雪景色のオープンタープ 本編

劇団にひき

2018年02月01日 13:04

雪景色は掛け値なしに美しいと思う。

そんな美しい景色を眺めながらのキャンプとなれば

オープンタープこそ格別というのが我が家の流儀







雪中キャンプ

タープ下で焚く炎があるからこそ成立する

極寒キャンプは最高峰の楽しみとなって随分経った。

今回訪れたのはこのところ完全にホーム化している

いつもの不動尊公園キャンプ場







今年から通年営業となり

雪中キャンプも楽しめるようになった。

電源設備はないため快適を目指すなら

知恵と工夫と装備を試されるキャンプ







前日には4組のキャンパーさんが幕営しており

お陰で雪中キャンプ最初の難関となる

地固めは必要なかったのだが地面が露出している部分や

凍っている場所には新たに雪を撒き滑り止めと

雪景色の美しさを取り戻すことに







フルコットンマルシャルのタープ連結は前回同様

100均で購入した自転車積荷用のゴムロープ

風は0mのコンディション

雪中キャンプで風がないという事が

最高レベルである事は言うまでもない。







設営を完了し、焚火に火を入れたのは16時を回った頃だった。







雪で冷やしておいたビールで乾杯

タープ下には焚火熱が循環するのだが

その効果をさらに高めよう







長めのガイロープを途中でペグダウンし

タープ両翼の角度を変えた。

気分的なもの以上に焚火熱の恩恵は大きくなった







外で過ごすことを前提に着込んでいるので

寒さはさほど感じなかった。

風がないだけでこれほど違うものかと思う







ビールが恐ろしく美味い







寒すぎてビールは進まないだろうと

1人あたり二本しか買わなかった事を

後悔することになった。







スターティングメニューはカキフライ

妻が準備を進める傍ら私はランタンに火入れを







夕刻は一秒毎に深くなってゆき

カキフライは量産されていった。







雪の中で食べるカキフライがこれほどの美味さとは…

こんなシチュエーションで食べるんだから

美味いに決まってるけれどキャンプで起こる

初めて体験は喜びに直結している実感があった。







雪は全ての音を飲み込み静まり返るサイト

焚火台には今宵の最後となる薪に火が回っていた。







その頃には完全に氷点下

日中まだふかふかだった雪はガッチガチに凍る

歩けばザクザクと音が鳴る







消えゆく炎を眺めながら正月以来の数の子をアテに

アイラモルトに手を伸ばした。







このひと時、焚火熱もすっかり小さくなり

寒いからそろそろ幕に入りたいのだけれど

なんだか勿体無くて入れない。







結局二時間ちょっとの焚火を楽しみ

幕にこもったのは19時手前だった。







幕の中の今宵のお楽しみは

LEMON HART

漫画の題名にもなった有名なダークラム

ほのかな甘さと香ばしい香りが美味い普段飲みのラム







ウィスキーは一番好きだけど

ダークラムの味わいは懐かしさに近い。








ベリーレアに焼いたステーキにも







アサリとキノコの洋風鍋にもよく合った。







雪肌が露出しているせいか

この夜の最高気温は22℃







燃費を気にしてアルパカは少ししぼって

たいていたせいだが、充分な暖かさ。







翌朝は寒波の到来

TATONKAは表裏ともに凍りついた。







昨夜ケトルを置いた跡がそのまま







なんでクソ寒い中キャンプなんてするのよと人は言うが







今年は決まってこう言っている

「暖かいからだよ!」


それがキャンプ





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