焚火を暖炉に!TATONKAセミオープンスタイルを堪能 @ 不動尊公園キャンプ場

劇団にひき

2017年12月19日 12:05

西高東低の気圧配置、列島にはいく筋もの等圧線が走る。

出撃前夜はまるで嵐のような風音が窓を叩いていた。

長かった12月第三週の激務を無事終え床についたものの

疲れすぎて眠れず、風音を聴きながら

明日の設営のシミュレーションをしていたら

いつのまにか意識は薄れていった。







ここ数日、天気はすこぶる良かったが風がとにかく強かった。。

この時期の幕営において毎年強風だけは敏感になる。

先月TATONKA1TCを破いたばかり

あの忌わしい記憶が蘇ってしまうのだ。

荷物の積込みをしながら空を見上げると

それはもう美しい青空なのだが、上空の雲の動きは早いのなんの







最後の荷物を積み終えた時には

雪雲が南から空全体を覆うように迫っていた。







予報では天気の悪化はないようなので

きっとすぐに消えて無くなる雲に違いないが

この強風の中、楽しくキャンプをするとなると

営地はおのずと限られてくるわけで

昨夜、あまりに風が強かったせいでなかなか場所の決定が出来ず

明朝の空を見て決める事にしたのだが

紆余曲折を経て、二週連続となる

丸森 不動尊公園キャンプ場を目指す事にした。







今週の幕はCABANON NEPTUNE 3 とした。

電源のない晴天の強風キャンプとなれば

背が低くフルコットンのCABANONが快適無敵

仕事がとにかく忙しい12月、キャンプでは寒さ厳しさとは

無縁でいたいーそれを叶えるフランス幕

我が家の家宝はこの冬もまだまだ一軍現役だ。







設営を終え、火照った身体にビールを流し込み

一息つくと

あっという間に底冷えはやって来た。

時折吹く風に手はかじかみ体温が奪われる。

川から吹く風は冷たくコイツだけはなんとかしないと…

先ずは先月破いた1TCでウィンドシールドを張った。

もともと白いロープというか紐が木に括りついてあったのだが

これは風避けにブルーシートなどをかけられるようにと

管理人さんがあつらえていた物







なるほどココは川からの冷たい風が通る場所ということなのだ。

ただ、この白いロープは焚火コンロの上を通っており

ココに幕をかけると焚火ができなくなるので

自力TATONKAハーフで陣幕がわりにしたというわけだ。



前回、荷物を減らすためにわざと置いてきたのは

ロールトップテーブル

今回は積込み忘れてしまい

急遽、スノコを積み上げテーブルとした。







サイズは悪くないが使い勝手はすこぶる悪かった。

なぜなら、カトラリーやシェラカップを必要とするたびに

天板を外す羽目に 笑

それでもこんなことを人目を気にせずできちゃうのが冬キャンプ

忘れ物のリカバリーも何かと楽しい。







焚火の熱はTATONKAに反射し結構な暖かさではあったのだが

夕刻となり、グッと気温が下がるとそれどころではなく

熱の対流が欲しいということでもう一枚の1TCで屋根を作る事に。







こうなると効果は絶大


焚火は暖炉となった。







真冬のオープンタープ…いやセミオープンタープスタイル

悪くない







それでも風が巻くと寒いわけで

変幻自在に形はどんどん変わっていった。







この秘密基地感は楽しい。

冬キャンプは気温と共に知恵と工夫を駆使して

設営すらアクトとして楽しむのがいい。







TATONKA下には見事な熱対流が起こり

寒さはだいぶ和らいだわけだが

薪がくすぶると煙はいつまでたっても出て行かず

目は真っ赤

暖を選ぶも痛恨の涙目キャンプ







そんなことすら楽しいのが冬キャンプ





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