GW後半、およそ1ヶ月ぶりの出撃

現地に到着するや否や思わず妻にこう言った。

「これほどとは思わなかったなぁ」

熊の目撃情報どころかその姿が見れるかもしれない

そんな触れ込みの日本最後の秘境

それはそれは胸躍るキャンプ場だった。







「キャンプなんかしてられない」

正に、そんな日々が1ヶ月続き

ここしかないというタイミングの出撃だった。

現地が近づくと、初夏だというのに春先の空気感

美し過ぎる新緑の小径は生命の息吹の塊のよう。







到着直前のルートは、車両のスレ違いもできない箇所が

随所にあり「生半可な覚悟で来るんじゃねーぞ」

初心者を寄せ付けない圧倒的な野生を感じ

ステアリングを握る手はズッと汗ばんでいた。







楢や橅の生い茂る視界の悪いいくつものカーブを抜けると







これまでのどんなキャンプ場をも凌ぐ

スーパーロケーションが待っていた。







ここは日本か？

正直な感想だった。

美し過ぎる景色に思わず生唾をゴクリと飲んだ。








これだからキャンプはやめられない







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