感的には100mmクラスに
感じるのがキャンプなのだと知った。

一方そのテント、タープなど
装備で得られた快適さは絶大で
キャンプのキャンプたる素晴らしさを知り
無事快適に過ごせる夜となった事が
ことのほかありがたい一夜だった。
このキャンプを通して感じたのは
安心は金で買えるという事
それがキャンプ
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この記事へのコメント
劇団にひきさん、おはようございます。
半分シェルターのようなハビタープの良さを活かせた?
何者にも動じないないキャンプスキルは流石ですね。
水溜りに枯れ草でドロ跳ねを抑えるのはナルホドと関心しましたm(__)m
奥会津は何処なのか見たら、
夏の沼尻湖一周ハイキングでひどい目にあった場所付近
天然温泉もあって自然豊かなキャンプ地ですね(^^)
安全はお金で買えるが妙に納得します。
大雨がわかっていたら、自分は宿に逃げ込むかな(笑)
半分シェルターのようなハビタープの良さを活かせた?
何者にも動じないないキャンプスキルは流石ですね。
水溜りに枯れ草でドロ跳ねを抑えるのはナルホドと関心しましたm(__)m
奥会津は何処なのか見たら、
夏の沼尻湖一周ハイキングでひどい目にあった場所付近
天然温泉もあって自然豊かなキャンプ地ですね(^^)
安全はお金で買えるが妙に納得します。
大雨がわかっていたら、自分は宿に逃げ込むかな(笑)
SORAさん
こんにちは!
半分シェルター…なるほど確かにそういう表現当たってますね^^
真冬この幕にコタツを仕込んでコタツ寝した仲間がいたくらいですから笑
この年の春先に新潟で散々雨天のキャンプをした時にドロドロになった地面に草を敷いたのですがこれ、やるのとやらないのでは快適性に大きな違いが出ます是非機会があったらお試しください^^
この日の荒天は確かに宿への引越しが一番安全でしたがその選択が我が家は出てこないんですよね笑
こんにちは!
半分シェルター…なるほど確かにそういう表現当たってますね^^
真冬この幕にコタツを仕込んでコタツ寝した仲間がいたくらいですから笑
この年の春先に新潟で散々雨天のキャンプをした時にドロドロになった地面に草を敷いたのですがこれ、やるのとやらないのでは快適性に大きな違いが出ます是非機会があったらお試しください^^
この日の荒天は確かに宿への引越しが一番安全でしたがその選択が我が家は出てこないんですよね笑
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