世にも珍しい前室フロントアネックスと舟盛りキャンプ
納品の日がやってきた。
何を納品するのかと言うと…
先日記事にした
オガワビンテージ オーナーロッジ76
メンテが終了し、新たなオーナーのもとへ

この日の我が家の宿は久しぶりの投入となる
ヴィクセルテント ザンベジ
カビ取りのメンテを兼ねて今回は
この幕を選んだ。

現地サイトは青々とした芝と
シロツメクサが可愛らしく生えていた。

GWを除けば雨のキャンプが多かった事もあり

キャンプ猫達も楽しそうに見える。

サイトの正面にあるのは山法師だろうか?

来る途中にある量販酒屋には
値上がりした筈のウィスキーが
在庫分値段据え置きで販売されていたため
思わず手が伸びたデュワーズイリーガルスムーズで
乾杯スタートとなった。

テントにカビ取り処理を行い
乾燥を待つ間にひと口飲み
再び別な箇所をやっては飲みを
五回繰り返してテント一周を終えた。

その後は隣の空きサイトにて
オーナーロッジ76を試し張り

オーナーロッジ76には当時オプションで
前室が用意されていて向い合わせで連結をするだけで
広大な居住空間を持つツールームとなる

この前室部分はフロントアネックスA7と言い
古き良き時代、オガワというメーカーが
様々な使用環境を考え現代に多用される
ツールームという考え方を打ち出し実現した
画期的な幕だった事がうかがえる
貴重な現存品であると私は思っている。

前方には小窓がつきモスキートメッシュも備わり
スカートが標準で装備されていた。

骨組みはオーナーロッジと全く同じものというのが
合理的で開口部を向かい合わせるだけの
連結の機構は非常に簡単

過去にこの連結式のツールームで
雪中キャンプを経験しているが
オーナーロッジ本体はスカートがないため
隙間風が入り放題
隙間を布や毛布で塞いで使ったものだった。

この日を境に、このテント一式は
おしか家族旅行村管理人H氏がオーナーとなる。
外寝1000泊以上というH氏
もったいなくて張りっぱなしになんてできない
そう言っていたけれど…
大事にそして有用に使ってくれれば嬉しく思う。

さて、我が家のザンベジはというと…

しつこい黒カビは完全に消滅

パリッとした白さを取り戻した。
やっぱりカビ取り侍は頼りになる。

このキャンプでは盟友キム君にも
参加をお願いしていたのだが
キム君と言えばテントの修理や縫製を
得意とする何でも屋

H氏に差し上げたフロントアネックスA7は
そのままキム君が持ち帰り
煙突穴の加工に取り掛かる手筈となっている。

そんなキム君持参のスウェディッシュトーチ

今夜はコイツで焚火がわりとする。

夕刻が迫り、キャンプテーブルには
妻の仕込んだ食事が並べられた。
すると…

一日の業務を終えた管理人H氏とI氏が
見慣れぬ物体を両手に抱えて登場したのだが
これには仰天してしまった。

生まれて初めてのキャンプで舟盛り宴会の
スタートだった。

実は5月14日は私達二人のお店
本町バルDELISH LABOの5周年の日

そのお祝いを兼ねてわざわざAmazonで
購入した舟盛り器に盛り付け準備してくれたと
そういう事だった。

過去5年のうち三年間は疫病騒ぎで
営業に制限がかけられ息も絶え絶えの今があり
良かったのは最初の二年だけという辛い現実
飲食店の5年生存率は今や10%を切っているとも
言われている昨今、よくやってこれたと
そんな思いがめぐる私達であるからして
かつてこれほど感激の乾杯があっただろうか?

何より、二人にとって重要な記念日を
覚えていてくれただけで嬉しいのに
(実はお店には当日お花も届いていました)

新鮮なお刺身、それも舟盛りで出してくるという
この荒技は感服の極みであり
心から嬉しい夜の始まりだった。

キャンプは私達にとって
かつてはただ
まだ見ぬ景色を追いかけるだけのものだった

ところが、キャンプには
必ず良き出会いがそこにあり

自然を楽しむ以上の喜びを教えてくれた。

都会の喧騒を離れ
自然の音を楽しみ
空気に身を任せる

そんなキャンプは当たり前に良いキャンプなのだけど
人間本来の社会性という概念からすると
その瞬間だたの世捨て人になったに過ぎず
ギスギスした人間関係を忘れたい人だけが
人を遠ざけるためにキャンプを
しているようにも見える。

和を以て過ごすキャンプの時間は
感謝があり笑顔があり皆が一様に時を忘れる
そんなひと時
それがつまらないわけがない。
そもそも私達は社会性を持つ人間だから
人との交流から得るものこそ最上なのだ。

近年、SNSではマナーがどうとか
ソロキャンパーに話しかけるなだとか

新たな理念が醸造されてもいるけれど
隣のサイトの人に挨拶もせず
過ごす事を奨励する人まで出てくると

いつもキチンと挨拶をしてきた私達には
とても気持ち悪くて居心地の悪い事でもある。

何にせよ、世の中には色んな人がいて
それぞれ十人十色であるから

全員の意見が一致する事はあり得ないけれど
譲歩しながらも歩み寄れる余地を残しておく事が
大切だと思っている。

この手の話は賛否両論あるわけで
答えは人の数だけあるけれど
グルキャンはグルキャンで心から楽しむ

そのスタンスは変えずにいようと思う。
何せ、管理人さんを交え、かつてない
喜びのグルキャンがこの日のおしか家族旅行村に
あったわけだから…。

おしか家族旅行村の皆さん
ありがとうございました。

にほんブログ村
皆様励ましに心から感謝しております!
何を納品するのかと言うと…
先日記事にした
オガワビンテージ オーナーロッジ76
メンテが終了し、新たなオーナーのもとへ

この日の我が家の宿は久しぶりの投入となる
ヴィクセルテント ザンベジ
カビ取りのメンテを兼ねて今回は
この幕を選んだ。

現地サイトは青々とした芝と
シロツメクサが可愛らしく生えていた。

GWを除けば雨のキャンプが多かった事もあり

キャンプ猫達も楽しそうに見える。

サイトの正面にあるのは山法師だろうか?

来る途中にある量販酒屋には
値上がりした筈のウィスキーが
在庫分値段据え置きで販売されていたため
思わず手が伸びたデュワーズイリーガルスムーズで
乾杯スタートとなった。

テントにカビ取り処理を行い
乾燥を待つ間にひと口飲み
再び別な箇所をやっては飲みを
五回繰り返してテント一周を終えた。

その後は隣の空きサイトにて
オーナーロッジ76を試し張り

オーナーロッジ76には当時オプションで
前室が用意されていて向い合わせで連結をするだけで
広大な居住空間を持つツールームとなる

この前室部分はフロントアネックスA7と言い
古き良き時代、オガワというメーカーが
様々な使用環境を考え現代に多用される
ツールームという考え方を打ち出し実現した
画期的な幕だった事がうかがえる
貴重な現存品であると私は思っている。

前方には小窓がつきモスキートメッシュも備わり
スカートが標準で装備されていた。

骨組みはオーナーロッジと全く同じものというのが
合理的で開口部を向かい合わせるだけの
連結の機構は非常に簡単

過去にこの連結式のツールームで
雪中キャンプを経験しているが
オーナーロッジ本体はスカートがないため
隙間風が入り放題
隙間を布や毛布で塞いで使ったものだった。

この日を境に、このテント一式は
おしか家族旅行村管理人H氏がオーナーとなる。
外寝1000泊以上というH氏
もったいなくて張りっぱなしになんてできない
そう言っていたけれど…
大事にそして有用に使ってくれれば嬉しく思う。

さて、我が家のザンベジはというと…

しつこい黒カビは完全に消滅

パリッとした白さを取り戻した。
やっぱりカビ取り侍は頼りになる。

このキャンプでは盟友キム君にも
参加をお願いしていたのだが
キム君と言えばテントの修理や縫製を
得意とする何でも屋

H氏に差し上げたフロントアネックスA7は
そのままキム君が持ち帰り
煙突穴の加工に取り掛かる手筈となっている。

そんなキム君持参のスウェディッシュトーチ

今夜はコイツで焚火がわりとする。

夕刻が迫り、キャンプテーブルには
妻の仕込んだ食事が並べられた。
すると…

一日の業務を終えた管理人H氏とI氏が
見慣れぬ物体を両手に抱えて登場したのだが
これには仰天してしまった。

生まれて初めてのキャンプで舟盛り宴会の
スタートだった。

実は5月14日は私達二人のお店
本町バルDELISH LABOの5周年の日

そのお祝いを兼ねてわざわざAmazonで
購入した舟盛り器に盛り付け準備してくれたと
そういう事だった。

過去5年のうち三年間は疫病騒ぎで
営業に制限がかけられ息も絶え絶えの今があり
良かったのは最初の二年だけという辛い現実
飲食店の5年生存率は今や10%を切っているとも
言われている昨今、よくやってこれたと
そんな思いがめぐる私達であるからして
かつてこれほど感激の乾杯があっただろうか?

何より、二人にとって重要な記念日を
覚えていてくれただけで嬉しいのに
(実はお店には当日お花も届いていました)

新鮮なお刺身、それも舟盛りで出してくるという
この荒技は感服の極みであり
心から嬉しい夜の始まりだった。

キャンプは私達にとって
かつてはただ
まだ見ぬ景色を追いかけるだけのものだった

ところが、キャンプには
必ず良き出会いがそこにあり

自然を楽しむ以上の喜びを教えてくれた。

都会の喧騒を離れ
自然の音を楽しみ
空気に身を任せる

そんなキャンプは当たり前に良いキャンプなのだけど
人間本来の社会性という概念からすると
その瞬間だたの世捨て人になったに過ぎず
ギスギスした人間関係を忘れたい人だけが
人を遠ざけるためにキャンプを
しているようにも見える。

和を以て過ごすキャンプの時間は
感謝があり笑顔があり皆が一様に時を忘れる
そんなひと時
それがつまらないわけがない。
そもそも私達は社会性を持つ人間だから
人との交流から得るものこそ最上なのだ。

近年、SNSではマナーがどうとか
ソロキャンパーに話しかけるなだとか

新たな理念が醸造されてもいるけれど
隣のサイトの人に挨拶もせず
過ごす事を奨励する人まで出てくると

いつもキチンと挨拶をしてきた私達には
とても気持ち悪くて居心地の悪い事でもある。

何にせよ、世の中には色んな人がいて
それぞれ十人十色であるから

全員の意見が一致する事はあり得ないけれど
譲歩しながらも歩み寄れる余地を残しておく事が
大切だと思っている。

この手の話は賛否両論あるわけで
答えは人の数だけあるけれど
グルキャンはグルキャンで心から楽しむ

そのスタンスは変えずにいようと思う。
何せ、管理人さんを交え、かつてない
喜びのグルキャンがこの日のおしか家族旅行村に
あったわけだから…。

おしか家族旅行村の皆さん
ありがとうございました。
にほんブログ村
皆様励ましに心から感謝しております!
この記事へのコメント
そのオガワのテントを使っていた友人とキャンプした時代を思い出します。もう40年は経っているかな〜 キャンプ場に寿司の出前とったりとか、小さな臼と杵持っていって餅つきして食べたりしていました。懐かしいです。
プー博士さん
こんばんは!
40年前のキャンプ…寿司の出前に餅つきとは
さぞかし充実下キャンプだったでしょうね!
それにしても40年という時間を過ごしてきたテントというのは実に感慨深いです^^
オーナーロッジ76にフロントアネックスだったかどうかは分かりませんが当時も良い仕事をしたのでしょうね!
プー博士さんの当時の記憶…非常に興味深いです!
こんばんは!
40年前のキャンプ…寿司の出前に餅つきとは
さぞかし充実下キャンプだったでしょうね!
それにしても40年という時間を過ごしてきたテントというのは実に感慨深いです^^
オーナーロッジ76にフロントアネックスだったかどうかは分かりませんが当時も良い仕事をしたのでしょうね!
プー博士さんの当時の記憶…非常に興味深いです!
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。