からのつづき
夜10時、デイキャンプの仲間たちは撤収を終え帰って行った。
雲一つない夜空
普段は街の明かりが近い牛野ダムで星が綺麗だと思ったことはなかったが
いつもより美しい星空が広がっていた。
そうか…月がなければこんなに綺麗な星空も楽しめるんだなぁ
そんな感慨に耽るもつかの間。
しまい忘れていたcolemanビンテージジャグがカキーンと凍っていた。
水はまだたっぷり入っているが、チョロチョロとしか出なくなった。
気温は冷凍庫。
アルフェイムから下げたアルパカと
イワタニガスストーブの二台体制だったが…
幕の中の気温はなかなか上がらず上部のベンチレーター部分を7割塞いだが
それでも寝る直前の11℃が最高温度だった。
やっぱりメガホーンって寒いな…って温度計を見ると外気温は−7℃
そりゃ寒いわけだが…コットン幕ならこんなんじゃない事は分かっている夫婦。
コンディションが分かっていただけに少々損した気分になった。
気を取り直して二次会はチーズが足りなくなり出さずじまいだったシャウエッセンロングと
とっておきの珍味…イタリア産ボッタルガ・ディ・ムジーネ
日本で言うところの
カラスミ だ。
チーズで言うとミモレットのような食感とコク、私の大好物。
普段自宅でも食べることのない食材を氷点下のキャンプ場で食べる
滅多に出来ない贅沢だが…仲間が喜んでくれればそれでいい。
今回キャンプの目的を無事果たせた満足感と共に噛みしめると旨味が口の中一杯に広がった。
一夜明けて…
我がキャンプ初となる二桁氷点下
マイナス10℃の朝だった。
全てのモノが凍りつく世界
前回のあだたらではタオルがこんなだったが…
正に、凍てつく寒さだが…
氷点下二桁…妻の寝床装備を拡充していて正解
眠れないほどの寒さに苛まれる事はなかった。
電源なしでも、まだ行ける。
それにしても…晴天の雪景色のこの清々しさが素晴らしい。
幕の外も中も、凍りつく景色…悪くない。
雪中キャンプじゃ足の細いカーミットはズブズブ刺さりいまいちだ。
そんな理由からcolemanのローチェアを秋口から妻は使うようになったが
こいつは足が刺さらないが…凍りつく雪上では横滑りする。
底に麻縄でも巻き付けることにするか…
キャンプナレッジの引き出しに次回の構想をしまいつつ撤収を開始した。
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