慣れ親しんだ県道28号を角田から丸森に抜けた。

良く晴れ視界の良いこの道路を走る時はいつだって胸が高鳴る。

この道の先には冬期休業から目覚めたばかりの丸森不動尊公園があるからだ。

このキャンプの楽しみの一つニッカブレンダーズスピリットを

角田で仕入れてからというもの早く飲みたくて飲みたくて

ついついアクセルを深く踏んでしまうものの

地元の農家らしきマイペースな軽トラに

はやる気持ちをなだめてもらいながらの到着だった。







現地到着は13時半、予定より１時間の遅刻

さぁ受付受付！

管理棟に入り受付をしながら管理人さんとしばしの情報交換を…

今年の不動尊公園キャンプ場は一味違う

どう違うかって？

それは年末になればきっと全員が知ることになる

この辺のキャンパーにとっては超がつくほどの


BIG NEWS


文末で紹介しようと思う。







タップリと時間を掛けて設営を完了した。

昨年夏の豪雨で一部損壊していた川べりの遊歩道を

治す工事が始まっていたため所々に重機があったからだ。







工事中の川べりと言ってもそこは不動尊公園

視界を限定してしまえば、美しい自然は満喫できる。







驚いたのはサイトの小綺麗さ。

そう言えば、オープン初日は草木倒木枯葉の撤去が

毎年の仕事のスタートだと管理人さんが言っていた。







枯葉一つ落ちていないサイト

これは人の手による管理の賜物なのだと悟った瞬間

なぜこのキャンプ場が好きなのか？

その問いが解けた気がした。







夕闇に包まれ







焚火調理は佳境を迎えていた。







もう！全然おちない！…毎度グズグズ言いながら

フランス製鋳鉄鍋STAUBの底をキャンプ終了後几帳面に磨くわりに

煤で汚れることには全く躊躇のない妻

奇特なキャンパーだ。







今年も不動尊公園のこのコンロには散々お世話になるだろう。







日中二桁あった気温はこの頃には3〜4℃

サイトの直ぐそこをよどみなく流れる水音も手伝って

冷んやりどころか極寒レベル







春先のキャンプはこの気温差に毎年やられてしまう。







それもそのはず持参しようと思っていたブーツは

自宅玄関に置き忘れ、足元はサンダルという迂闊さは今年も健在

しかもアウターはユニクロのフリースのみと来たもんだ 汗

私にしては珍しく貼る使い捨てカイロを肩甲骨の間と腰に装着した。







足元の寒さに耐え兼ねて幕にこもったのは

21時半だった。







ニッカブレンダーズスピリット

とにかく評判のいい限定ボトルをテント内の一等地に据え

味わった。。ジョニ青買うならコレを5、6本いった方がいい。

聞きしに勝るとはこういうことか…



ウィスキーの味わいに驚くことなんてなかなかないけれど

ニッカって本当に真面目にウィスキー作りをしているんだと

実感する破格のクオリティに感服した。

なくなる前に数本買っておこうと思った次第。







22時を回った頃、外気温は１℃台

冬の装備なくして春キャンプに快適はないのが東北

もちろんそれでいい。




翌朝







昨日を凌ぐ晴天の素晴らしい朝







真冬だったテント内の気温は

五月の陽気の様な心地良さ







到着時、管理人さんとの会話で我が家が最も

テンションが上がったBIG NEWS とは…







今期の不動尊公園キャンプ場は

多くの冬キャンパーの要望に応え


通年営業の再開を予定している


これは嬉しい！





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