週末金曜日。

仕事を終え、そのまま出撃の準備に取り掛かる。

今回も妻チョイスの福島県の穴場のキャンプ場

東北６県の天気予報を調べ週末から土日の日照時間が最も長い場所がここだった。


「赤坂の里森林公園キャンプ場」






今回のテーマは…


「新緑を愛でるキャンプ」


仙台宮城インターから高速に乗り1時間掛からない。

途中のヨークベニマルで買出しをして…


現地到着は20時近くだった。

あらかじめ電話で夜間の設営になる事を伝えておいたが…

来るかどうかも分からないキャンパーのための準備は特になく

辺りは漆黒の闇。目が慣れても月のない夜空の下は、とにかく暗かった。





プレヒートをして…





漆黒だったキャンプサイトの一部が明るく照らされた。





仕事の関係で、嬉しい事があった。

今宵はお祝いとばかりに寿司（ヨークベニマル謹製だが）





車が1台入って来た…。

警察だった。

職質…誰一人いない山の中、貸切り状態だから面倒も仕方ない…と覚悟を決めたが

サイトを見てランタンの質問をされ応答すると…感心しながらいなくなった。

不信に見えなかったのだろう。

こんな夜中に、熱心に仕事を行う警察官に敬意を送りたい気分になった。





二次会は焚火でまったりお湯割りタイム

仕事の成果をお互い報告し合い…未来の話を沢山した。





手作りの風防をリフレクター代わりに使うと明るい。





そこに現れた珍客も焚火を楽しんでいた。





前回余ったけんた薪は相変わらずハゼまくるものの、楽しい夜を盛り上げてくれた。





こうして夜は更けていき、午前三時就寝。

飲み過ぎたせいで…シュラフに入り、2分ともたずに気を失った。





翌朝は雨音で目覚めた。





降ったり止んだりのシトシト雨は嫌いじゃない。





出撃前に仙台市内某所の20年通っている珈琲店の豆を手に入れた。

到着は遅れるが、これで今回キャンプは焙煎したてのコーヒーを挽いて飲める。





キャンプ道具ではないが、これまでの人生で最も長く使っている道具の一つ

25年使い込んだコーヒーミルを持参した。

アルストは火力を抑える自作のアダプターを準備…

リンクのsijimiさんの記事を参考にする前のプロトタイプ…このキャンプで改良点を探る。





朝一豆はパプアニューギニアの深煎りをチョイス。

サイフォンの定番は浅煎りの香り高いモカや酸味際立つキリマンジャロだが今回あえて深煎りを選び苦味を楽しもうという算段だ。





上手くいった…この瞬間ジワジワ来るんだよなぁ…自然に顔が緩んでいた。





雨で濡れた蚊取り線香はニョロニョロに





絆創膏は今回の雨でも大丈夫





受付をしなくちゃな

管理棟付近からサイト全景を望む





福島の観光地は原発の影響で未だ大打撃を食らっている

このキャンプ場も除染を行い、人体に影響のないレベルまで放射線測定値は下がったが

娘さんをこのキャンプ場のBBQに誘ったら…烈火のごとく激しく否定されたと管理人さんが寂しそうに語っていた。





そんな赤坂の里キャンプ場…ネットでもあまり情報はなく

夜の設営で、全く景色も見れていなかったが…管理人さんから見所や特徴、そして珍しい植物などが生えている場所を教えて頂き散策をした。





管理人さんに教えてもらった場所に鉄仙の原生種を見つけた。





雨に濡れた新緑が美しく…ゴミ一つない。

トイレは和式汲み取りながら二重丸の綺麗さ。

地元の皆さんがこのキャンプ場の保全活動を定期的に行っているのだそうだ。


ここ気に入った。


町場も近く便利で、しかも穴場的場所で人もいないこと、そして赤松林の美しい景観

素朴で、そこそこ野性味もありインアウトフリーの一泊1テント課金で310円。

素晴らしいじゃないか！


そんな会話をしながらの朝食。





ヨークベニマルのパン屋さんで購入したソフトフランスを二種類のディップで食す。

クリームチーズと黒豆のディップに感動。






雨が上がり始め、雲も薄くなっている。







アルファ乗りにはたまらないクワドリフォリオを沢山見つけた。







下界（仕事）での成果とこれからの未来を

四つ葉が暗示してくれているに違いない



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