ファミマ食材でキャンプ!外飯1.5倍の法則を証明するコンビニ食材キャンプ

劇団にひき

2019年11月13日 11:01

人里を離れ過ぎてしまうと時として陥ってしまうのが

買出しに最短で片道1時間などという困った事態。

この日は、1日分の食料だけを携え現地入り

芋煮グルキャンを経て我が家だけ連泊となった。







二日目の食料についてはなんとかなるだろう程度にしか

考えておらず早速買出しに出るのだが…現地は

携帯電波が届かず調べる事もできない。

まずは電波圏内まで下山し情報を得ることに…。

下山と言っても車で下るだけのことだが

道中の車窓から見た西日を浴びる山の景色は

どこか北欧の景色の様で感慨深いものがあった。







電波が回復し早速検索を開始すると

期待に反し、付近にはスーパーらしき物がgoogleをもってしても

全く見つけられない事態に直面してしまう。

これが田舎町(ここは村だが)の日曜日

商店という商店にはシャッターは閉まっている。

「最も近い場所でも片道1時間は覚悟か…」

「さてどうしたものか…」







そんな時間をかけるくらいなら

撤収して帰宅した方がマシと妻はのたまう始末。

なるほど確かに帰宅し、自宅薪ストーブを眺めながらの

休日もそれはそれで悪くない。

いっそバルコニーでホルモンでも焼けば

そのまんまキャンプの夜は再現できるよなぁ…

いやいやそれでは本末転倒。

この日のために私達は額に汗して働いている。

何せこの日は2019年50泊達成の日

かくなる上はアレをやるしかない

付近に唯一のコンビニだけで過ごすコンビニ食材キャンプ

その昔、仲間達と企画しいつかやってみよう

そんな笑い話を思い出したのだった。

とは言え、都会の人には理解できないかもしれないが

全国チェーンのコンビニが同じ品揃えだと思ったら実は大間違い。

日配の感覚が都会と田舎では全く違い頻度が少ないのか

はたまた売れ残り廃棄を恐れ慎重な仕入れ体制なのか

あると思って覗いたコンビニにお目当がナイ

つまり品揃えは同じでも売切れは多い。

そんな事が日常茶飯事なのだ。







果たしてこの村のコンビニはどうか?

今夜のキャンプ飯がその答えとなる。


サイトに戻ると西日はすっかり傾き

今や消えかかんと、そんな時間帯。







「いい時間いい雰囲気だよなぁ」

林間の夕陽を眺めながらカクテルスターティング




ベイリーズを使ったいつものウィスキーベース

レシピはジョニ赤 30ml
コーヒー 60ml
ベイリーズ お好みの適量







妻が調理に勤しむ間私は火の世話を

すると…

「じゃーーーーん!!」

「これ油なしで綺麗にパリパリになるやつだってよ!」

世の中の進歩はコンビニを見れば分かるとは

誰が言った言葉だったろうか…あ…俺だった笑







実際、包装には焼き目がパリパリ!!羽根付き餃子

とある…実際はどうかと言うと

「ヤッベーパリパリ!?」

実際、油も切らしていたので油なしでスキレット焼きとしたが

どうやったらこうなるんだろ?







ちなみに水も入れない蓋すら不必要ときたもんだ。

技術なのか身体に悪い物が詰まっているのか

とにかくよく分からないが食感含めて合格点

しかも超絶キャンプ向き

コンビニ食材…あなどれん。

お次は…ウィンナー







スキレットで焼いたり

焚火で炙ったり







ついでにチーズなんかも炙ってみて







「なんだか意外に満足感あるかもぉ〜!」

一つはトロけて火の中にダイブしてしまったものの

チーズを焚火クルクルってやっぱアルプスだわぁ〜

なんて感じで楽しいのなんの







それでも満たされない胃袋への処方箋は

まさかの焼きそばだった。

これがこの村にあるファミマのポテンシャルなのだ。

先程の餃子油の残りで麺を炒めにかかる。







焼きそばで酒飲んだ事ないんだけど…

先入観はネガティブ一辺倒だった。

口に放り込む








「うま!!」








おしゃれキャンプだなんだと昨今やたらと

美しく盛付けられたキャンプ飯や

横文字の料理を見過ぎていたのかも知れない。

自らがキャンプ飯とはかくあるべしと

洗脳と呪縛にかかっていた事に気付いた瞬間だった。







普段食って美味いもんがキャンプで

ンマくないわけがないと悟る自分に気付く。

「つかコンビニ飯ってある意味スゲー」







焼きそばをアテに飲むウィスキーも乙なもの

焼きそばのスパイスがモルトのスパイスを

見事に引き立てているこれはマリアージュ







気付けば…妻は今夜のシメに取りかかっていた

この日の朝食にSTAUBで炊いていた冷めきった白飯が



超絶ウマ飯に化ける



ベーシックな食材をとことん美味しく食らう







それがキャンプ







格好なんてどうだっていい

『バエ』何スカそれ?

濃い目の醤油煎餅に包まれたもっちりご飯

言うなればそんな焼きおにぎりだった。







このシメは身体にも頭にも効いた。

シンプルだからこそカリッという食感と

焦がし醤油の旨味だけでどこまで行けるのか?

これは昇天もののクオリティ

強く握って外側がカリカリになるまで

全面を焼きあげるのが最大のコツ

「仲間に食べさせたい」

心から思ったものだった。







フルコットンCABANONに場所を移すと

すっかり満たされ眠気全開の夜長

最後の焼きおにぎりの話でもちきりとなった幸せキャンプ

キャンプで食べるキャンプ飯は

コンビニ食材でも1.5倍

普段飯でも1.5倍それを証明する事となり

キャンプの原点に立ち返る2019年最高の50泊記念の夜となった。


それがキャンプ




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