キャンプ最強ウィスキーを片手に湖畔キャンプ 北海道キャンプ旅 act 5
天気はイマイチだけどかんぱーーーい!

やっと風不死岳(ふっぷしだけ)の山頂が見えてきた。

天候は悪化の予報、雨風を恐れ
一歩手前を拠点とした。

この場所に張って良かったとしみじみ思う大雨が
夜を待ってから降り出した。
昨夜の予報にはなかった通り雨のせいで
歌才オートキャンプ場は雨撤収となった。

キャンプ場に別れを告げ
三日目は一路、支笏湖を目指す。

道中に姿を現したのは羊蹄山
なんと形の良い山か…蝦夷富士という名称に心底納得をした。
東北に会津富士、出羽富士、南部富士、津軽富士とあるが
21の時に観た知床富士と一昨日の北海道駒ヶ岳を合わせれば
東北以北のご当地富士はほぼほぼコンプリートなのが嬉しい。
小さな感動を妻に伝えると
「誰と行ったの?」
何?この疑い?
「えっとぉ男!大学の友達っす!」
山が見えるとなぜかテンションが上がる夫婦二人。
妻のテンションはどちらかといえば情念に近かった。
そもそも羊蹄山を眺めるキャンプが
当初予定に組み込まれていたのだが

三つ子の台風の報道を受け
この地のキャンプはペンディング
支笏湖二泊、札幌着でホテル一泊という変更を
きじひき高原キャンプ場で行なっていた。
当初予定ではホテル泊はせず、この日は
ニセコサヒナ一泊の予定だった。
キャンセル料を取られる事になっていたので
どうやって料金を支払えば良いのかを
キャンセルの申し出と同時に伺うと
台風など荒天の予報時はその適用から外れるとの事だった。
支払いがなくなったのはとてもありがたいけれど

羊蹄山を眺め思えば…「キャンセルするのはもったいなかった」
…になってしまうのはキャンパーの性。
道の駅で生鮮野菜を仕入れ次の目的地へ向かった。

辿り着いたここは道の駅 名水の郷きょうごく
この道の駅が凄かった。
ここで名水を汲み今宵の酒を美味しく水割ろう
ただそれだけの魂胆だったのだ…それが

「何このヴィジュアル!!!」
途中から雨は止み曇り空での到着だったのだが
滝水から溢れる靄(マイナスイオン…化学的な根拠はないと思ってます)に
場内の水汲み客がわいていた。

美味い不味いの判断力は完全に失われ
絶対にこの水で作る水割りはド級の
ものになるとしか思えない。
これは自らかかった洗脳に近かったけれど
実際美味かったのは言うまでもない。

初日ハイボールで空いた
ウィルキンソンソーダのペットボトルに
汲んだ名水を飲みながら小雨の中を突き進む。
やがて湖が現れた。
Googleナビには到着まで残り五分の案内が

標識を曲がり不安になるほど薄暗い森の中のダートを進み
管理棟前にあるゲートでその場でチェックイン

天気がイマイチだったので感動は少ないが
「いい湖だ」直感的にそう思った。
管理人さんの話では(雨で)この時期では珍しいくらいの
人の少なさだったらしい。
なるほど人口200万人を擁する札幌近郊にあって
疎らなこの雰囲気である。
超絶ラッキーである。
さぁてどこに幕営しようか…
初めての営地で張りたい所に張れると言うのは
この上ない幸福である。
サイト全景を見るために一回りし
出発地点に帰ってきた。

今夜から大荒れの予報を考えると
湖岸に幕営するのは経験上宜しくないと判断。
一歩下がった林間を今宵のキャンプ地とした。

もちろん支笏湖も見えるプレミアムな景色

早速乾杯をしこれから始まる二日間をどう過ごすか?
そんな会議が始まった。
札幌近郊の人気キャンプ場である。
管理人さんの話では今日明日の人出はさほどじゃないが
明後日、撤収日は朝からとんでもない事になる
そんなニュアンスだった。
どうやら土曜日in予定の電話が鳴り止まないとのこと。

土曜は撤収なのでどんな事になっても
気は楽だった。
生のまま食べられるトウモロコシを頬張り

「天候にかかわらず週末は混むんだろうなぁ」
言った言葉もどちらかと言えばこの時点では他人事
これほど空いてるキャンプ場がまさかあれほどの
事態になろうとは知る由もなかった。

北海道に上陸したのが三日前

美笛で湖を眺めながら封切りをしようと
ズーーっと我慢し続けた1本を手に取った。

この日のために仕入れ
最終キャンプ地で飲むと決めていたウィスキー
スモークヘッド シェリーボム

長々しみじみとことんジックリ眺め

ストレート→ロック→トワイスアップ
そしてハイボールといつもの調子で
どの飲み方がこのモルトの良さを引き出すのか
シチュエーションを考えながら飲み進めた。

ここ1年取り憑かれたようにハマったスモークヘッド
私にとってキャンプ最強ウィスキーという位置付けだが
シェリーボムはシェリー樽独特の甘さが際立ち
攻撃的なくらいのスモーキーさは
上品に包まれているかのような印象
まぁこれはこれで死ぬほど美味いんだけど
焚火はまだ点けていないけれど
口の中は煙たさで一杯になった。

いつもこいつがあったなら
どこに行ったって最高のキャンプになる。
そんな確信を持った美笛キャンプ場のスタートだった。

にほんブログ村皆様の励ましにいつも感謝しております!

やっと風不死岳(ふっぷしだけ)の山頂が見えてきた。

天候は悪化の予報、雨風を恐れ
一歩手前を拠点とした。

この場所に張って良かったとしみじみ思う大雨が
夜を待ってから降り出した。
昨夜の予報にはなかった通り雨のせいで
歌才オートキャンプ場は雨撤収となった。

キャンプ場に別れを告げ
三日目は一路、支笏湖を目指す。

道中に姿を現したのは羊蹄山
なんと形の良い山か…蝦夷富士という名称に心底納得をした。
東北に会津富士、出羽富士、南部富士、津軽富士とあるが
21の時に観た知床富士と一昨日の北海道駒ヶ岳を合わせれば
東北以北のご当地富士はほぼほぼコンプリートなのが嬉しい。
小さな感動を妻に伝えると
「誰と行ったの?」
何?この疑い?
「えっとぉ男!大学の友達っす!」
山が見えるとなぜかテンションが上がる夫婦二人。
妻のテンションはどちらかといえば情念に近かった。
そもそも羊蹄山を眺めるキャンプが
当初予定に組み込まれていたのだが

三つ子の台風の報道を受け
この地のキャンプはペンディング
支笏湖二泊、札幌着でホテル一泊という変更を
きじひき高原キャンプ場で行なっていた。
当初予定ではホテル泊はせず、この日は
ニセコサヒナ一泊の予定だった。
キャンセル料を取られる事になっていたので
どうやって料金を支払えば良いのかを
キャンセルの申し出と同時に伺うと
台風など荒天の予報時はその適用から外れるとの事だった。
支払いがなくなったのはとてもありがたいけれど

羊蹄山を眺め思えば…「キャンセルするのはもったいなかった」
…になってしまうのはキャンパーの性。
道の駅で生鮮野菜を仕入れ次の目的地へ向かった。

辿り着いたここは道の駅 名水の郷きょうごく
この道の駅が凄かった。
ここで名水を汲み今宵の酒を美味しく水割ろう
ただそれだけの魂胆だったのだ…それが

「何このヴィジュアル!!!」
途中から雨は止み曇り空での到着だったのだが
滝水から溢れる靄(マイナスイオン…化学的な根拠はないと思ってます)に
場内の水汲み客がわいていた。

美味い不味いの判断力は完全に失われ
絶対にこの水で作る水割りはド級の
ものになるとしか思えない。
これは自らかかった洗脳に近かったけれど
実際美味かったのは言うまでもない。

初日ハイボールで空いた
ウィルキンソンソーダのペットボトルに
汲んだ名水を飲みながら小雨の中を突き進む。
やがて湖が現れた。
Googleナビには到着まで残り五分の案内が

標識を曲がり不安になるほど薄暗い森の中のダートを進み
管理棟前にあるゲートでその場でチェックイン

天気がイマイチだったので感動は少ないが
「いい湖だ」直感的にそう思った。
管理人さんの話では(雨で)この時期では珍しいくらいの
人の少なさだったらしい。
なるほど人口200万人を擁する札幌近郊にあって
疎らなこの雰囲気である。
超絶ラッキーである。
さぁてどこに幕営しようか…
初めての営地で張りたい所に張れると言うのは
この上ない幸福である。
サイト全景を見るために一回りし
出発地点に帰ってきた。

今夜から大荒れの予報を考えると
湖岸に幕営するのは経験上宜しくないと判断。
一歩下がった林間を今宵のキャンプ地とした。

もちろん支笏湖も見えるプレミアムな景色

早速乾杯をしこれから始まる二日間をどう過ごすか?
そんな会議が始まった。
札幌近郊の人気キャンプ場である。
管理人さんの話では今日明日の人出はさほどじゃないが
明後日、撤収日は朝からとんでもない事になる
そんなニュアンスだった。
どうやら土曜日in予定の電話が鳴り止まないとのこと。

土曜は撤収なのでどんな事になっても
気は楽だった。
生のまま食べられるトウモロコシを頬張り

「天候にかかわらず週末は混むんだろうなぁ」
言った言葉もどちらかと言えばこの時点では他人事
これほど空いてるキャンプ場がまさかあれほどの
事態になろうとは知る由もなかった。

北海道に上陸したのが三日前

美笛で湖を眺めながら封切りをしようと
ズーーっと我慢し続けた1本を手に取った。

この日のために仕入れ
最終キャンプ地で飲むと決めていたウィスキー
スモークヘッド シェリーボム

長々しみじみとことんジックリ眺め

ストレート→ロック→トワイスアップ
そしてハイボールといつもの調子で
どの飲み方がこのモルトの良さを引き出すのか
シチュエーションを考えながら飲み進めた。

ここ1年取り憑かれたようにハマったスモークヘッド
私にとってキャンプ最強ウィスキーという位置付けだが
シェリーボムはシェリー樽独特の甘さが際立ち
攻撃的なくらいのスモーキーさは
上品に包まれているかのような印象
まぁこれはこれで死ぬほど美味いんだけど
焚火はまだ点けていないけれど
口の中は煙たさで一杯になった。

いつもこいつがあったなら
どこに行ったって最高のキャンプになる。
そんな確信を持った美笛キャンプ場のスタートだった。

にほんブログ村皆様の励ましにいつも感謝しております!
この記事へのコメント
どうもこんばんは
ここで満をじしてのシェリーボムの投下ですか!!
ランブルスコもそうですが、相変わらずですがいったい北海道に何本持参してったことやら・・・
焼き物中心とは言え、景色は違えど楽しみ方は不変なキャンプは、
さすが「劇団ふたり」ですね!!
ここで満をじしてのシェリーボムの投下ですか!!
ランブルスコもそうですが、相変わらずですがいったい北海道に何本持参してったことやら・・・
焼き物中心とは言え、景色は違えど楽しみ方は不変なキャンプは、
さすが「劇団ふたり」ですね!!
こんばんは。
今頃は どこのフィールドで お気に入りのウィッキーをお楽しみでしょうか。私たちも 東北震災前の2010年8月末に 1週間かけて気ままな北の大地の旅をしました。思えば 富士山より東(北?)にテントを張りましたー^^;。高速道路が都市部通過を除く1000円だった頃で 青森港まで まだかまだかと ひたすら走った記憶があります。フェリーから函館港の夜景が見えた時は興奮しましたね。到着後の道南は蒸し暑く 北海道ってこんなに暑いのかって思いました。上陸後は テント場が見つかれば設営し なければ車中泊の気ままな旅でした。
メジャーな観光地 ルートは避け 北の大地を思いのままに駆け抜け周り
ました。今や一部ダムに沈んだ かつては炭鉱都市だった 夕張市から富良野へ抜ける大夕張ルートR452は忘れられません。
周遊中の車のトラブルに対応してくださった網走の修理工場の方々 せっかく内地から来たのだからとタンチョウ鶴の巣を教えてくれた 釧路のカップル。
北の大地は 1週間ぽっちでは語れられない 魅力があります。
どうぞお気をつけて! ステキな旅になりますように。
今頃は どこのフィールドで お気に入りのウィッキーをお楽しみでしょうか。私たちも 東北震災前の2010年8月末に 1週間かけて気ままな北の大地の旅をしました。思えば 富士山より東(北?)にテントを張りましたー^^;。高速道路が都市部通過を除く1000円だった頃で 青森港まで まだかまだかと ひたすら走った記憶があります。フェリーから函館港の夜景が見えた時は興奮しましたね。到着後の道南は蒸し暑く 北海道ってこんなに暑いのかって思いました。上陸後は テント場が見つかれば設営し なければ車中泊の気ままな旅でした。
メジャーな観光地 ルートは避け 北の大地を思いのままに駆け抜け周り
ました。今や一部ダムに沈んだ かつては炭鉱都市だった 夕張市から富良野へ抜ける大夕張ルートR452は忘れられません。
周遊中の車のトラブルに対応してくださった網走の修理工場の方々 せっかく内地から来たのだからとタンチョウ鶴の巣を教えてくれた 釧路のカップル。
北の大地は 1週間ぽっちでは語れられない 魅力があります。
どうぞお気をつけて! ステキな旅になりますように。
chaiさん
こんにちは!
三日目にしてとっておきの登場です^^
これ、太目のボディは相変わらずですが
味わい自体はおとなし目の印象でした^^
ちなみにランブルスコは箱で持参しましたので
数本残しちゃいましたが初の10本越えでした笑
こんにちは!
三日目にしてとっておきの登場です^^
これ、太目のボディは相変わらずですが
味わい自体はおとなし目の印象でした^^
ちなみにランブルスコは箱で持参しましたので
数本残しちゃいましたが初の10本越えでした笑
V90さん
コメントありがとうございます!
本日は福島の安達太良撤収でした^^
返信遅くなりましてすみません。
高速1000円…懐かしいですねー!
あれは是非もう一度体験したいものですが
ジャストタイミングで北海道周遊は素晴らしいですね!
夜の入港だとなるほど函館の夜景が綺麗でしょうね^^
我が家は夜に函館を立ちましてイカ釣り漁船の光に
ときめいたりしました^^
気ままなキャンプ旅はほんといいものです!
コメントありがとうございます!
本日は福島の安達太良撤収でした^^
返信遅くなりましてすみません。
高速1000円…懐かしいですねー!
あれは是非もう一度体験したいものですが
ジャストタイミングで北海道周遊は素晴らしいですね!
夜の入港だとなるほど函館の夜景が綺麗でしょうね^^
我が家は夜に函館を立ちましてイカ釣り漁船の光に
ときめいたりしました^^
気ままなキャンプ旅はほんといいものです!
ども!
ご当地富士…
霊峰への憧れは様々な地にあったのですね。
靄のたなびく中で名水を汲む…
水割りはもちろん美味しかったのでしょう。それにはこちらの靄の映像も加味されたのでは。
思い出は味一つにもオプションを加味してくれますよね。
深い…
タマラン…。
ご当地富士…
霊峰への憧れは様々な地にあったのですね。
靄のたなびく中で名水を汲む…
水割りはもちろん美味しかったのでしょう。それにはこちらの靄の映像も加味されたのでは。
思い出は味一つにもオプションを加味してくれますよね。
深い…
タマラン…。
一輪駆動さん
過去記事にありがとうございます!
東北キャンプと言うとあちらこちらにある湧水名水を
以前は楽しんだりしてたのですがこのところは
すっかりそういうのもご無沙汰だったので
新鮮で実に楽しい水汲みでした^^
北海道旅の中ではここが一番印象的だったかも知れません
過去記事にありがとうございます!
東北キャンプと言うとあちらこちらにある湧水名水を
以前は楽しんだりしてたのですがこのところは
すっかりそういうのもご無沙汰だったので
新鮮で実に楽しい水汲みでした^^
北海道旅の中ではここが一番印象的だったかも知れません
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