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今日もどこかで野遊びを…

とある夫婦の野遊びの記憶です

キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1

   

このところのキャンプ流行りせいか

はたまた働き方改革のせいか

メジャーなキャンプ地はどこも人でごった返している。

例年ならば裏磐梯のアソコに通っていた9月だが

今となってはおいそれと足を運べないほどの人気ぶり


…で話していた事が二年後の今

正に現実のものとなり夫婦二人は次なる極楽営地を

探し求めるキャンプライフに戻っている。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



「さて、今週はどこに行こうかね?」

毎週木曜日に夫婦二人で開催する行き先会議は

毎週毎度難航を極めていた。

…というのも今年は台風の当たり年

どうにも天候がイマイチ…我が家の出撃撤収日に

その周期が集中してしまっている。

台風を避けようと思えば

北に向かうしかなくなり選択肢は広がるが

移動距離が増える事になる。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



つまりはそういう事。

距離を伸ばせば行き先はまだまだに増やせるという

何とも当たり前のアンサーで決着する。

ただ、コレを行うには問題が一つ発生する我が家

撤収日はそのまま仕事となるため

体力が持つかどうかが焦点となる。

「体力かぁ」

ヘビーキャンパーとして年間何十泊もする以前は

一回のキャンプでヘトヘトになり

帰宅後は夕方から夜の9時過ぎ迄

ソファーでうたた寝

深夜、そのせいで眠れなくなり

翌日の朝がとにかく辛かった記憶がある。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



そんな二人、キャンプにのめり込むうちに

いつしか体力が追いつき

一泊キャンプがほとんどにもかかわらず

年50泊以上をここ何年もこなす二人になっている。

限界を超えたければひたすらそれを繰り返せ

と過去は語っているわけだ。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



こうして選んだ今週の営地は秋田県が誇る

東北キャンプの聖地『とことん山キャンプ場』だった。

ここには実は真冬にしか訪れた事がなく

2mの積雪のないフィールドとはどんなものか?

季節を変え体験したくなったと言うわけである。

雪のないとことん山キャンプ場を存分に楽しもうではないか

勇んで到着するのだが…夏場の管理棟は

スキーロッジではなくキャンプ場内の建物だったのが新鮮だった。

17才の頃から通っている盟友キム君より

情報は貰っていたが荷運びはリアカー

真冬、雪上を数百mも引くソリの何十倍も快適な荷運びは

暑さ以外、苦にならなかった。






土のフィールドも新鮮で所々に

ウッドチップが敷き詰められている。

管理人さんに聞くとこのウッドチップ上に

サイトを作ってもいいとのこと

コレは貴重な経験となった。

とことん山キャンプと言えば

24時間(清掃時間帯以外)入り放題の温泉がお目当て

温泉は数十メートルの正面

振り返ればトイレがすぐそこという場所を陣取った。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



この日は日中の温度が30℃超え

設営で汗ばんだ後はビールでの乾杯。

先日飲んだサッポロの焙煎ビールが美味い。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



真鍮ランタン達を並べ

軽いメンテナンスと給油を行った。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



あっという間の夕暮れは

風が気持ちよく気温も27℃程度と

大分過ごしやすくなっている。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



さぁここからが本番の温泉キャンプ。

この時間にはデイキャンプで残っていた組も

全て撤収が終わり気付けば夫婦二人の貸切り状態。

前回ここにきたのは2017年2月のこと

変わらぬ脱衣場はあの時とは違い閑散としていた。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



夏のロケーションは冬よりもワイルドで

野趣溢れる温泉浴が楽しめたのだが

そこにキャビン泊か日帰り利用なのかは分からないが

1組の親子が入ってきた。

階段状の露天風呂の下二つは蜂や虻が怖いらしく

最上段の内風呂にその坊やがやって来た。

この時、湯船脇には一人のお客が横たわり

鼾をかいていたため湯船へのアプローチが難しくなっていた。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



入り口方向には私が浸かっていて入りずらかったのだろう

岩を登り谷側から入ろうとするのだが

足を滑らしそうで見ているこちらがヒヤヒヤの状態である。

どう考えても横からの入り口を塞ぐように寝入っている

このオッさんが邪魔なのだが…
(写真でいうと風呂桶が置いてある一片です)

結局、私が湯から上がり小さな彼に道を開ける事に

そんなわけで烏の行水だったけれど

お陰で、面倒くさがりが就寝前に再びゆっくり入る事となり

最終的には安眠できたのは幸いだった。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



風呂上がりの楽しみはビールが定番だが

台風の影響で比較的強い風が実に心地よく

そのままお楽しみのウィスキーへと手を伸ばす。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



今回キャンプのお楽しみは

ノンピートのハイランドモルトが二本




キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



安くて高品質デュワーズのキーモルト

アバフェルディ12年と…もちろん美味い安い。

極め付けはグレンドロナック12年

辛口のオロロソシェリー&甘口のペドロヒメネスシェリー仕立て

オールシェリーのグレンドロナックは

レーズンチョコの様な甘さと余韻が素晴らしい。

シェリー樽の入門酒として耳にするウィスキーだが

ウィスキーマニアのモルト棚には必ず1本は

グレンドロナックがあるとも言われている。

ビターと甘さのバランスに心地よさを感じる良酒だと思った。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



たったこの一杯で最高の夜になってしまうのだから

酒呑みというのは幸せなもの。

久し振りにゆっくりできたとことん山の夜だった。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



翌朝はまるで閃光の様な光が射し込む朝だった。

北海道キャンプから定番化した飯炊き係



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



普段のキャンプでスルーの朝食を

コテコテの和朝食で楽しみ



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



とことん山を後にした。

夏のとことん山キャンプ場も悪くないものだと

このキャンプを振り返りつつ

帰りのルートに選んだ小安峡を訪ねた後に地獄を観た。

冬期は通行止めとなるので夏季限定のルート



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



標高差のあるワインディングを抜けたそこにあったのは

川原毛地獄と呼ばれる日本三大霊場の一つ。



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



緑一色だった山間の景色が大きなカーブを曲がった途端に

薄灰色の草木も生えない荒涼とした景色へとガラリと変わった。

行けば分かるがこのギャップには本当に驚く

駐車場から徒歩で1.5キロ行くと川原毛大湯滝という

国内でも珍しい滝そのものが温泉という場所があるのだが…



キャンプ流行り真っ只中の貸切キャンプ三連戦 scene1



本日の体力温存に軍配が上がった。

だってとことん山で撤収後の朝湯を済ましてしまっていたから。


それがキャンプ



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この記事へのコメント
雪のない時期のとことん山もなかなかでしょう(^^)
とことん山を拠点に、川原毛地獄 火事後復活した泥湯温泉
奥山旅館 三途の川渓谷 小安峡の遊歩道に栗駒フーズのアイスに牛乳
色々ありすぎて行先に毎回悩んでました(笑)

最近行けてないなぁ。

kimutimu39kimutimu39
2019年09月20日 15:25
とことん山はまだ偵察にしか行ったことないんですが、
風呂三昧は魅力的ですよね。

焚火注意ですが、ウッドチップ上も芝とは違ったフカフカ感が気になります。

貴重な東北冬キャンスポットなんでいつか行ってみたいですな。

chaichai
2019年09月20日 21:46
キムくん

久々のコメント…夫婦共々吹きました笑
夏のとことん山…拠点観光に最適という部分も
含めて良いもんだと思った次第です^^
つーか近隣の観光資源が凄まじくてびっくり!
結局最後の地獄に釘付けだったっす!

劇団にひき劇団にひき
2019年09月21日 14:58
chaiさん

こんにちは!
このところ妻の腰痛が悪化してたので
温泉三昧が必要だったのですがいつでも入れる
手軽さ含めて、何だかんだ言ってここは最強だという認識です^^
ウッドチップ…はじめてでしたが
全くクッション性はなくゴツゴツ感が凄いのと
ただ水捌けのためなのだろうと思いますが貴重な経験でした^^
是非二月に足を運んでくださいね^^ ニヤリ

劇団にひき劇団にひき
2019年09月21日 15:03
ども!
とことん山の噂、知人からも得ております。
奥飛騨温泉郷もそうですが、
グランピング施設ではない、温泉併設のキャンプ場は雰囲気もあり、
それだけで二割五分増しの魅力があります。
特にこれからの季節はタマランでしょうね。
夕暮れとなり冷えた身体を温泉で芯から温めて熱々の鍋をつつく。
もちろん旨い酒でもって。
あー、早く寒くならないかな(^^)

一輪駆動一輪駆動
2019年09月21日 22:46
一輪駆動さん

こんにちは!
とことん山キャンプ場と言えば基本冬なのですが
豪雪雪中キャンプが余りに凄まじくて
我が家の過去のとことん山は完璧に伝説のキャンプなのですが
夏の終わり温泉入り放題のキャンプというのも
肩の力が抜けて本当にいいものでした^^
お勧めします!

劇団にひき劇団にひき
2019年09月23日 15:37
最近全然行けて無いとことん山!
レポ見て行きたくなったです。
温泉三昧また行きたいです!

https://ameblo.jp/oyamano-taisyou2004/entry-12528325849.html
お山の大将
2019年09月23日 20:00
お山の大将さん

コメントありがとうございます!
季節を変えて幕を変えて
何度でも行きたくなるキャンプ場って
いいもんですね^^
管理人さんがとっても美人でした!
是非また足を運んでください^^

劇団にひき劇団にひき
2019年09月24日 00:35
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