新入り猫だいずのキャンプデビューで感涙!

劇団にひき

2022年07月26日 10:13

5月の中盤までで48泊をこなした今季のキャンプ

その後の二ヶ月間は月一キャンプにまで

その頻度は落ち現在50泊で止まっている。

6月末、我が家に迎えた新しい命は

すくすくと順調な成長を見せ

三種混合のワクチン接種を終え

この後、虫除けを行い出撃を待つばかりとなった。

長きに渡ったキャンプ人生においては

今は小休止という状態の我が家

ここまでペースが落ちたのは

本町バルDELISHLABOの開店月となる

2018年以来四年ぶりのこと。





何かに追われるが如くにキャンプしまくっていた頃が

何やら懐かしく思えるくらい。

手元のスマホに映し出された週間予報に目を向けると

どうやら次の日月泊は雨予報との事

7月第一週の晴天を逃した事にヒリヒリとした

軽い火傷のような後悔こそあれ

今はジッと我慢の小休止しかないよな。

いいや、こむぎの時は二週間経たずに

キャンプデビューだった記憶

ならばこの子も…淡い期待が首をもたげたものだが

先ずは車移動のトレーニングが必要なのと

こむぎとの関係がもう少し良くなる必要がある。





猫の多頭飼いの知識のある人ならば分かると思うが

こむぎにとっては子猫といっても新入り猫は

あくまでも侵入者であり仲間と認知するまでは

警戒しっぱなし…つまりストレス以外の何物でもない

ここまでの約一週間でその距離は相当縮んではいたが

仲良しとまでは呼べるレベルには程遠かった。



そんなわけでこの週は夫婦二人と猫二匹は

車で日帰りのお出かけをする事に

家より狭い車中ではこれまで女王として君臨してきた

こむぎは自分のテリトリーを荒らされたと思ったのか

ご機嫌がとにかく悪く

期待とは裏腹に良好な結果にはならず

夫婦二人にとっては頭の痛い状況を

目の当たりにするのだった。

「少しこむぎには無理させちゃったかもな。」

この時点での問題は二匹の不仲であることが

浮き彫りになった





ただ、だいずに車酔いはなく見事ドライブに順応

見方を変えれば実に幸先の良いドライブで

二匹とも15分も走れば眠りに就く

ある種、理想の状態でもあった。

これなら問題はおこらないという判断に至る。

さて翌週に控えた初めての猫にひき連れのキャンプは

どんな顛末を迎えたのか…ご報告しておこうと思う。





向かった先は一年振りとなる

宮城県『吹上高原キャンプ場』

昨年は梅雨の真っ只中に二泊

しかも初日の豪雨で二日目はテント引越しを

余儀なくされた思い出深いキャンプ



今回も予報天気は決してよろしくなく

雨を覚悟で来たものだから

昨年二日目に幕営した場所が空いていたのは幸い

…というか、このところの雨続きで

前日の宿泊者もさほど多くはなかったのだろう。





実際、蓋を開ければ予報とは裏腹に

真夏の日差しがヒリヒリと照り付けるキャンプ場

しかも湿度がとにかく高く逃げ場のない不快な暑さ

雨覚悟でどちらかと言えば涼しいキャンプに





なると思っていただけに、好天のとばっちりは





猫達を大いに案ずるキャンプへと変わる。





そうはいっても一年振りの吹上高原である。

不快なこと極まりない気温ではあるが

初心者の頃から通い詰めた『良さ』は健在

昨年は雨スタートでそこまで気が回らなかったけれど

キャンプ場の表情を作る木々達の背丈が





それぞれ高くなっているのを目の当たりにし

時の経過を深く感じるキャンプスタートだった。

当時この時期、キャンプ場を埋め尽くしていた

緑色のテントは今や完全に絶滅

辺りを見回せばアースカラーの

小洒落たテントばかりなのも時を感じさせたもの。



このキャンプでは前々回紹介の

FLSKボトルに生ビールを持参





高温下の設営でびしょ濡れた

Tシャツを眺めながらの乾杯





えーっとやっぱこのボトル凄い性能!



ビールは年に数回程度しか飲まなくなったけれど

夏の暑いキャンプで飲むピルスナーは

冷えていてこその飲み物

その点、約1リットルのビールが

保冷剤なしクーラーボックスの外で冷えたまま

持ち運べる事実はキャンプにおいては

実に大きなメリット

お金があれば全ての飲み物を

FLSKに小分けに持参できたら…なんて想像をしたもの





午後三時を回り未だ気温は33℃

いやぁ激しいねぇ…





ここからのクールダウンは

かつて最も美味いと思ったプレミアムジン

その名も『No.3』

気温33℃の中No.3を3℃に冷やして飲むのも

この夏キャンプならでは





でもね

酔うんだこれ汗

そう思わせるのはその余韻の長さから

口の中から消えてなくならないジュニパーとスパイス

もちろんそれは名酒の証

数々の賞を受賞したジン





これは全力でお勧め。



設営で相当汗をかいたダメージは

この頃にはすっかり回復へと舵を切ったわけだが

キャンプ猫こむぎはと言えば…この通り…汗





流石の猫にも堪える暑さなのだろう

もう少しで気温は下がってくるからね





こんなタイミングで人間達は一人ずつ温泉へ





日陰の地面の方が過ごしやすいらしく

猫達は終始草の上

この日がデビューキャンプの新入り子猫だいず君は

お姉ちゃんのお下がりのハーネスが

まだちょっとブカブカ





風呂上がりにはようやく過ごしやすくなり

食事も摂れそうな気温に





こんな暑さを想定していたわけではなかったけれど

楽しみにしていたのは餃子(冷凍)

これを昨年から当ブログで紹介してきた



焼肉ザ・パンチとレモン汁のつけダレで試す





ヤバ!ウマ!

気温も相まってか

過去最高の美味さにホントびっくり





これだけあれば生きていけると妻

妻は餃子が大好物だが私とて同じ感想に…

いやぁ美味かった。





餃子はキャンプ仲間のM君から頂いた

デュベルで流し込む





アルコール度数6.66



正に悪魔的美味さ





そりゃ二週間も開けた後のキャンプだから

最高に違いないのだけど…

美し酒に美しアテがあるこんなキャンプこそ最上





猫達もようやく遊べるようになった。





小さい頃から私達には

とにかくツンデレなこむぎとは対照的に





新入りのだいず君はデレデレの甘えん坊で

隙あらば私の膝に乗ってくる。





これはこれで可愛いく思うのだけど

お姉ちゃん猫のこむぎ先輩の嫉妬や反感を

買うんじゃないかと内心はヒヤヒヤで





思いっきり可愛がれないのが悲しいところ





もちろんこむぎも沢山可愛がってあげたいのだけれど





生粋のキャンプ猫に育てたお陰で

キャンプでの楽しい過ごし方を知り尽くしていて

私の膝なんかより





この通り





テント命 笑





でもねこれまでもこれからも

君が一番だと変わらず思っているから





いつの日か二匹で膝にきて

戯れてくれたら嬉しく思う。

結果として、猫二匹で戯れ合うことしばしば

その殆どはだいずがこむぎに構って構ってと

飛び付くような一方的なもの

こむぎは時に距離を置いたり無視をしたり

噛まれても爪なし猫パンチで応酬したり

私達からすれば、こむぎはお姉ちゃんになったなぁ

偉いなぁと感心することもあったが

かなり彼女に負担をかけているように見えていた。



そんな夫婦二人の心配を吹き飛ばす出来事が

直後に突然起こる。



この夜

自宅でも一度として見ることのできなかった

二匹仲良く一緒に眠る姿が見れたのだ。





キャンプを通して二匹の距離が縮まった瞬間を

目の当たりにし、感涙の夫婦二人だったのは

言うまでもない。

そして…

翌日の撤収前には二匹揃って

尻尾をピンと立ててタープ上で戯れる姿が…

猫飼いの方なら知らぬ人はいないと思うが

猫の尻尾は感情を表していて

これは明らかな喜びの尻尾の形なのだ。





極め付けは撤収時、普段ならば

テント内から出てこなくなり撤収の邪魔をするのだが

二匹でトランクで大人しく待つ姿を見せた。





だいずのデビューキャンプは

こうして無事何事もなく幕を閉じることに。

だいずの無邪気さと同時に

キャンプ猫こむぎの成熟を垣間見る

にひきが主役のキャンプはまだ始まったばかり。




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