久々のダム湖畔でCHILL OUT CAMPING
7月ど真ん中、連休は雨
キャンプ道具をたずさえアクセルを踏んだ。
妻の忘れ物でモタモタしたり家に戻ったり
「遅刻はヤバイから!」
雨で混雑なんてしようものなら時間が読めなくなるため
30分前行動をしたかったわけだが…
さほどの混雑もなくホテルの駐車場到着は
ほぼほぼ予定通りの時刻だった。
今日は姪の結婚式。
ドッサリのキャンプ道具が詰まった車から
降りてくるのはアウトドアな格好の夫婦ではなく
ビシッと礼服に身を包む夫婦二人だった。
最近の結婚式披露宴は随分と変わったもんだ。
やらされてる感ではなく手作り感の演出とでも言おうか。
デジタルを駆使し映像はほとんどリアルタイムで展開して行く。
ついさっきの出来事がエンディングで映像として流れ
列席者も主人公と同じ様にスクリーンに登場する。
「へー!!こりゃスゲーね」
時代の流れは自分の年齢を意識させるものになっていた。
「全くついて行けてないわ 俺」
今年の7月と来たらまるで春先のような気温が続き
真夏とは思えない肌寒さの日々が続いていたが
ホテルのチェックアウトを済ませいざ出撃と外に出るやいなや
湿度を伴った梅雨時期独特の粘り気の強い大気を感じ
立体駐車場から車が出てくる間に汗ばんできた。
もしかすると今日って最悪のコンディションかも
設営を終え汗を吸わなくなったTシャツを
着替えた。
タープには、多くはないがアブが数匹やってきている。
年中キャンプをやるようになって随分と経つが
アブにだけは夫婦二人共
これまで一度も刺された(かまれた)
経験はないがいちいち飛び交う此奴らは
放っておくとどんどん増えてくるので
複数の太巻き線香を焚いた。
「これでなんとかなるっしょ」
やっと一息つくと、先ほどまでの
まとわりつくような不快な大気に劇的な変化が起こる。
気付けばみるみる湿気が抜けて行き
カラっと気持ち良く乾いた空気になっていったのだ。
緩く心地良い風も吹き始め汗ばんだ肌を衣類を
たちまちに乾かしてゆく。
こんな短時間でここまで空気が変わるとは驚きだったが
このタイミングで妻が誇らしげに言う。
「ゴメンね晴れ女で 笑」
見上げれば澱んでいた雲は
オフホワイトの雲へと色を変え
久し振りの青空が顔を出していた。
体感湿度は100%から50%台へ下がり
気温はどんどん上がっている。
間もなく30℃を超えるだろうけど
カラッとした突然のこの暑さは気分の良いものだった。
こうなると…
濃い目に作ったオルニートスハイボールが
劇的に美味くなりペースが狂ってくるのが夏キャンプ
テキーラってやっぱ夏に飲むのが最高に美味い。
遂に本物の夏がやってきた実感があった。
それは記憶に残る楽しかった少年時代の夏のよう。
いつものいい景色
と言っても7月にここにくるのは初めて
梅雨寒の7月だったからこそ来てみれば
身も心もCHILL OUT
これだからキャンプはやめられない
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