平成最期の花見キャンプ 本編 神割崎キャンプ場のやる気と本気

劇団にひき

2019年04月11日 12:01

枯れ枝のシルエットを荘厳に感じたり

そこに雪が付いて太くなった枝ぶりを美しいと感じるから

冬のキャンプが本当に好き。







春先は天候も不順な日が増えてゆくのだけれど

そこに花が咲いているだけで物悲しさはカケラもない。

思いがけず花見キャンプとなった今季初神割崎である。

「いい季節になってきたなぁ」

冬のキャンプが大好きだなんてのたまってはいるが







色のある景色は掛け値無しにいいものだ。

そんな気分で花を見ながら乾杯をした。

すると…







ウグイス色の鳥達がやって来た。

「さっきホーホケキョって聴こえたからウグイスじゃない?」

調べてみるとコレはメジロ

雀より一回り小さく可愛い。

警戒心が緩く花の蜜を好み花から花へ数羽で

枝を飛び歩く姿は市街地の公園などでも観られるのだそうだ。

枝に押し合う様にピッタリとくっついて並ぶ習性から

「目白押し」という言葉の由来にもなっているとのこと。







毎週キャンプをしていても初めて観るという事がこうしてある。

自分の無知に気付く瞬間ではあるが

今日この日この場所でキャンプをしなければ

叶わなかった経験であり、今後この鳥を見かけるたびに

この神割崎キャンプを思い出すのだろう。







神割崎キャンプ場と言えば…

今年、実験的に冬季休業中となる2月に

スポット営業をしていたのが記憶に新しく

コレは通年営業への布石に違いないと

スタッフさんに尋ねてみた。







現在、模索中であるとの返答だった。

水道凍結の問題がクリアできそうにないとのこと

水は持参すればなんとかなるし

トイレは幸いにもポットンのサイトがある。

東北の冬キャンパーのスキルならば

なんら問題はないだろうと私は思っている。







それより何よりこの『やる気』が嬉しく頼もしい。

公営のキャンプ場で「去年よりここが良くなった」

そんな経験はなかなかないもので

前向きな姿勢を垣間見た事が何より嬉しかった。

因みに、これまで冬期休業としていた12月と3月をターゲットに

営業期間の延長を町と交渉してゆく事になるのだそうだ。

利用者(キャンパー)側の意見として嘆願書などを

町に提出したりすれば彼らのバックアップになるのだろうし

我々の冬の行き先が増える事になるのかも知れない。

何れにせよ、彼らのやる気は元気にさせる。







世の中のどんなビジネス、サービスであっても

それを実行する側のやる気のなさが

見えてしまった途端にシラけてしまうもの

逆にやる気が垣間見れたり、努力のプロセスが見えたりすると

俄然、応援したくなるものである。

私達にとってこれまでただのお気に入りだったこの神割崎キャンプ場だが

成長しているキャンプ場であると認識を改めることとなった。







そんな管理人スタッフとのやり取りもあり

気分も上々で2本目のワインを

…と思ったら

いつも常備しているソムリエナイフを忘れてきていた。







「参ったなぁ」と靴底を使って瓶ごと

叩いたり試行錯誤するがビクともしない。

こうなったらコルクを落とすしかない

平らな打面のペグがあったので逆さにして

ハンマーで叩いたらたったの3秒でニュルッと

コルクが落ちて事なきを得た。







ちなみにこのワイン

アリアーニコ デル ヴルトゥーレ ピポリ




安いながら果実の凝縮感たっぷりで

タンニンも程よく効いて肉や油物と良く合うフルボディ

美味かった。







アテは肉じゃなく天ぷらだったけれど 笑







赤ワインに魚は大敵だが大トロの刺身は

意外に良く合ったのには驚いた。







やがて夕暮れが訪れると共に

強かった風も落ち着いてくる。







妻のアイデアでジェントスで桜をライトアップ







貸切りの神割崎第4サイト

桜が大きくなった10年後に思いを馳せ

とんでもなくいいキャンプ場になっているだろう

そんな確信めいたものを感じる夕べ







これだからキャンプはやめられない





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