冬キャンプに天気が悪くなると、大抵、幕にこもる事になってしまう。

昨年の雪中キャンプでトルテュライトに幾度となくこもった時に妻が言った。

「寒くてもいいから、外が見たい」

フロントのパネルを半分開けた。

そこから見えた景色は雪景色

吹雪いたり、晴れたり、曇ったり。

鳥も横切った。

しかし、前面パネルを開けたお陰で、幕の中の温度は５度まで下がった。

足元が冷えて仕方ないと言う妻に、真昼間からシュラフを着せた。











冬キャンプのフルクローズは、夫婦にとってはとにかく息苦しいものだった。

寒さをこらえてでも、せめて外の景色を堪能したかった。












こんな時、窓があれば…


そんな思いが形になる。












これをキッカケに、外が見える幕を選んだ。











選んだ幕は、フランス製ビンテージ

CABANON NEPTUNE 3

格子窓が前面にあり、エントランスは正面向かって左側だけに付いていてスカート付き。











前面パネル部分は前室として使えて、大人二人が狭いながらも

着席の状態で過ごす事ができる。

寒暖差が激しいと、この格子窓は曇ってしまうし霜もはるが

フルクローズ状態でも、幕の中に日差しを取り込み明るく暖かだ。











この幕は夫婦二人のキャンプを180度変えた。











窓の恩恵は大きい。

雨の日に、外に出られなくなっても決して閉塞感がない。

夜間は幕の中の灯火を窓辺に置けば、中は見えなくなる。

備え付けの純正カーテンは、何かとワイルドさばかりがもてはやされるキャンプ場に

エレガントさと優雅さを意識させてくれて、まるで別荘のような気分を味わうことが出来る。











ペグ数が多いので、設営に難儀はするが、風にめっぽう強く

フルコットンの幕の中は冬にすこぶる暖かい。

古い幕なので、様々なメンテナンスが必要だが、この幕でするキャンプは毎度プレミアム。

年の瀬となり、あらためてこの幕で、雪中キャンプをしたいと思っている。

平らな屋根なので降雪には決して強くないが、晴れの日の雪中キャンプならこれ以上の幕はない。




2015も残すところあと二日


今年一年、稚拙な当ブログを応援して下さった皆様

フィールドでご一緒して下さった皆様に心からなる感謝を捧げます。

来年はCABANONの格子窓から差し込む日差しのように明るい一年になることをご祈念申し上げます。

良いお年を！







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