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今日もどこかで野遊びを…

とある夫婦の野遊びの記憶です

数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ

   

2年ぶり?いいや3年ぶりとなる

ソロ出撃だった。

2月と言えば、商業成績はドン底まで落ちる月と

昔から言われているが…あり得ない暖冬のせいか?

はたまた何かのイタズラか?

12月を超える忙しさの一週間だった。

終わってみれば…

妻も私も疲れ過ぎてボロボロだったけれど

この達成感はたまらない



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



そんな週末が終わり、さて今週はどこで

癒しをもらおうか?

そんな状況だったのだが…妻の膝の調子が宜しくなく

「私、養生しないと来週ダメっぽいから一人で行っておいで」

そんな言葉で起こされた日曜朝だった。

我が家のキャンプリーダーである妻が

二週連続でブレーキとは…前代未聞ではないが

由々しき事態である事は明確。

「具合悪いわけじゃないし唐揚げ作ったりしないから 笑」

ダメ押しのひと言に「ならば行ってやろうじゃない一人で」

そんな決意のもと行き先を考える事となった。

空は真っ黒、雨がシトシトと降る気の重い出撃だった。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



暖冬だろうがそうじゃなかろうが

この時期に営業しているキャンプ場など

数が限られるわけで少ない情報から

以前に冬でも張ってる人がいると聞いていた某所に着いた。

…のだが…原則として11月までで終了

トイレ入口は板で塞がれ終了の告知があった。

無論、雨の日曜日、キャンプ場としての認知も低い場所

幕営する人の姿は一人もいない。

ひと気のないこの雰囲気は最高で荷物を降ろしかけたのだが

『今日はお腹がゆるい』

見苦しくも重大な理由でペンディングし

次の候補地へハンドルを切った。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



次の候補地は過去に何度か足を運んでいる

安達太良野営場

だが状況は同じだった。

人の姿はなく絶好のチャンスではあったが

とにかく私はお腹がゆるいのだ。

トイレが使えなければ身もふたもない。

二箇所をペンディングとなると気力も萎えるというもので

結局辿り着いた先はそこから20分の

『フォレストパークあだたら』だった。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



東北キャンプ、高規格の頂点に君臨する

フォレストパークあだたらでソロ?

妻に心から申し訳なく思ったが仕方ない。

このキャンプは重要な道具のデビューが待っているわけで

雨がシトシトと降ろうがどんなに風が強かろうが

デビューを成し遂げる事そのものがモチベーションだった。



その道具…

言わずもがなOzpigである。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



設営完了と同時に何でもできる状態にしておくために

クローズドに張ったTATONKAの設営後直ぐに火入れを行った。

鉄製ストーブは本体が温まって初めて

真価を発揮するものである。

逆を言えば、本体に熱が回らないと

立ち消えもあるし煙も出続けいい事はない。

火入れを行なうと同時並行し荷物のセッティングを終え

ここまで38分、普段のキャンプの三分の一のシンプル設営

このキャンプー熱源は唯一Ozpigのみ

タープ下設置のためテント内は熱源ゼロで挑む

寝床はコット + サーマレスト + シュラフという体制

シュラフはノースフェイスブルーカズー(旧型)である。





数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



着火は焚火と同じ要領

焚火の場合は細薪から徐々に徐々に

太薪へ炎を大きくしてゆくためバトニングが必要になる

と言うのはもちろんガストーチを使わない私のやり方。

薪ストーブの場合は

吸排気があるためある程度の熱さえあれば

太薪にも直接着火ができるため着火材を使用する事に



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



…と言っても着火材として使うのは

妻が飲み空けたいいちこのパックである。

ガムテープなども代用できるが

2年前イベントで知り合ったインスタの

true_blueさんのお知恵を拝借した。

この方法は実に効率が良く焚火の着火にも有用に思うが

焚火に関してはこの時期は松葉だとが

枯葉などを使用して雰囲気ある着火が私好み。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



初めての薪ストーブ火入れというのは

初めての焚火と同様まごつくシーンも散見されるもの

ここで発火の考え方について改めて整理をしておこうと思う。

先ず…薪の成分は100℃を超えると水分が

揮発し始め、200℃を超えた辺りから成分の分解が

盛んに行われ可燃性ガスが発生する。

さらに260℃以上になると酸素と反応して引火する。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



可燃性ガスの中には数百℃を超えて引火するものもあり

焚火の場合は可燃性ガスの一部だけを燃やしている状態にあり

可燃性ガスのほとんどは煙と共に分散され

逃してしまっていると言える。

一方、薪ストーブの場合は限られた空間の中に

高温状態が連続的に作り出され

発火温度の高い可燃性ガスも含めて燃やすことが可能となり

燃焼効率は格段に上がる。

例えばOzpigの様に3mm厚の鉄製などの場合は

蓄熱が大きいためこの効果を存分に発揮すると考え得る。



つまりは、庫内温度をとにかく上げるという考え方が

合理的であるため着火は薪に直接ガストーチではなく

着火材を使い庫内温度の上昇を同時に狙う

というのが正解と判断した。

って点いてしまえば結果は同じ事だけど…。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



因みに常設の鋳鉄製薪ストーブの中には

二次燃焼の装置のあるストーブもあり600℃を超えて

発火する可燃性ガスを燃やすことが可能なものも多いが

キャンプストーブの殆どは1次燃焼の高効率化商品が殆どであり

煙突からモクモクと煙が出ている状態は

着火時や新たな薪投入による不完全燃焼多発時という解釈。

炎の状態と煙突の煙との相関関係を

観ながら、私のキャンプ薪ストーブの第一歩が

スタートした。

「タープ下で良かった」と率直に思う。



今回の出撃は過去のソロ出撃と同様


メガホーンII + TATONKA1TC


やりたい事を成し楽しめる事を増やすのがソロキャンプ



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



TATONKAはクローズドのシェルター張りという事で

メガホーンIIとの連結はガイロープで行った。

冬のあだたら…強風が心配だったので

メインポールにはハイランダーの極太の奴

これ、元々は陣幕用に購入したものだが…



実は最大長可変の大きなボタンが物凄く気に入っていて

何かのメインポールとして使いたいと思っていた。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



この手のベーシックな道具ほどこれまで

SP社などの一流と呼べるメーカーを選んできたけれど

このポールは実に堅牢強靭秀逸使う先を選ばないため

満を持して採用

1TCが風に煽られても耐えてくれるだろう。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



馴れ親しんだ高規格キャンプ場

フォレストパークあだたら と Ozpigに乾杯

もちろん自宅に残した妻にもLINEで

この進捗進展を共有しこのキャンプを分かち合う。



数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ



数年ぶりとなるこのソロキャンプ…

設営だけでも既に充分楽しいけれど

この後も絶対に楽しくなるに違いない


これだからキャンプはやめられない




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この記事へのコメント
雪がないですね(>_<)
にひきさんのソロって私は初めて拝見すると思います(^^;
メガホーンが新鮮♪
お腹が緩いが為に、東北随一の高規格キャンプ場でソロとは羨ましいです。

ササシンササシン
2020年02月18日 13:06
ササシンさん

こんにちは!
雪は全くない今年の福島です汗
二本松方面二箇所狙いで両方ともトイレがダメ
心が折れまして帰宅しようかとも思ったんですけどね笑
もともとお腹弱くてひどい時は1日に5回以上
トイレが必要になるので便秘の方が羨ましいです^^
メガホーンの中…コットだけの仕様で
むしろ陣幕+タープ泊で良かった気がしまた笑

劇団にひき劇団にひき
2020年02月18日 13:15
おお!新たなスタイルですね。ここまでストーブに寄って座れば焚火よりも暖かいのでは?

トイレもすぐ裏にあってさぞご安心だったコトでしょうが、やっぱりあだたらに奥さまがいないのは少し寂しいですね。どうぞご自愛下さいますようお伝えください。
今年もシメはやっぱり「赤いきつね」でしょうか?私はこのうどん食う度に1回目のソロが頭に浮かんでしまうようになっています。ww

Suika with CSuika with C
2020年02月18日 16:06
Suikaさん

こんばんは!
あだたらに1人で一泊というのは
なんだかもったいない 
という気持ちで一杯でした汗
ソロならばその辺の野良で十分  
そもそもそういう立ち位置ですので
とんでもない贅沢をした気分です笑
妻のいないキャンプも随分久しぶりで
普段どれだけ助けてもらっているかを
確認できたキャンプでもありました^^
〆…用意してくれてたのですが
全く行き着かず撃沈でした汗

劇団にひき劇団にひき
2020年02月18日 18:06
久々のソロキャンで薪ストの火入れ式とは、
なんとも贅沢キャンプですね。(楽しそう^^)

でも・・LINEで奥さんに進捗報告してる感じは、
ひょっとしてちょっと寂しくなってません?(爆)

ジュウシンジュウシン
2020年02月18日 21:33
ジュウシンさん

こんばんは!
そもそも高規格キャンプ場でソロって
時点でとんでもな贅沢野郎と思いまず笑
慣れ親しんだ場所なだけに寂しいか…
と言われると寂しいわけではないのですが
夫婦の間に報告の義務の様なものも
ありまして…笑
もちろん共有できる相手が隣に
いるというのが一番に思います^^

劇団にひき劇団にひき
2020年02月18日 21:51
ども!
んっ、劇団さんがメガホーン⁉︎
とても新鮮×2
pigは鉄板厚3mmもあるのですね。
蓄熱効果はいかがでした⁉︎
鎮火からも熱さは保ってくれましたか。

その後、奥様の容体はいかがでしょうか⁉︎

一輪駆動一輪駆動
2020年02月18日 23:58
こんにちは。
かっこいい雰囲気の中で、おなかがゆるい、に笑ってしまいましたよ。

わたしも自宅ではバーモントのアンコールを、キャンプではOzpigを使っています。
ファイヤーサイドからの再販でまた人気が出そうですね。

最初に一気に温度を上げないと正面から煙が逆流するんですよね。
タープ下ならまだしも、テント内だとあっという間にもくもくに(笑
自宅では牛乳パックで着火することが多いですが、キャンプでは素早く確実に着けたいのでファイヤースターターを使用しています。
家の薪ストーブのようにじっくりゆっくり燃やすのは非効率、じゃんじゃん燃やして使うのが良いのかな?と感じていますが、にひきさんの見解を楽しみにしています。

タープ下で薪ストーブ&テント内熱源ゼロ、の方が設営も管理も楽そうですね。
何分主人が寒がりなので、お断りされそうですが(笑

みっけみっけ
2020年02月19日 09:57
一輪駆動さん

おはようございます!
メガホーン^^
久々に自幕として使いました笑
ここ数年はゲスト用の幕になってましたが
使ってみれば色んな思い出のある幕で手離せませんね^^
Ozpig…自宅の薪ストーブには到底及びもつきませんが
十分楽しめるストーブですしいくつかアイデアも
実践しまして楽しい楽しいソロの一夜になりました!
妻…このところ外科的な怪我が自業自得な感じで
繰り返してまして今週中には完治してくれるといいのですが
ご心配ありがとうございます!

劇団にひき劇団にひき
2020年02月19日 10:53
みっけさん

ご無沙汰しておりました!
コメントお待ちしてましたよ^^
購入にあたりみっけさんの過去記事何度も何度も
拝見させて頂きました!重ねて御礼申し上げます!
おっしゃる通りでOzpig…一気に本体の熱を上げていかないと
初っ端は全くドラフトが起こらない感じで笑っちゃいました^^
多分煙を恐れず上蓋を一部開放して着火するのが
火の回りも早くて楽なんだろうなぁと…そんな印象
恐らくですがウチは夏でも冬でもオープンタープが信条ですので
今後もタープ下で使って行くことになるのですが
買ってよかったと思っております^^
やっぱり鉄製は最高ですね!
今回メガホーンのソロでしたがテント内熱源なしならば
いっそテントも必要ないもんだとちょっと
タープ寝の方の気持ちがわかりました笑
撤収は30分ほど…焚火台を片付ける感じで
灰は残してで撤収なので思ったほど大変なこともなく
ただ重さは老体にはこたえます…汗

劇団にひき劇団にひき
2020年02月19日 11:03
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数年ぶりのソロ出撃は薪ストーブキャンプ
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