今年3月28日が君のキャンプデビューだった







戸惑いやドギマギは伝わっていたけれど

君の目は輝きっぱなしだったのも

見逃してなかったよ。







ストーブ好きはこのデビューキャンプから

始まったんだったね。







里親さんに連れられて

初めて我が家に来た日の君は

完全にパニくって







事あるごとにソファの下に隠れ

数日の間、ソファの下が

君のシェルターだった。

あの頃から大人びた表情だったり







あどけなさのある表情を

見せたりしていた。







デビューキャンプの凍える寒い朝

私の懐で喜びの声を上げた君を見て







立派なキャンプ猫になる事を

私たちは確信したものだ。







それからと言うもの







週に一度のキャンプは







君を大きく成長させてきたと思う。







色んな人からチュールを貰い







誰に抱っこされても

嫌がらない猫になった。







万が一、私達夫婦二人の身に

不測の事態だとか不慮の事故が

起こり君の面倒を見れなくなったとしても







君は誰にでも懐き誰からも可愛がられる

そんなポテンシャルを授けたから大丈夫







ようやく寒い冬も去り

暖かな春が訪れた時

それは起こった。







まさか君の写真がスマートニュースに

掲載されるとは思わなかったけど

この写真を選んだ人の気持ちは分かる







可愛いいは世界共通の感情







キャンプは益々君をやんちゃに育て







新しい遊びをどんどん開発する君







焚火を恐れる事もなく

もちろん近づくこともない賢さも

兼ね備え







訪れた初めての絶景キャンプ

先代猫ナツお姉ちゃんも行った

神割崎キャンプ場







ある意味君の凄さは

車にとことん強い事だと知った。







長距離の移動も寝て過ごせる

君の逞しさのお陰で







東北各地の美しい景色を







私達もこの一年楽しめたよ。







このキャンプを境に

早熟な君の避妊手術をする事に

キャンプ場の野良ちゃんと

ついつい仲良くなっちゃうから







包帯をぐるぐる巻きにされた君は







言っちゃぁ悪いがどこかファニーで

かわいそうなのだけど

術後衣でゆるキャン△を観る

君には笑うしかなかった。







術後の回復を待って訪れた

吹上高原では







凄まじい嵐に遭ったけれど







君はもちろんへっちゃら







この一年、東北を二周半して思った。







君には

『日本一絶景を観た猫』







そんな称号を授与しようと思う。

何せ多くの人間でさえ足を運ばない様な

秘境を訪れているわけだから







年明け1月16日で満一歳

日本一絶景を観たキャンプ猫こむぎちゃん







メリークリスマス！
(プレゼントありがとうございました！)



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