二年の歳月が教えてくれた吹上高原キャンプ場の本当のところ

劇団にひき

2017年10月03日 12:14

お盆キャンプ最終日、私達はブナの美しい真湯野営場にいた。

帰りの道中、妻と話したのはこんな会話だった。

「久々来ても良いところは良いの見本だよな」

「そういえばこの辺散々来てたけどここ二年ご無沙汰だったよね」

「吹上とか混んでなければ今年は行ってみようか」

「ブログスタートして一年目の頃はホームなんて言ってたしね」

2017/09/02








そう、新規開拓の「発見」が楽し過ぎて

とんとご無沙汰して早二年

肝腎要のキャンプ場を選択肢から二年も外して

しまっていた事に気付いたわけだ。







ここは宮城県で最も有名で最も広く最も清々しいキャンプ場


吹上高原キャンプ場


ブログを始める以前の三年前は

夫婦二人は年二十泊以上をここで過ごしていた。







当時から、吹上高原キャンプ場受付け裏手の

白樺サイトと私達が呼んでいるこの場所は

眩しいくらいにお洒落で素敵な

「 GO OUT みたいな人達」専用の場所

そんな印象があって、眺める事はあっても

この中央に幕を張ろうなんて大それた事をする選択肢すら

私達夫婦は持ちあわせてはいなかった。







そんな白樺サイトが、日曜の混雑を避け

午後入りしたその時、ポカンというかガラガラというか

そもそもエリアに人の影がなかったのだった。

10月第1週というキャンプ好適日と言えど

東北一混雑するキャンプ場をもってして誘客に苦戦しているのか

それとも既にしてシーズンは終盤に差し掛かってしまっているのか

当時、日曜の撤収後、ガラ空きになったこの場所を眺め

「次は勇気だしてここに張ってみような」

そんな約束を妻と何度もしたのを思い出したら

居ても立っても居られなくなり3TCを広げた。







そして気付いてしまった。

「日曜の撤収後って今この時じゃん 笑」

そう私達が通っていた頃は、いつも金曜の受付け終了後の

夕刻入りをし、朝になり前泊分を含めて受付け支払いを行い

「正直者は得をする」なんて管理人さんに言われ

その大らかさが心地よかった…そのキャンプを終え

眺めた日曜午後のこの場所はいつだってガラ空きだった。







つまり先客が居たからこそ、ここはガラ空きになるという

一つの当たり前の方程式のようなもの

そうか…人と違う日程で動く事ってメリット一杯だわ

何度も薄々感じてきた事を改めて思い直して見たら

行き着いた答えはものの見方、考え方次第で

楽しくもなるし、幸福感も味わえる

そんな当たり前のメソッドだった。







低地の代表的な樹木である松と

高地でしか生きることのできない白樺が織りなす

不思議のカオス







様々な樹木の混在がこの吹上高原キャンプ場の

魅力的な顔だったりする







桜もあり







紅葉もあり楓もあり白樺がある







キャンプ場は何一つ変わらないのだが

何もかもが美しく見え

何度も何度も足を運びあらゆる季節の

良し悪しを経験したキャンプ場なのに

それはそれは美しく新鮮な景色に見えた。







二年の月日はこのキャンプ場を変えてしまったりはしなかった。

ただ、私達の感受性が磨かれた事を教えてくれている。

いいや、それはもしかすると増えた知識によるものか

何れにせよどうやら

二年前と比べ色んなものを理解し見えるようになった

というコトなのかも知れない。





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