一大決心をしました。
ここ二回のキャンプは冬を知らせる
雪虫の姿を見かけた。
飛ぶのが下手でゆらゆらフラフラと
まるで舞っているかのようなその姿は
虫嫌いの妻にも可愛らしく映るらしく
毎年嬉しそうに「雪虫!ほら!」
と目を輝かせるものーその瞬間
暦に関係なく冬キャンプ開幕のシーズンが
やってきた…そう感じるもの。
ブログ開設以来、提唱し続けた
快適冬キャンプ…中でもフルコットンこそ
最高最上の好適幕というメッセージは
近年盛り上がりを見せる冬キャンプへ
貢献を果たしている一方で
行先が(混んでしまい)少なくなるという
悪循環に陥りつつある矛盾を感じつつも
この楽しさ素晴らしさは引き続き
記録に残したいと思っている。
ネットの発達は個人間の売買を加速させ
今やC to Cは当たり前の世の中となった。
キャンパー夫婦にとっては
お店で買えない物が手に入る時代という
そんな印象を持っている。
何せ何十年も前に売り止め廃番となった物が
現代に蘇り売買がされるのである。
価値のわかる人にとってはありがたい話で
分からない人には見向きもされないという
これがなかなか快感要素があり満足
に繋がる事も多い。
専門業者の出現は大きな出来事で
ビンテージ幕販売のみならず
修理請負や改造リニューアル
という営業項目を持ちユーザーの敷居を
大きく下げた感があると同時に
既存の私達夫婦のような面倒くさがりな
キャンパーの心の保険という存在に
なっているように思う。
そんな冬キャンプ最好適幕として
活躍してきた我が家の
ビンテージフランス幕達も
購入から随分経ち
そもそもビンテージなのに何十泊も
過酷な使用に耐えだいぶ疲れが溜まっており
何度か修理を繰り返したCABANONは
昨年出入口のジッパー修理を終えた直後
標高1000mの春の風に三たび散り
現在入院待ち状態となっている
(ブログ未公開)
こうなると愛おしくて仕方なくなるのが
ビンテージマルシャルだった。
幕換えのサイクルの長い我が家は
ひとつのテント(や道具)をとにかく
壊れるまで使い壊れては修理して
また使うを信条としているわけで
その幕の良いところが3シーズン使って
やっと分かったなんて例もあるくらいで
(毎年年越しに使用するBAHARI4が該当)
実はテント(特にコットン系ロッジ)は
奥の深いものと心得ている。
五回十回張っても伝わらない事
それは全ての季節
全ての気温
全ての天候
つまりあらゆる条件で使った場合に
初めてポテンシャルの全てを
知ることになるのがコットンテントという
カテゴリーと定義する。
真夏を除く様々な季節で
様々な表情を見せ
キャンプを楽しくさせた
我が家のマルシャルも
経年の劣化が諸所に見られるようになり
この度、一大決心をする事となった。
きっかけをくれたのはこの三人だった。
ちゃみさんに
オディールさんchaiさん
ナチュログにおいてはすっかり
コットン幕使いの方の記事は影をひそめる中
カマボコでもギリアでもアルニカでもない
唯一無二の洋幕に辿り着くと言うのは
本当に素敵なことで近くにいたなら
並べさせて写真をパチリ
さぞかし絵になるだろうなぁと刺激を受けたもの。
こうなると、お疲れがたまっているからと
休ませているだけなのはあまりに
可哀想だしもったいない
壊れていた鉄骨のテンションコードを含め
幕自体のカスタマイズも視野に
大改造をする事にした。
これだからキャンプはやめられない
にほんブログ村皆様の励ましにいつも感謝しております!
関連記事