【保存版】中級者なら誰もが知る伝説のキャンプ場 パストフューチャー後編

劇団にひき

2020年11月06日 11:55

前編からの続き

2018年10月

この年は忘れたくても忘れられない大きな出来事があった。

夫婦二人で挑戦していた店舗出店が五月に

実現した年。

お店を出したならあんな事をやろう
こんな事をやってみよう…もちろんアソコで







約二年間修行のために勤務していたホテルで
アイドリング時間にいつも話していた
計画の実行の場所は







このほとりの遊びばキャンプ場だった。







管理人佐藤君に全面的にバックアップを頂き







我が家が提唱する焚火ステーキをそのままイベント化

ブログ記事のノウハウをそのまま体験して頂く
そんなイベントだった。

当日の記事はこちら
2018/10/17

イベントは大成功に終わり明けた翌朝

曽原湖は霧に包まれ幽玄でいて
キリッと冷えた張りつめた空気
とても気持ち良かったのを思い出す。







そしてやってきた同年11月







国内でも有数と言われる裏磐梯のこの時期は

ため息が出るほどに美しい紅葉であるが







見頃が短く捉えるのが難しいもの







しかし2018年のこの日は

紅葉と磐梯山の雪化粧を同時にみれるという
稀な風景に圧倒され、正にそれは絵画の世界

感受性がもし、こうして磨かれるのだとすれば
ここにやって来るファミリーの子供達は幸運だ。







一方







キャンプ場がこれほど有名になり

来場者数が増加すればするほど







私達はキャンプ場サイドに立つ黒子に徹する

そんな必要があると話していた頃。







この地で最上級のキャンプを今この時
実現しているなら
今後それを捨てても良いと考えていたもの。

それほどに素晴らしいキャンプになったのは幸運で
これを見納めと決めたキャンプでもあった。



2019年5月

今や裏磐梯に革命をもたらしたキャンプ場
と言われていたかも知れない。

この年はキャンプサイトの拡張が行われた年。







ある意味、昨年2018年はこのキャンプ場が
成功への道筋を歩み始めた年だった。

プロモーションを買って出たのはわずか二年前。
思いのほかうまく行き過ぎていた。

キャンプ場自体の認知は全国区で広がりを見せ
ぼちぼち私達もお役目を終える時期でもあると
考え始めたのがこのキャンプだった。







このキャンプは今思えば最後の仕上げだった。

我が家が得意とする雪中キャンプをこの地で実現し
2019年のスタートをとして見せる。

そんなプロモーションだったと管理人佐藤君は
気づいてくれていただろうか。







それは、いずれやって来る冬キャンブームを見据えての事。
この地でつつがなく雪中キャンプができたなら
きっとその波にも乗れるからと
管理人佐藤君には毎年も熱弁したものだった。

その声に応えるように例年より二ヶ月早い
時期…つまりまだ雪の残る時期にこの年の
オープンが実現した。

無論、GW前となる4月の雪中キャンプは
快適そのものでガスストーブ一個を熱源とし
実に簡易な装備での楽しいキャンプだった。







同年8月

客足は順調に伸びて行く中
雨上がりの新設サイトへの入場をした。







決して広くはないがこの新設サイトだけは
貸切りが可能でソログルなどの小さいテント群の
予約入場が可能とのこと。







一等地と呼ばれる場所の西向かいに位置し
景観はもちろん素晴らしいサイト

このキャンプを最後に私達は
2016年から始まったこのキャンプ場の
プロモーションから身を引く事を決める。

充分に認知は広がりを見せ
今や、助力なしでも集客に
苦労する事がなくなったから

そのタイミングは絶妙で
この翌月の九月からは平日でも
客足が絶えないという大人気キャンプ場へと
昇華するに至る。







うまく行くかどうかも分からない
2016年のプロモーションスタートの時から考えれば
これは曽原湖の奇跡と呼べる偉業に思う。

閉業間際のキャンプ場がわずか二年間で
全国区にその名を知らしめ
今なお、リピーターを増やし続けている
その実績は賞賛に値する。

本当に凄い事になったな佐藤君



そして2020年






三度目のリニューアルがこのキャンプ場を
ついに完成の域に押し上げた。







念願だった管理棟が完成







この建物は小さいながらも売店機能を併せ持ち
ガス缶や薪などの必需品の販売が行われ
かつ、全国の有名ガレージブランド小物の販売が目玉。

かの有名なブランドの焚火台が鎮座する。
(在庫があれば購入可だが入荷は遅延し続けるのがガレージブランドの常である)

そして目下応援中のGAOさんのリフレクターも展示されている。







2016年に問題となっていた例の場所は









下水道が完備され本物の水洗式トイレへとリニューアル
最新ウォシュレットが備わった。







男女別棟となり両方共、電気配線が入り
夜間照明が整備
簡易過ぎた炊事棟は
トイレ隣に新設移転となった。







裏磐梯においては希有な最新設備有する
立派なキャンプ場となった。


2020年THE PRESENT

時折、突風を伴う晩秋らしい荒天の朝8時
久々のほとりに到着した私達。







雨が降ったり止んだり
午後には回復するというが 
設営は昼までおあずけ
先客の撤収を待ち一等地に張るためだ。

ほとりの人気に衰えは微塵もなく
休前日は一等地を取るために
早い人は7時台から空きを待つのだそうだ。

流石に日曜泊となるとそこまで早いわけではなかったけれど。
それほどのキャンプ場になっていたということ。

12時過ぎ止まなくなった雨の中、先客の撤収が終わり
取り急ぎTATONKA1TCだけを設営した。







磐梯山は雲の中
果たしてその勇姿をこのキャンプで
見る事はできるだろうか?


一年以上振りとなる久々のほとり







二年前と変わらぬ美しい紅葉
テン場には随分とお洒落なテントが
設営されている。

どうもこのキャンプ場にはなぜか
ド級のお洒落キャンパーの来訪が多く
入りづらい雰囲気さえ感じてしまう事がある







雨が止むのを待たずに設営を完了させた。

もちろんキャンプにお洒落なんて
本当はどうでも良いことだって知っている。

出撃の多い人ほど壊れにくい道具を
選ぶようになりそれが結果自力修理可能な
ビンテージの火器だったり
丈夫なテントだったりしてそりゃぁ
緑色のドームテントよりもちょっと格好良く見える。

もちろんこのキャンプ場のお客さんが
みんな高価な幕だからといって
臆する事なんてない。

我が家のように中途半端に高いんだか
安いんだか分からないような幕で
ジタバタと見栄えは悪く見えないように
取り敢えず頑張ってるキャンパーだっているわけで
本来どうだっていい。







ここに来る目的の8割は
人に見せるためじゃなく
この美しい景色に自分自身を置く事
そうする事で色んな気づきが手に入る。

「あぁキャンプを趣味にしてよかった」って。

加えれば自分自身、そんなこと考えたこともないのに
俺はこの自然を求めていたんだ。
自然が好きなんだ。

根本が何か?という事に気づかされる。

そんなキャンプになるのは

ほとりの遊びばキャンプ場だから




【NOTES】
料金体系
車一台につき 1000円
大人1名につき 2000円
4歳〜6年生のお子様 500円
中高生 1000円
お子さん3名以上の場合
合わせて1000円

連休及び繁忙期料金
1幕あたり1500円UP

冬季料金 整備中に付き都度お問合せください

連絡先 090ー6682ー7965

ゴミ捨て可
1泊の方 300円
2泊以上 500円
持ち帰る場合はかかりません。



THE FUTURE

管理棟横部分の拡張整備予定
こちらはブッシュクラフトゾーンの様な位置付けの
ワイルドなサイトにしようと計画中との事。



おまけ

三年前突如ノコノコと上陸してきて
蟻除けのために盛っていた砂糖菓子に
パク付き出した鴨のご家族がいたっけ







迂闊にも蟻除けが餌付けになったようで







今ではほとりの名物ペットに君臨していると聞いた。







あの御家族の中の一羽だっただろうか?

今回ひょっこり一羽上陸やけに馴れ馴れしい
でも底抜けに可愛いんだよ。







なんと長閑なひと時か…。

この日、一緒にキャンプしたのがGAOさん夫婦

奥さんとは何度もキャンプしたけれど
実のところいつも無理矢理連れてこられた
そんな雰囲気に感じていたから

「少しキャンプが好きになったでしょ?」

興味本位で問うてみたら…
 
「かなり好きになったかも」

と想像通りの答えが返ってきた。

これが…






ほとりの遊びばキャンプ場の真髄

一年振りの懐かしい嬉しさ。





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