12月に入り激務の週末の訪れ。

去年も一昨年も12月なんてこんなものだったけれど

今年は心機一転の12月。

忙しくなきゃ死んでしまう

目標は昨年を上回る忙しさ…ただこの一点







そんなモチベーションは心を身体を奮い立たせ

集中力も途切れる事なく週末を迎えた。

その代償は肉体的なダメージとなって帰ってくる年齢だし

身体は軋み悲鳴を上げているけれど

夫婦二人には行かなきゃならない場所があった。

「今週こそ雪中行かなきゃね！」

言い出しっぺは妻だった。

先週日曜は忘年会があったため出撃は断念していたため

この日曜は何としてもキャンプに行かなきゃ

そんな気持ちも仕事の一つのモチベーションである。







目指した先はちょうど一年ぶりとなる

牛野ダムキャンプ場

正確には達居森と湖畔自然公園キャンプ場って言ったかな？

設営前に缶ビールを雪に埋めるのが

冬キャンプでのお約束。







一面真っ白で美しい雪景色ながら

気温は高く5℃を超えており

そのお陰で積もっていた雪は半分が融けて

春先のような雪解けグチャグチャのフィールド状態だった。

水溜りの上に雪が乗っている…そんな状態。

コンディションとしては下の上と言ったところか。

「こりゃ冷え込んでくれないと益々状態が悪くなりそうだな」

妻に言うと案の定、荷運びの二往復目で妻のブーツは浸水したとのこと。

「雪かと思ったら足元水びたしだった…」

「何で防水防寒のブーツにしなかったのよ？」

私が尋ねると

「こんなだとは思わなくて、つか

一年ぶりで雪キャンプ忘れてたわ 笑」

どこまでも呑気な冷え性妻だった。







テントが立ち上がったあたりから

春先の雪のような湿り気の多いボタ雪が横殴りにやって来た。

風に乗って来たものではなく

真っ黒な雪雲が振らせているもの

「こりゃ今日は焚火なしだわな」

妻の足は既にしもやけ状態にあり

フィールドコンディションも悪く

風も強い。







この手の判断は早々に決着しておくのが

冬キャンプを楽しむコツの一つ

何かをやらなきゃ…そんな気持ちでいると

心から楽しめないから。







そうと決まれば話は簡単

ひたすら幕を暖め

雪景色の中の乾杯。

雪の中から取り出したビールを

上着なしで過ごせる幕の中で楽しむ

なんて乙なことか。







今日の私の楽しみはこの二本

昨今のシェリー流行りに乗って

新たにリリースされたジョニ黒の

シェリーエディションと



そもそもスモーキーとシェリーの両立を売りにする

スコティッシュリーダー。







雪は降り止まないけれど







幕の中では新兵器のお披露目があった。







大型のステンレス製リフレクター

本来は焚火をこれで囲み







ユニフレームの薪グリル的に使う目論見があった。



ちなみに幕の中でアルパカを囲んで見ると…

体感的にはアルパカが倍の熱量になる感覚があり

とてつもない効果を実感することに。

設営早々に濡れてしまい冷え切った妻の足もポカポカだ。

恐らく焚火でこれをやったなら

タープ下も倍以上の暖かさとなるはず。

妻の買い物はいつだって「こんなもの」

…と蔑むような物も多いが

驚くべき性能を秘めた特級品を見つけ出す。

昨年はスノコで代用していた焚火リフレクターだが







今年の冬キャンプはこいつでさらなる

暖かさの進化が実感できるだろう。

それもこれも全ては…











1〜2月極寒のオープンタープを楽しむため


それがキャンプ




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