私達夫婦二人のGWは終わり

後半から始めた仕事は大忙しだった。

思わぬ幕引きとなったGWキャンプ

いつもなら帰りたくない病に罹患する妻から

意外な一言が…


「さぁてコレで仕事頑張れるね！」


昨年までは連休のあとは楽しさが忘れられず

帰り道でもう一泊なんて感じだったけれど

本当の満足とやりきった感があると

真っ直ぐ帰れるものなんだ。



…と思ったのもつかの間







妻の目はGW明けを見ていた。

GW明けとなる7日はまんまと休みを取っており

中4日の新たな出撃を画策していた妻。







どおりで岩手タイマグラの帰り道

グズグズ言わなかったわけだ 笑

しかも天気はこのとおり。

6日はメイストームの大荒れの天気から一転

雲は多く風は残るがスカッと晴れたのだった。







風のせいで設営は難儀した。

本来ならば見晴らしの良いこのキャンプ場では

最前列に張りたいところなのだが…

何せ時折、北から吹く突風が二桁レベル

前日の雨の影響もあり水が残っている場所も

炊事棟傍まで下がると北側の林に守られ

何とかTATONKA1TCも問題なく張れると思い

普段よりもグッと下がった位置を拠点とした。







無論、この時点では貸切り

設営場所を選べるというのは何と幸せな事か…







遠くに霞む安達太良連峰と







磐梯山の織りなす稜線を眺めながら

GWキャンプの余韻を楽しむ夫婦二人キャンプ







新緑の樹々にも迎えられ

普段より下がったこの位置でも

最高のロケーション

サイトには春の小鳥の囀りが響き渡っていた。







周波数の高い囀りを探して

ナナカマドの木の中を覗いてみると

「いたいた…」







「君は確かメジロだったな」

キャンプで自然と触れ合い

見慣れない鳥や虫と出会い一つ一つ調べているうちに

これまで何とも感じなかったこれら生き物の知識が増え

その知識がキャンプの楽しみを増やす。







管理人さんの話ではGWは大盛況だったとの事

昨年よりも仮設トイレを増やしたにもかかわらず

あっという間にタンクが満杯となり

業者に連絡を入れたがGWで休業

てんやわんやの事態となり大変だったらしい。

ここをホームとする福島キャンパーさんらが

現在、このキャンプ場のトイレを常設の物にしようと

各方面に働きかけていると聞いているが

これだけの需要を抱えるキャンプ場ともなれば

もしかすると、そう遠い話ではないと思っている。







二本松市の数少ない成長する観光資源に光のあたらんことを

とか

日山キャンプ場に誉れあれ







そんな乾杯でスタートをした。







岩手折爪近くの道の駅で仕入れた

コシアブラを軽く湯がいて作った

妻特製の突き出しが絶品

「これ来年も宜しく」

季節物は調理次第で生涯の楽しみとなる。







コシアブラが旨すぎて早くもジョニーの出番となった。







「最高だ」









今年に入りキャンプ専用の靴を買い換えた。

これまでブーツを履いたりスニーカーを履いたり

本格的なトレッキングシューズにしようかなぁとか

迷走し続けたがかなり気に入っている。

タイマグラで会ったyaeさんもこれを選んでおり

内心安心した私である 笑

次第に日は傾きTATONKA1TCの濃い陰は

チェアの辺りに差し掛かっていた。







そこに新たな設営者が現れた。

私達の正面を避け最前列に居を構えていた。







西日を浴びながらここからは

このキャンプ本命のモルト達へと手が伸びて行く。







タリスカーの公式サイトでは

黒胡椒を入れたハイボールを推奨しているが



先ずはロックで楽しんで







大本命のグレンロセスを贅沢にソーダで割る



売り止めとなった今だからこそのハイボール

あり得ない贅沢を敢えてやる







それがキャンプ




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