有名ブランドに頼らず実践 本物志向のキャンプ

劇団にひき

2019年12月06日 11:46

キャンプの楽しみは色々あるけれど

それは持参したギアを眺めたり使ったり

次回キャンプのための仕込みだったり

でも…やっぱり飲食の楽しみだけは

格別でありたいもの







すっかり記憶からは消え去っていたけれど

何年か前のとあるキャンプで

夫婦二人は決め事をした。

普段(のビールは)は第二第三でいいし
(現在ビールは飲まなくなりました)

食事だって粗食(ご飯納豆に玉子味噌汁)で結構

でも週一のキャンプだけは

好きなものを糸目をつけず飲み食いしようぜ…と。







この所、ランブルスコから遠ざかっていた反動かも知れない。

どうしても赤い泡が飲みたかったのがこのキャンプ。

寒い季節に底抜けに美味いもの…美味いもの…

今宵私が選んだのはベルギービール ドゥシャス




随分前に交流のある

インスタグラマーのテグジュベリさんから

頂戴しあまりの美味さを思い出して

つい先日、再び購入していたもの。







ピルスナーばかり飲んでいる日本人には

ワインだとしか思えない果実感あるレッドビール

ちょうどランブルスコの様で腰が抜けるほど美味い。

ベルギービールと言えば近年

シメイが品薄でドンドン手に入りにくくなっているけれど

更に上を行くチョイスはクリスマスにもぴったりな

芳醇なビール。

こういうのを知ってしまうと…思ってしまう。

マスコミや大企業にすっかり洗脳汚染されている

日本人のコモデティ化が進み過ぎた飲食のつまらなさ。

キャンプの時ぐらい本物を嗜む機会は作った方がいいし

この一本の620円の価値は

エスタブリッシュな人達だけのものではない。







そんな動機で今回キャンプは気合いが違っていた。

外飯は1.5倍というが、それを2倍にする

いつもの焼き物(ステーキ)にはラムロースのステーキを選び

それを焼くのは炉ばた大将の網焼きではなく







9mm厚の鉄板をわざわざチョイスしてみる。

ちょっと前に雑誌の付録鉄板が話題になったが

雰囲気だけを味わう事に意味はなく

本物を味わう事が大事だと心から思う事になった。







分厚い鉄板の効果は凄まじく

俗に言う高級店の焼き上がりという表現では

表しきれない外パリ中フワ肉が完成







そもそもの素材が焼き過ぎても

柔らかいラム肉というのもあるだろうが

これほどフワフワに肉が焼けるのか?という

感動が波の様に押し寄せる。

一生物をオーダー制作してくれる鉄板工房

amazonでは近年安価な物も出まわっている。









ラムステーキ3枚をたいらげ

暫しのウィスキータイムは極上の安らぎの時間。







その後、炉ばた大将は焼き網に変えられ

いしのまき元気いちばで仕入れた

メヒカリの一夜干しが載る。

魚介に合うのはアイラモルト










最後の締めの鴨鍋は食べきれず

半分以上が翌朝の朝食となった。







見上げた空には満天の星空が広がる南三陸の夜

風はなく気温は全く下がらない

ストーブ要らずの夜







迂闊にもアルパカに火入れをしてみたら







グングン気温は上がり10分で消す事に…

「灯油満タン入れちゃったよ困ったなぁ」







余熱だけで過ごすマルシャルの中は

それでも快適過ぎて妻は早々に御就寝

ベッドに入るのが勿体なくて一人タバコを一服ついたものの

眠気は9時台に訪れるのだった。







底抜けに気持ちよかった翌朝は

風が吹き始めていた。

と言っても、1〜2m程度の緩い風







妻の起床を待つ間

私はコーヒー生豆の焙煎に興じる事にした。







4年前、100均で購入した手付きのザルと

お菓子の粉ふるいを組み合わせて

自作した手網焙煎機は未だ健在 笑

道具が適当なものでも

週一で四年間焙煎し続けた私の腕は相当に上がり

良質なコーヒーがデフォルトで炒れる様になっている。







何事も続ける事って大事だし

価値のあることの一つ

自らの成長をコーヒーの味わいで感じる人生

なんと素敵なことか。







英国の元首相チャーチルやジェームスボンドが愛した

煙草は続けない(禁煙)方がいいという風潮だけど

世界的な免疫学の権威である順天堂大学の奥村氏を

支持している私はやめようと思った事がない。







コーヒーと煙草を楽しむキャンプの朝







満足の頂点はここだった。


これだからキャンプはやめられない





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