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今日もどこかで野遊びを…

とある夫婦の野遊びの記憶です

突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ

   

9月中旬、休みの交渉は難航していた。

年間休日がとにかく少ない上

これだけ休みが取りづらいとなると結構厄介だ。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



このまま行くと、年間80日も下回るペース。

そんな材料を盾に交渉を進めるも

希望は半分しか通らなかった。

サラリーマンとなって二年、望んでこうなったわけではないが

今は目標達成のための勉強期間

もう少し普通の会社にすれば良かったな…なんて思いつつ

やっとの思いで取れた二日間の休みを

「最大限効果効能のあるものにしたい」

ただそれだけのために仕事を終え現地に到着したのは

午前四時になるかならないか、確かそのぐらいだった。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



三陸道をひた走り、東の空に輝く星を見つけた。

明けの明星というやつだ。

日の光、月の光に次いで輝く星ということで明星と呼ばれる金星。

コレを意識して見るのは昨年のクリスマスキャンプ以来。

あの時のアレは夕刻に現れる宵の明星だった。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



静かな港湾に少しずつ人の息吹が増えてゆく。

ここに来ること自体がとびきり特別な夫婦とは違い

彼らの日常は毎日きっとこんな素敵な夜明けから始まっている。

それを素敵な朝と思うか思わないかは

常に自分の選択と心の在り方次第。

気仙沼湾内は朝凪に全てが映し出され輝く鏡のようだった。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



東の空に煌々と輝いていたヴィーナスは

日の出と共に朝日に消されなくなっていた。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



さぁいよいよ私たちを運ぶ船の入港だ。

小型のフェリーと言えど、滅多に乗る機会のない私達にとって

コレは一つの小旅行であり、普段のキャンプとは

全く別物のトキメキに満ちていた。

眠い目をこすりながらも、乗船券を手にした妻の笑顔は印象的だった。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



普段乗り慣れない乗物というものはワクワクがある。

過去に船に乗るという経験は両の手に余るほどしかない

私にとって、乗合いの直角の座席であっても

ここ数年忘れていたファーストクラスや

東北新幹線のグランクラスに乗る時の

あのワクワク感に近い感じすらあるから旅は不思議なものだ。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



静かに船は動き出した。






水の上を滑るように進むと

まもなく開通する橋が見えてきた。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



気仙沼と気仙沼大島をつなぐこの橋が開通してしまえば

このフェリーに乗る機会など二度とやって来ない。

そう思えば感慨もひとしお、わずか数十分の船上のひと時も

大いに価値のあるアトラクションに思えるのだった。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



大島に着く。

そこは「緑の真珠」と呼ばれる東北最大の有人離島。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



田舎然とした景色を抜けひとたび海辺が見えてくると

なるほど確かに緑の真珠と謳われるにふさわしい

圧倒的景観に迎えられた。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



私達の休日申請却下を受け

結果前乗りとなった仲間たちは二日目の朝

昨日は日がな一日雨にやられたらしい。



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



設営を終えたのは午前八時前後

全てのものを突き抜けるかのような眩ゆい光は

寝不足の目にキツかったが



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



こんな景色の中に身を置く幸せは計り知れない。

休みがどうだとか、そんな下世話な感情も吹き飛び



突き抜ける朝の光に包まれた離島キャンプ開始までの二時間レポ



これから始まる島キャンプを堪能するぞと

気合のカシュッ!!


う うっめーーー!

これだからキャンプはやめられない





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この記事へのコメント
船だとワクワク感半端ないですね。
スーパードライの味が写真から出てます(出ちゃってます)。

ジュウシンジュウシン
2017年10月10日 21:11
ジュウシンさん

こんばんは!
船ってなかなか乗らないのでそれが小さかろうが
乗合いだろうが結構プレミアムな感じがしました^^
最近プレモルが美味しくなくてスーパードライに
してるんですが…強い日射しの中だと銘柄関係なく
なんでも美味いに決まってますね^^

劇団にひき劇団にひき
2017年10月11日 00:03
船に乗るって私たちにとっては非日常なのでスーパードキドキしちゃいますね~♪

離島でキャンプ。

最高ですね~!!

続き楽しみにしていますね(>_<)

ひなこ (noelhina)ひなこ (noelhina)
2017年10月11日 06:41
ひなこさん

こんにちは!
そうなんです^^
船の移動、それだけで結構貴重な体験ですし
湾内クルーズのような感覚で楽しみました。
波も穏やかでまさに滑るように進む
小型フェリーなかなかのものでした^^

劇団にひき劇団にひき
2017年10月11日 12:37
離島キャンプ、
にひきさんからは想像してなかったですね。
フェリーも予想外です(笑)。

でも、意気込みが感じられます。
続きが楽しみです。
ガー
2017年10月11日 20:13
ガーさん

こんにちは!
そもそも東北って離島自体がほとんどありませんので
確かに珍しいはずですハイ^^
とにかく天気が良くて美しいロケーション
もっと早く来ればよかった場所でした!

劇団にひき劇団にひき
2017年10月12日 12:06
初めまして、猿吉と申します。
キャンプが趣味でしたが、今は台湾に駐在しておりもう4年も出来ないで禁断症状が出ております(^_^;)
劇団さんのブログを最初から見させていただきました、いやもうよだれが出まくりの料理と美味しそうなカクテル(特にジントニック)、そして自然の風景の写真に目が釘付けでした(^o^)
今後も見させていただき、駐在中の「エアキャンプ」を脳内で妄想させていただきます~(^o^)丿
猿吉君
2017年10月13日 09:52
猿吉君さん

お初のコメントありがとうございます!
台湾駐在お疲れ様です!4年は長いですね汗
ソロソロ帰国の話も出てきてる頃でしょうか?
海外の在住色々ご不便もあるかと思いますが
拙い当ブログでエアキャンプお楽しみ頂けたなら
嬉しい限りです^^
台湾と言えばお金持ちの間でグランピングなんかも
流行ってると聞きますしキャンプ場も沢山ある印象ですが
現地の事情はいかがなものなのでしょう
いつか海外でのキャンプもしてみたいものです^^

劇団にひき劇団にひき
2017年10月13日 11:06
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