新緑満喫、夫婦二人キャンプミーティングに手応えアリ!
この日は夜半から吹き始めた風がとても強かった。
自宅での積込みの際にもかぶっていた帽子が飛んだり
納戸の戸が勢いよく閉まってしまったり…
出発すると、運転中、車も横揺れ
「結構、風強いけど大丈夫かね?」
そんな会話をしながらのドライブだった。
それでも空は典型的な5月の青空
いつものキャンプ場に設営を完了すると思ってしまった。
「今日はタープ無しで行こう」
新緑の広葉樹木が作り出す木陰があまりに気持ちが良かったわけだ。
これだけ気持ちが良いと気分は晴れ晴れ
大きめのコーヒー袋をフィールドに広げ
私は一人靴を脱ぎ裸足で過ごす事に
二枚重ねのコーヒー袋は適度なクッション性を備え暖かい。
川を見下ろすロケーションの
不動尊公園第一サイトのNo.2
傾いたフィールドながら心地よさは満点レベル。
隣のサイトではデイでBBQを楽しむ団体が大勢いた。
設営を終え、すっかり定番となったランブルスコでの乾杯すると
妻もご満悦の様子。
この日は唐揚げキャンプ
大きめのスキレットに油が入ると
油面には樹々が映り込んでいた。
見上げた木陰のタープからは
優しい陽の光が差し込んでいる。
どうやるとこうなるのかは分からないけれど
妻が仕込む唐揚げは胸肉であってもシットリしていて
衣はスナック菓子のようにカリサク
とにかくクオリティが高い。
満腹になるまでわずか10分程度
冷めてもカリサクの唐揚げは
ハイボールにも良く合った。
ここで気づいた事が一つ
冬は丸裸だった樹々も5月ともなると葉を蓄え
圧巻の緑が目を楽しませてくれているのだが
強風を微風に変えてくれている。
少し開けた場所は変わらずビュンビュンと
風が通っているのだけれどサイトには風がこない。
木の葉の効果を感じた瞬間
あらためて新緑の良さをしみじみ感じたものだった。
年間通して私の最も好きな季節風景である。
新緑には満ち溢れる生命力を感じるわけだ。
芋虫系が大の苦手な妻はこの頃になっても
「やっぱりタープ必要じゃない?」
どうも落ち着かない様子だったが
酔いと共に気にならなくなっていったようだ。
前回のキャンプで箸を一本荷物のどこかに紛失してしまい
誕生日に友人から頂いた雪峰箸を初めて使ってみた
折り畳みができるわけじゃないので
どちらかと言えば自宅向けかも知れないが
使いやすくてびっくりだった。
お腹も落ち着いた頃
妻のリクエストでボタニストのジンバックを提供し
私は、一年ぶりにJURAのスーパースティションを楽しむ。
その間、妻はポップコーンを楽しそうに作っていた。
3つ目のウィスキーはタリスカー
公式サイトで推奨している胡椒仕立てで
清流の音に耳を傾けながら
妻と今後の仕事の話を沢山した。
まだまだ引き出しは沢山あるが不安がないわけじゃない。
全ての努力が実を結ぶとは限らないけれど
1日1日を全力で頑張るのみなのだが無策ではいられないのだ。
考えてみれば、人生で今ほど真剣に仕事に
打ち込んだ事などなかったように思う。
キャンプで仕事の話なんて…と思うかも知れないが
毎週のキャンプは癒しの時間なのは勿論のこと
初心に帰るリセットの時間でもある。
こうして色んな事が好転して行くのだろうと考えれば
全てのことが糧となるような感覚があり
それをビジネスパートナーでもある妻と
共有するこの時間は価値のかたまりに違いない。
リラックスできる景色空間で
自由な発想をもとに新たな価値を作りあげる。
キャンプってやっぱり凄い。
近年、アウトドアな会議空間を企業相手に提案し
団大顧客を誘致するキャンプ場もあると聞く。
そりゃぁこんな空間で閃いた光るアイデアは
煮詰める価値もあるってもんだ。
そんな我が家はどうかと言えば…
手応えのあるアイデアが妻の頭に浮かんだようだ
それがキャンプ
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