手間がかかる事というと大抵、敬遠したり、面倒だったりとネガティブな発想に陥るものだが、世の中には、その手間という部分がたまらなく面白かったり、愛着に繋がることが沢山ある。




特に趣味の分野における手間暇というのは、それ自体が楽しみになったりするのだから人の感情や性向というのは複雑に出来ているものなのだと思う。





これまで趣味という趣味など持ち合わせず、人から趣味は？と尋ねられるとカラオケや飲酒などと、のたまっていた私だが、正直そのような誰もがお金を使うような平凡なアクティビティを趣味だと語ることを気恥ずかしく思っていた。




趣味というのは元来、惜しまずお金を投入できたり、衝動的にそれに対して散財したり、四六時中、頭から離れなくなるほどのめり込んだり、脳の右端から左端まで使って知恵を搾り出したり、感情を大いに揺さぶられたりするモノというイメージがあった私は、そんな手間暇を楽しめるようになって初めて趣味人として人生を楽しめる。。。そんな考え方になった。

なぜなら、本物の趣味が出来たから。




このような事を、かくもロジカルに考えたこともなければ、それを熟考する事もなかった人生からは180度の方針転換、私にとって、それはまるで革命的な出来事のように、毎日、毎日それが頭から離れない状態にまでなった趣味と呼べる趣味が最近出来、まさに私の人生は5倍豊かなものになった。

それがキャンプ




夏に携行していたガス缶が爆発して夫婦で重度の火傷を負った、秋には台風のような暴風雨に見舞われテントは傾き一睡も出来ないような夜を経験した、羽蟻の大群に襲われた事もあった、兎に角こっ酷い目に何度も遭ってきたのに、それでもまた行きたくなる。

それがキャンプ




我が家の趣味はキャンプであると自認し始めたころから、一つ肉体的な悩みを抱えた。

無理な態勢や手荷物の過重に耐えかねて左手首に腱鞘炎を発症したのだ。そのうち左をかばい過ぎて右手首も腱鞘炎を発症した。結果、平日はいつも手首に湿布をし、週末痛みが和らぎ土日を終えるとまた腱鞘炎再発という日々を過ごしている。痩せ我慢しているが正直ツライ。

それがキャンプ




趣味とは、持てる金と時間の全てを費やし、肉体的犠牲をともなっても、ソコに余りある価値と満足を見出し、さらに傾倒していくものと私達は知った。




当ブログは、そんなキャンプにダダハマりした夫婦の記憶を記したブログです。皆様どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m



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