スキレット1つで出来るご馳走キャンプ飯 仙台牛のタリアータ

劇団にひき

2020年12月11日 11:05

少しだけ良い肉が手に入ったら

やろうと思っていたキャンプ飯







キャンプ場へ向かう途中のスーパーが

たまたま改装セールを行っていた。

棚はガラガラで品揃えは最悪の状態ながら

生鮮品は投げ売り状態で肉も魚も

とにかく安く…こうなると普段は

手を出さない和牛なんぞに手が伸びるもの







綺麗なサシの入った仙台牛ステーキを

塩とブラックペッパーで下味をつけ

スキレットで表面に焼きを入れる


ジャーーー!!


上等な肉がスキレットにひかれた

脂と闘っているかのような激しい音を立てる

その音の後に立ち込めた香りはとにかくそそられたもの

キャンプの調理はいつだってシズル感で一杯だけど







分厚い肉を焼くというのは

行為そのものが幸福感の塊である事を教えてくれていた。

その証拠に思わずゴクンと喉が鳴る。

気付けば口の中はパブロフの犬と化しているではないか

カッティングボードの上に載せられ

丁寧に薄切りにされて行く。

表面に焼きを入れただけの

いわゆるブルーレア(たたき)の状態で

食べたかった。







このところ、輸入牛肉ばかり食してきたけれど

和牛はこんなビジュアルが実に似合う

ここ数年は赤身肉流行りだった事や

その旨味の虜になっていたこともあり

なかなか口にする機会は少なくなっていた和牛

だけれど、その独特の甘味を味わいたい

単なるステーキではなくタリアータで

そんな事を考えこの日はダイショー

タリアータの素を持ちいて



簡単美味いタリアータを完成させた。







久々に口の中でとろける感覚を

味わった夫婦二人。

焼肉ならばサシの入った肉はふた切れも

食べれば胃もたれし始めるのに

あっという間の完食となったのは

葉物野菜と一緒にソースで食べる

タリアータだからかも知れない。







ただ…

「和牛とアメリカ牛って味の根本が違うよな」

脂肪の甘味を強調する国産牛に対し

アメリカ牛は赤身の旨味に特化し根本的に味が違うので

私のお店ではコースメニューでアンガス牛のタリアータを

提供する事がある。

バルサミコを主体とするソースを使う

タリアータの場合はアメリカ牛の方が合う印象を持った。

トッピングにふりかけるパルミジャーノも

アメリカ牛の方が合っている。

和牛のステーキはそのまま焼いて食べなきゃ

もったいないという美味さなのだ。

もちろん脂の多い和牛を胃もたれなく

沢山食べれたというのは

タリアータの功績に違いない。







ササッと焼いて葉物野菜の上に並べ

ダイショー調味料で完成する胃もたれのない

贅沢キャンプ飯 映えはとびきりでした。


追記:当ブログのカテゴリーに「冬キャンプ秀作記事
という過去記事へのリンクを作りました。
ノウハウも含め冬キャンプのヒントが沢山あります。
ご利用頂ければ幸いです。




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