コタツに入っていると、外の気温があまり気にならないものだ。

冬キャンプ、特に雪が舞うようなキャンプ地では、ついつい火気を幕の中で使用して

暖をとるのが当たり前だが、例えばトルテュライトの様な大型幕の場合

ストーブ一台では足元まで暖めるにはパワー不足の感が否めない。

氷点下の場合、芯を絞らず全開で炊いても幕の中は10℃台前半がやっと

しかも一酸化炭素中毒の危険に常に晒されている事も一抹の不安を拭えない。

こうなると、せっかくの電源サイト…気温は低くともクリーンな暖房で

足もとから暖めてぬっくりほっこりキャンプがしたくなるわけだ。

今夜は、この電源サイトを使い倒す！









冬のあだたら高原、底冷えはなかなかのもの

温泉がとにかくありがたいし身体の芯まで暖めてくれる。

…のだが

火照った身体を冷まさぬようテントに戻ると気温は10℃、通常なら寒い。

ものの10分も経てば身体は再び底冷えとの格闘だ。




コタツに入ってみる。



何？この暖かさ！！



暑くて暑くて逆に10分ほどで、直ぐに足を出すことになった。

つまり…コタツ作戦 大成功だった。



そのメイキング










テーブルは我が家の１軍カステルメルリーノを使用

100×60×H70のサイズだが、これを我が家はミッドスタイルに合うよう脚をカット
現在ハイ&ロー両用のものが販売されているが、独自仕様で脚の長さは38センチとしている。

これにシュラフをかけ









普段はラグに使っているファブリックを上掛けに使い

下敷きは
グラウンドシート→アルミ蒸着シート→電気毛布→毛布

天板は、このところ二軍落ちしていたすのこテーブルを二枚並列とした。









重要なのは熱源だ。

冬キャンプは装備が増える。

暖をとるための石油ストーブ、冷気をシャットアウトするためのシート類

そして、暖を感じるためのファブリック類が我が家はとにかく嵩張るが

妻が手放せないということで、必ず持参している。

こうなると、とにかく小型ハイパワーのエレクトロニクスが必要となるのだが…









あった！













電気布団乾燥機

しかも我が家で使用しているのは、ブーツも乾燥できるという冬キャン仕様 笑

シュラフもふっわふわになるはずだ。



そうか…キャンプのためにこいつは我が家にあったんだ。



事実は一つ解釈は無限大 できる営業マンなら誰もが知るこの言葉だが…

我が家の解釈のコアにあるのは常にキャンプ









それがキャンプ









布団乾燥機という熱源は凄まじいパワーだった。

想定通り、妻のシュラフはフッカフカ

温風はもちろんクリーンで幕内の空気を汚すことはない上、よくトイレに設置するような

セラミックヒーターなどとは風量が段違いでコタツなしに運転すると

幕の中の温度はグングン上がっていくではないか！

これには驚いた。

それでいてコンパクトで安全この上なく、蛇腹のノズルが付いているため

狙ったところをピンポイントで暖められる。

コタツで食べる何の変哲もないキャンプ朝食もご馳走になった。









今回、使用したエレクトロニクス一覧

◯ 布団乾燥機
◯ 電気あんか
◯ 充電器各種
◯ 電気タコ焼き器
◯ 電気毛布
◯ へドライヤー
◯ くるくるドライヤー


東北屈指の高規格フォレストパークあだたらの電源サイトは

ハイワッテージ家電の使用をもろともせず、ストレスのない電気供給をしてくれた。

電源使用量は一泊につき500円

無論、500円分の電気を原価で使い切ることは不可能だが…

これだけの暖かさを手に入れられた布団乾燥機コタツのおかげで

夫婦二人にとって、これまでで最も有意義な電源サイトキャンプとなったのだった。





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