8月のキャンプは太平洋沿岸にて

劇団にひき

2022年09月08日 10:59

暑かった7月は後半から天候は崩れる日が多くなり

そのまま8月を迎えるわけだが予報天気ときたら

雨マークの連続状態だった。

雨だからキャンプには行かない

そのような選択とはならない我が家だけれど

こうも予報が悪いとあまり良い気はしない





こんな気分の時は海でも眺めれば

少しは気が晴れる…それが今回の動機。

これまで真夏に足を選ぶことのなかった

標高のさほど高くないキャンプ地に

多少の不安もあったけれど海洋性の気候と

雨が残る予報をあえて信じ電話をかけてみる。

急遽の予約だったけれど





このところ懇意にして頂いている

おしか家族旅行村 最上段が取れた。

年越しキャンプ後の一月にきた時は

冬だと言うのに満員御礼だった日曜泊に

それはそれは驚いたものだが





この日は雨が続いた恩恵か

比較的、閑散とした客入り

心の中ではニンマリ





海を眺めながら食べるロイヤルカナン

こむぎにとっては今や勝手知ったる

キャンプ地となった。


君は今回が初めてだったね!

だいず君





何年か前にアメリカ本国でライウイスキーの

出荷がバーボンよりも伸びていると聞き

試しに買ったはいいが、口に合わず

二年間減ることのなかったテンプルトンライ





8月30℃超えの気温下で飲んでみたら…

ライ麦由来のスパイシーさが汗ひく美味さでビックリ!



そうであればいいなぁという想定通り

なるほど、美味い不味いって気温にこれほどに

左右されるもの、特に湿度が高く不快極まりない

この日の暑さの中の辛口は沁みたのなんの。





普段ならジョニーウォーカーで始まって

アイラモルトで締めるのが定番の我がキャンプだけど

テンプルトンを最初に持ってくる策略が当たり

気を良くして取りい出したる次なる酒は

空知クラフトビール

スーパードライだとか一番搾りだとかに

今更手が伸びることはないけれど

頂き物のクラフトビールが

何よりもの贅沢に感じるのは

ある種これが特別なキャンプだから



何が特別かって?

そう、特別な事なんて何一つもないけれど

普段はしない特別な仕込みをしたという事。

何もない所に特別を作るのはいつだって自分自身

酒を変えただけでそれが叶うというのは

昔々はできていた事なのに

コロナ禍の持続的閉塞感が私達のキャンプを

いつの間にかつまらないものに変えてしまった事に

気付かされた瞬間だったようだ。

マンネリの打破は

それであると気づく事から…。





今年はロシアの侵攻などの影響で

シングルモルトウィスキーが軒並み

激しい値上がりをしていて、特に私が好んで飲み

紹介してきた銘柄にその傾向があり

困った事になっている…何せ商売だから。

中でもここ何年かで手に入りづらくなっているのは

キャンベルタウンモルト

唯一手に入れ今回持参したのが



グレンスコシア カンベルタウンハーバー



出典 榎商店より


考えてみれば北海道キャンプの2019年以来

キャンベルタウンのモルトは年々

手に入りづらくなって当時気に入っていた

キルケランすらスプリングバンクのように

全く手に入らなくなってしまった。





スコットランドと言えば…

この所は独立の気運も高まっていると聞く

スコッチの値上がりはこの辺の事情を

内包している可能性もあるのだけれど

コロナ禍をかわきりに大きな世界の変化を

感じる人も多いと思うが…

不快を肌で感じるこの二年の大変化は

ショックドクトリンそのもののように思う。





受け入れ難い現実社会との折り合いは

中和剤(キャンプ)なしには成就できない。

無邪気に楽しむ我が家の猫達を眺め





管理人さんお二人をサイトに迎えた。





このところ、おしか家族旅行村の楽しみの一つは

管理人さん達との情報(とお土産)の交換





ちょうど前日に焙煎したての

コーヒー豆を持ってきていたので

コーヒー通の管理人○藤さんに

ご試飲をして頂き





何日か後に味変を楽しんでもらえるようにと

焙煎豆も少量差し上げた。

何日か経って、キチンと味がのったコーヒーを飲み

これほど味が変わりこんなに美味しくなるのか?と

今頃は知ってしまった頃と思う。





知るは重要な事。

知らなかった所から知ることで

ゼロ(スタート地点)が生まれ

知ったその日から始まる湧き出でる興味や感心が

何らかの行動に変わって初めて1となる。

何もない日常に生み出されたこの1こそ

人生を豊かにする力を持っている。





その昔、会社員時代に研修でこんな事を習った。

感動とは心が震えて涙を流す事じゃなく

感じて動くそのものを感動というのだと。

心が感じただけではなく

自ら行動に移すほどの事象が感動だと。

まぁ私のコーヒーにそんな力があればの話だけれど笑

若いうちに色んなことに感動してほしいなぁと思う。





キャンプにはそんな要素やキッカケが

とにかく沢山あるから





やっぱりキャンプっていい。





管理人さんからは日本酒が振る舞われ

宴もたけなわ





最後に一杯30mlだけ残しておいた

レダイグを空けこの夜を締めた。





翌朝は視界10mの霧の朝

あぁこれも夏の朝だなぁなんて一瞬思うのだけれど





よくよく見ると…風もなく降雨もないのに

タープ下全てのものが水浸しに





霧でこんな濡れるってすごいわぁ…

なーんて感心しつつ

昨夜の◯藤さんからお土産を戴き

後ろ髪引かれる撤収となった。





今回もお世話になりました!




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