「美味しい蕎麦が食べたい！！」

福島市から土湯街道を抜け、裏磐梯エリアへと至る道中

必ずこのセリフが話題に出るのだが

早くキャンプ場に着きたい心理と、積込み終了後

朝食をコンビニで賄ってしまうため

いつもコレが叶う事がなかった我が家。

今回は念願の『蕎麦スタート』コンビニ朝食を抜き

土湯街道を驀進した。







……のだが…汗







某グルメサイトの星そこそこは

語るに及ばない蕎麦。

ピンポイントで外れを引いたが

この景色を見て全てが報われる夫婦二人







「やっぱキャンプだよね！」

そんな言葉で乾杯をした。







静まりかえった営地にはキビタキの囀りが響き

天候は上々、風もないグッドコンディション







木漏れ日がどこまでも気持ち良い。







この日のキャンプは二つのイベントを

考えていた。







コーヒー生豆の焚火焙煎と









一年ぶりとなるピザ三昧







普段なら２本目のビールを堪能しながら

美しい景色を眺め悦に浸っているところだが

早々に焚火に着火をした。







少々ムラがあるもののコーヒーの焙煎を終え







ピザオーブンのプレヒートを行った。







バトニングで細くしたバタ薪を

どんどん焚べて熾火を増やしてゆく。

炭を使わず焚火（熾火）だけで完了させるのが

本日のテーマ。



ピザはやっぱり薪の香りが

仄かにあるやつが美味いから。







一枚目が美味しそうに焼き上がった。







裏は焦げ焦げだが一枚目のこの焼き加減が成功の元







二枚目は最高の焼き上がり！







烏賊軟骨のバター焼きを仕込んだところで

管理人S君が登場した。

今夜は共に飲み明かし

情報交換をする事になっている。







いつだって料理を作り過ぎてしまう我が家

管理人S君の若い胃袋は頼もしいの一言。







見上げると木漏れ日のタープ

普段、虫が落ちてくるのを嫌って

必ずタトンカタープを張っていたものだが…

木漏れ日の気持ち良さを感じたくて

この日の設営はタープレス







前回キャンプでずぶ濡れたBIALADDIN

軽いメンテが必要だった。







ずぶ濡れ放置していたため

プレヒートカップがヴァポライザーに錆びて固着







コレを調整し







無事点灯した。







続々とピザが焼き上がり







ここで本日のゲストがくわわった。







北関東からやって来たバイカーの彼女

設営時に軽く挨拶をした後、温泉と食事に

出かけていたらしい。







ほとりの遊びばにやってきたキッカケを聞くと

Google MAPに投稿した







この私の写真だったらしい。

私達にしてみれば、まさかこのキャンプ場に

うら若き女性がたった一人で訪れたその事実に驚き

彼女にしてみれば

キッカケになった写真の撮影者がそこにいる驚き 笑







盛り上がらないわけがなく

この喜ばしい偶然の出会いを謳歌する夜となった。

『旅先での出会い』いやらしい意味じゃなく

なんと素敵なことか。







キャンプを始めたばかりの頃

グルキャンで盛り上がる多人数のサイトを

「楽しそうだなぁ」と妻と二人眺めたものだった。

その後、グルキャン仲間も沢山できて

その楽しさを大いに知ることになったけれど







我が家のデフォはどこまで行っても夫婦二人キャンプ

旅先でのこんな出会いのグルキャンは

いつだって一番素敵な夜になる。


それがキャンプ





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