気仙沼大島を後にした夫婦二人の休日最終日

自宅まで二時間以内で帰れる距離でキャンプして

早朝撤収→仕事というのがここ二年はデフォルトだ。

からのつづき







10月と言えばここだけは外せないのが

神割崎キャンプ場





時期を決めて毎年必ず来ることにしているキャンプ場が

いくつかあるが、その中でもマストとしているのが

オクトーバー神割崎という位置付け。







三年目となる今年も目線に水平線は健在

北西側となる南三陸町の方角に向けて3TCを構えた。

松食い虫にやられたお陰でこの方角のロケーションが

昨年よりも格段に良くなっている。




（参考－昨年BAHARIでの幕営）



今回は決め打ちで楽しみが増えている。

昨年のキャンプで、サプライズの感動を呼んだ…

水平線から昇る月 である。

いずれにしても10月晴天の神割崎第4サイトは

今回も貸切り状態、設営を終えた夫婦二人は

これから訪れる美しい夕景と

メインイベントと位置付けた

太平洋の空で繰り広げられるであろう

ムーンシアターに心を躍らせる。







車を駐車場に戻しフリーサイト各所の景色を見て回った。







どこをどう切り取っても景色の破綻は微塵もなく

つい昨日まで四方を美しい海に囲まれた

離島気仙沼大島にいたことすら霞んでしまう様な

海辺のスーパーロケーションは今年も健在だ。







海洋性の気候の影響で10月の神割崎はまだまだ温暖で

昨年はおっかなびっくりアルパカを持参したものの

使わず持ち帰っている。

勝手知ったる三年目の今年は熱源はゼロ

服装だけで寒さはカバーする事にして

荷物を極力減らす算段だが、もちろんこれで大正解

同じ季節、同じ場所で幕を張るというのは

過去のナレッジを紐解く有利があることを実感した。







木があり、海があり、向こう岸は津波で壊滅してしまった南三陸

当時の街並みが戻ることはないのだけれど

今年、仮設だった復興商店街は遂に新築の立派な建物となり

一大観光基地となった。







そんな南三陸町の山沿いに日が沈むと

上空は見事な見事な夕焼けに染まった。







それをうっとりと眺める夫婦二人の顔もあかね色に







同じ季節の同じ場所、同じ時間ではあるが

夕景は一つとして同じじゃないからこそ

その価値がある。







ゆっくりと色を変えてゆく空

こんな景色を目の当たりにすると

何か誓いを立てなければならないような気がするものだが

ため息しか出ない、そんな夕焼け。







好天の出撃に絶景続き

こんなんじゃ一生キャンプ馬鹿は治らないだろう

むしろこんな景色に慣れてきている

とんでもな幸せモン







日が落ちると共に妻がゴソゴソと出してきたのは

気仙沼の海鮮市場で仕入れた

モーカの星

たかが鮫の心臓と侮ることなかれ

高かったけど凄かった。







過去に酢味噌で刺身を食した事があったがさほどの感動はなかったのだが

会計時に店員さんに美味しい食べ方を訪ねてみると

塩、ごま油で食べるのが最近のトレンドだとか…

なるほど今は食えなくなったレバ刺しって事だわな

口に運ぶと…







マジか！激ウマ！！！

まさにレバ刺し

というよりレバ刺しの遥か上をいくレバ刺し

もっと買ってお土産にすればよかったぁぁ







こうして始まった三年連続の神割崎ナイト

今年の三本確定となる素敵な夜の始まりだった。





にほんブログ村皆様の励ましにいつも感謝しております！