その２　緊急メンテ からのつづき

2日目朝日は顔を出さなかった。


ランタンのメンテナンス後、コーヒーを淹れて一服しようかとも思ったが、安心感からか、眠気がやってきた。


朝の空気を感じたいがために、早起きしたにもかかわらず、AM7:00再び私はシュラフにもぐってしまう。


次に目が覚めたのは10時近くだった。


約3時間の惰眠。。。。


気を取り直し、お隣のテントkimu君と挨拶を交わし妻と三人で朝食を終えた。


サイトは通常の通路から約2メートル位置にあるため、kimu君エリアへの行き来がかなり面倒な事に気付いた。


お互いのサイトを一旦階段で降りて、10メートルちょっと歩き階段をいちいち登ってこんにちは…






あまりに芸がなさ過ぎる。


2メートルという高さもなかなかのもので、階段を2段ほど上がらないと死角が多く顔も見れないのだ。


これではまるで、二階のバルコニーにいるジュリエットに逢いたくて、
夜な夜な一階から愛を口説きまくったロミオのようなもの。
（シェークスピアより妄想アイデア抜粋）



そのうちkimu君から…

「おぉ劇団さん劇団さん…あなたは達はどうしてにひきなの？」

…などと、昭和のコントのような台詞が飛び交う事になりかねない…。
　まぁ　なってもいいけど

「本当は人間だから勘定する時は二人っていうんだぜ」



そこで、お互いのサイト間を繋ぐバイパスの作成（建設？工事？）に取りかかる。


地上2メートル位置にある通路


うちから見るとkimu君へ続くkimuロード






kimu君側からは我が家へ続く…





劇団にひきロード？


いまいち


劇団にひきの空中散歩道？


・・・・・・・・・・・・・・。


ちょっと長い もういっちょ！


劇ロードor　劇アベニュー？


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


なんか路線が違う


んんんんん






kimuロードと命名


頭の中ではkim ＋ バイパス ＝kimパス　でも良かったな…なんて思ったりしながら。
ランニング＋パス＝ランパス(高校ラグビー部時代の思い出：参考まで)
ID ＋ PASSワード＝アイパス(仕事が頭から離れてない！)


この後、湯沢市内観光へ出かけるのだが、この「kimロード」


夕刻にはその姿を一新することになり…とことん山豪雪キャンプの価値を300％押上げる一大イベント基地へと変貌をとげる。





先ずはメイキング画像から





40㎝ほどを掘り下げる




エリア拡大中(通信業者の決まり文句)


(墓石の業者ではありません)

だいぶ深くなり




山側は雪を盛って風避けになるようなレイアウトとした。







中央の窪み…ここに焚火台をスマートオン！






薪もセットコンプリート！





そして…火が入ると…共に…






宴のスタートだ。






フフォフォフォフォフォフォフォフォフォフォフォ


そこに…趣味の多い男が登場 合流して





ともに焚火を囲む　飲む　食う　飲む　吸う　食う　食う　食う　　飲む　飲む　飲む

ビール　ピザ　ビール　マルボロ　すき焼　ピザ　豆腐　酒　酒 酒

湯を沸かせ！お湯割りいくぜー




大した苦労ではないが、kim君と二人で作った焚火用スノーシェルターは
完璧に冷気を遮り、風も殆ど感じず、足元まで暖かかった。


ずーっとこういう事がしたかったんだよ


道具に凝ったり、テントをハイカラにしたり、燻製を作ったり、アウトドアでする事、出来る事はたくさんあるし、外で行う全てが眩しく楽しく思い出深い。でも雪の中でしか出来ないキャンパーズアクティビティを求めてスキーやボードも持たずにここに来た。

頭の中にあったやりたい事が形になった時の喜びは何ものにも代えがたい宝だ。




このひと時、この瞬間を、目に焼き付けながら

飲む　飲む　飲む　飲む　飲む　飲む　飲む　飲む　

お湯割り　お湯割り　酒　酒　酒　のど乾いてビール　酒　酒
一口ずつの解説です。酒豪と違います。

焚火を囲む半数がロレツが回らなくなってきた頃



なぜか三人？撮影者を入れて四人。


禁忌を犯す男たち




記憶は断片的。


とぎれていく。





雪灯籠に癒される。







こうして夜は更けていき、一生の思い出となる雪中キャンプのメインイベントは幕を閉じた。










使ったロウソクは仏壇用。


意識した瞬間、急に宗教色。





酒の力は偉大で、私は風呂には長く入れなかった。

私だけ先に上がって、二次会準備となった。

トルテュの中は、アルパカで暖めてあり、風呂から上がった男達を待つばかり。






「こんばんは～おじゃましま～す」


一人帰ってきた。



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ところが…




えええええええええ!？





幕のジッパーを上げて入ってきた男は

見ず知らずの男だった！！




あなた誰！？



最終回へつづく