キャンプブームの新たな潮流
ここ数年キャンプ全体を見回すと
他業種の参入がとみに目覚ましく
こぞってキャンプ用品の企画販売に
乗り出しているのが見て取れたもの。
物は溢れると淘汰されるのが常であり
10年後に新たなテントやギアが今のように
増えているかと言えばきっとそうではないと思うが
勿論、ここ数年、選択肢が増え続けた事については
歓迎すべき事であるし
業界の大きな成長を感じたものだった。
例えば、日本の基幹産業の一つである
自動車を例に挙げれば車というハードを
中心にそれを取り巻く大小様々な業種が存在
アクセサリーメーカーやチューンナップ
ドレスアップ、果ては洗車に至るまで
数えればキリがないほどの
仕事が生まれ多くの人がそこに従事するが
キャンプ業界はどちらかというとこれまでは
主要メーカーがテントから大物小物の
必要な道具の全てをラインナップして販売する形が
ほとんどという時代が長かったわけで
このブームで二次的なマーケットを開拓する業態が
増え始め、今やこんな物までという
商品が出始めた事に驚きは隠せなかった。
私がこの商品を知ったのはInstagramだった
私達夫婦で営業するDELISHLABOの
お客さんでもあるこちらのご夫婦より
IWATADENKIさんのクラッシュアイス
と呼ばれるハリケーンランタン用の
グローブをプレゼントとして
頂いたのがきっかけ。
こんな事が商売になるとはなぁ…と
頂いた当初はこのグローブの
ビジネス的な価値を考えたのだけれど
いざ、実際に我が家の真鍮DIETZに
装着してみたところ…
なかなかどうして…抜群に雰囲気を
上げてくれるアイテムだと納得をした。
(ありがとうございました!)
この手の商品は他にも流通し始めており
みんなが持っているルミエールランタン用
をリリースしているこちらなどは
バリエーションの多さに思わず
ルミエールが欲しくなってしまった笑
上記は一例であるが
近年、キャンプシーンにはカスタマイズ
というキーワードが台頭してきている事を
ひしひしと感じていて
ひと昔前からある自作ギアとは
明らかに一線を置くスタイルの一つと
私は考えているのだけれど
例えば、おしゃれキャンプなどという
言葉自体が今や死語となりつつあり
やたら煌びやかに飾り立てるだとか
統一感重視でサイトを作るといった
おしゃキャンのセオリーは
今やテントのみならずサイトアイテムまでをも
カスタマイズして楽しむという具合に
細分化されてきているのかも知れないし
それを可能にする新たなビジネスが
生まれていると言って良いだろう。
我が家のカスタマイズと言えば…
昨年、数々の補修と同時にリニューアルを
目的として窓増設などを行った
ビンテージMARECHALがその代表作だが
カスタマイズは今後、こだわりの少数派
だけのものではなく、一つ上を行くトレンドとして
マイノリティから脱却して行くのだと思う。
最近になってこのMARECHALの庇に
飾る吊りランタンを手に入れた。
こちらはDELISH LABOの別なお客さん
HさんのInstagramで知ったもので
どう考えても激安だったので紹介しておこうと思う
撮影はDELISH LABO店内にて
インド製総真鍮の輝きは素晴らしく
目に見える部分にアラは見つからない
なかなかのクオリティの
Roost Outdoorsさんの
トローラーランタン
100年昔からトロール船で使われてきたランタン。
嫋(たお)やかな光を放つ。
昔と変わらず手作業で作られており
仕上がりの荒い箇所もあると言うが…
唯一、不備を感じる点があるとすれば
タンクとバーナーを繋ぐネジの精度が
今一歩で、ネジの回転のスタート位置が
何箇所かあり、間違えると斜めに
入っていってしまう
無論正しい位置に入れば問題はない
値段相応と言う表現は相応しくなく
金額以上の逸品と思っている。
安価で手軽に雰囲気を
楽しみたい人には相当な価値ある
ランタンとなるだろう。
大きさが割と小ぶりな所も絶妙で
代表的なハリケーン26cmタイプと比べると
わずかに1cm程度全高が低く一回り小さい
芯は平芯の4分芯使用なので手持ちの
上記サイズのハリケーンと同じという点も
メインテナンス上ありがたい所。
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