撮影:弾丸キャンパー yae氏


皆既月蝕の夜

恐れ多くも劇団家が大いに影響を受けたキャンパー皆さんと飲んだ。


キャンプを始めて以来、それはそれはお世話になった方々が勢ぞろい。

諸先輩がたがいたからこそ、様々な影響を受け、眼が磨かれ欲しいものを選べるようになった。





ここ数年、仕事で金属を扱っていた事もあり私はゴールドが大好き。

ブラス（真鍮）の輝きが好きだと熱弁した。

ブラストークで盛り上がる。



デイツの真鍮…何度もポチしかかっては躊躇して未だ手にしてはいない。

真鍮ペトロも、初めてケロシンに興味を抱かせてくれた逸品。

持ってないけど。





並んだ真鍮ランタンたちは全てGCC yasuさん 所有。

yasuさん…私達ヒヨッコから見れば神様レベルだが

たまたまお隣に座った私に気さくに色々と話を聞かせてくれた。



真鍮が好きだという共通点。

考えてみればただそれだけだった。





サイトを見てくれた。

「どんどんこだわりましょうよ」

この一言は忘れないでおこう。

いや生涯忘れない。



禁煙をしたyasuさん

タバコに関係するもの全てを捨てたが

真鍮製のこのアッシュトレイだけは車に忍ばせてあり

なかなか捨てられなかったそう。

「お近づきの印にあげますよ」





たった一言だったが、100の意味を受け取った気分。


なんて日だ！


なんて嬉しい日なんだ！


月に吠えた。


伝説のオリハルコンを今、俺は手にしたんだ！
オリハルコンは真鍮だったと言われています。


そんな気分だった。





朽ちていく真鍮のあの感じも捨てがたいが

地金を出さないよう優しく磨き続けるのが私の使命のような気がした。

だってその方が、タバコを吸うというそのひと時の価値が絶対上昇する筈だから。

タバコが美味しくなるように、磨きます。


キャンパーとして、初めての道具の頂き物。

大事に大事に使わせて頂きます。

ありがとうございました。


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　　　　　　　　　　　　皆既月蝕の夜 エピローグ


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