「夫婦二人でキャンプっていいよね〜！」

夫婦仲の良いご夫妻、運命を受け入れシングルとなったバツイチさん

そして結婚を控えた独身女性などからよくよく言われる台詞だ。

そう言われるたびに「そりゃぁもう最高に楽しいよ」と答えている。





先日のこと

名実共に夫婦不仲で通っている知人（御主人）と

またしてもそんな話題になり妻が言った。


妻「子供はいつか大きくなって女の子なら結婚して

いなくなっちゃうんだよポツンって夫婦二人残された後

どーするつもりなの？」


御主人「どうするったって、どうにもなんないべぇ」


私「二人で過ごして楽しいと思える何かがないと別れるな」


御主人「そうなったらそうなったでしょーがないよ」


妻「そうなる前にやることあるでしょ！」








「それがキャンプ！」








苦笑する私を尻目に妻は続けた。

「だいたいただでさえ不仲で子供だけで繋がってるなんて

あまりに人生つまんないじゃない？

夫婦二人でキャンプに行って綺麗な景色見たり

感動を共有したりとか、そういうのって大事な事だと思う」







その剣幕たるやなかなかのもの

キャンプ地でしょっ中、小競り合いをしている夫婦の片割れとは思えない笑



ただ…考えてみれば確かにその通りだと思った。

人生は何某かの目標なり目的なりやるべき事があった方が

張り合いになるしモチベーションにもなるってもんだ。

それが仮に夫婦二人の共通の趣味だったとすれば

人生そのものを変えるパワーになることだってあり得る話だ。







幸いにも我が家にとってのそれはキャンプであり

夫婦間のあらゆる誤解を解いたり共通の考え方を導く

大切な共有の時間となっている。

そういうコトが共有された夫婦はそうではない

夫婦とは明らかな違いがあると思うのだ。







円満のために夫婦揃って毎週のように旅行に行こうったって

経済的な自由が失われるだけだが、キャンプとなれば話は違う。

ちょっと贅沢な週末のディナー程度の費用で温泉や絶景を楽しむ

宿泊ができると考えればこんな安く上がるレジャーはそうそうない。







それなりの初期投資さえしてしまえば最低でも50泊程度辺りまで

追加投資要らずで楽しめてしまうのがキャンプ

場所さえ選ばなければちょっと郊外に足を運べば

無料のキャンプ場など数多あるからだ。







ここで肝心なのは、それなりの道具を選ぶこと。

数回使ってガタやヤレが出るような道具は買ってはいけない。

これをやってしまうといつまでたっても投資に際限はなく

いつの間にか自宅の片隅に道具部屋なるものが出来上がる。

ちゃんとした道具は道具部屋に押し込まずインテリアになる

そう考えると道具選びは捗（はかど）るはずだ。







話が逸れたが、これまで撮りためたキャンプ写真を

冒頭の「夫婦二人でキャンプっていいよね〜！」

と私達に言う方々になるべく見せるようにしている。







虫が嫌いだとか、汚れるのは嫌だとか言いそうな人に限って

「こんなキャンプならばしてみたい」

…とたいてい言葉に出して言うことになる。







先にちゃんとした道具という話の脱線があったが

見栄えの良いキャンプじゃなくとも絶景にお目にかかれるようなソレは

実は大半の人が「やってみたい」と思うものなのだと最近知った。







まだコレをやっていない人はたいてい

ただなぁ〜とか、だってなぁ、でもなぁなどと

常にやらない方法とやれない理由を考えている。

人生は一回こっきり

やってみてからそれを考えても遅くはないと私は思う。

迷っている時間と暇があったなら先ず実行に移す

それはビジネスにおいては成功の秘訣でもある。

頭は身体の一部であり考えると同時に動くことは

摂理に反するわけがないと思う。







なぜ、こんな話をブログでわざわざ綴る事になったかというと

月曜の出勤前、人生で最も鮮やか、かつ、とめどない脂汗の出る

最高に強烈なギックリ腰を患ったから

普通に動けた自分をつくづく懐かしく思っている。

今、最も眩しく見える


それがキャンプ





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