幾度と繰り返した吹上高原の夜が始まった。

桜 標高 緯度を鑑みGWキャンプの前哨戦としての

このキャンプには手応えがあった。







仕事で疲れ果て山に逃げ帰るような

普段のキャンプでは味わえないもの

それは短期目標達成という目的あってこそ。







この一年、仕事、生活、環境の全てが変わったけれど

仕事では常に掲げる目標を達成することの大事さ

楽しさを日々味わえるようになった。

地元キャンパーと繋がりが持てる仕事なんてそうそうない訳で

今年一年は様々な出会いと情報共有に溢れた一年だった。

このキャンプにおいてはGWキャンプの目的地がどうか







それを占うことを最大の目的とし

これならイケるという手応えがあった事が大きかった。

広大な吹上キャンプ場のこの雰囲気は最高の一言。

間隔をとってキャンプ場にはいくつものランタンが灯っていた。







その灯りの下では

各自が楽しい夜を過ごしている

日が落ちまもないキャンプ場のこの雰囲気が最高に心地よい。







自宅の薪ストーブで広葉樹薪は使い切ってしまったので

温泉棟で杉薪を購入した。







杉薪だからといっても火勢は上げずに

なるべくチロチロ焚いてみる。







タープ下焚火の炎は勢いよく三角形に焚くよりも

寝かせた薪全体をチロチロとやるのがいい

横から見ると四角形に燃えるこの形には

炎をコントロール出来ているという満足感があるから。







「吹上ってやっぱいいよねー」

閑散としたこの日の吹上は本当に良かった。

GWになれば今年も人でごった返すことになる

予約不要のキャンプ場







さほどの寒さではなかったけれど

マルシャルの中はアルパカでポカポカにしておいた。

この時期の寒暖差は積載を圧迫するけれど

ミニマムを一切目指さないキャンプスタイルは

満足が大きいのも然り。







GWキャンプもきっと荷物満載で

いかなる天候状況下でも

不自由と我慢のないキャンプになる。







マルシャルの朝







太陽が背中から昇ったお陰で

方向感覚には心地よい違和感があった。







外を見ると、昨日とはうって変わって良く晴れ

残雪の山々が手が届きそうなほど近くにあった。







キャンプの朝の気持ち良さ

それを教えてくれた吹上高原である。

鳥のさえずりがフィールドに心地よく響いている。







昼にも夜にも、そして朝にも

それぞれの気持ち良さがあるのがキャンプ







でもやっぱり…快晴のこの朝を知ってしまったから

キャンプがやめられなくなったと強く感じる瞬間だった。







「今年こそ、また吹上に通っちゃおうかなぁ」







我が家の原点のキャンプ場は未だ眩しく

美しい景色を見せてくれ

飛び切りの気持ち良さに溢れている。


それがキャンプ





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