DIETZ VESTA RAILROAD 1910年

劇団にひき

2020年03月10日 12:43

あれは2018年5月の事、ゼロが1になった日

その門出を祝いキャンプの師匠より

プレゼントとして頂いたビンテージ

いいやアンティークランタンが

先日、無事メンテ レストアを終え復活した。

キャンプに持ち出したのは今回が初めてとなる。







DIETZ VESTA RAILROAD 1910年







私がRAILROADランタンを初めて知ったのは

随分、昔の事、ビンテージランタンを探して

e–bayを徘徊していた頃なので

2014〜2015年くらいの記憶がある。

古く珍しい形のオイルランタン







当時はそんな印象だった。

近年、芸人さんの愛用をきっかけに人気が沸騰

つい先日にはベアボーンズより

これを模した製品が発売となり話題となったのは

記憶に新しい。







実際、私の記憶からは消えかけていたわけだが…

2018年5月師匠から現物を頂くことになり

躍起になって情報を集めたものだが…

2年前当時は大した情報も出てこなかったものだった。

当時、ケロシンを入れ点灯させると

燃焼が全く安定せず煙が立ち上がっているが

芯の上下ができない状態にあった。

以来、こいつとの格闘が始まった。







先ずはバーナー本体の構造を確認し

自力でメンテを繰り返すのだが…

私の知識では全く歯が立たず

それでも燃焼は安定するところまで状態は回復させた。

ただ芯を上下させるダイヤルがどうしても

空回りの状態で芯を下げられるが

上げられないそんなもどかしい状態で

ここ一年は使用していたものだった。







そんな経緯を盟友kimtim39君に相談

前回のハリケーン復活の時と同様にメンテ依頼をする事に







芯のスムーズな上下も可能となり

完全復活、実用レベルとなり帰ってきた。







圧巻だったのは彼がこの100年以上前のランタンの

細かい部品を製造から手を加えていた事







問題だったダイヤルの中は芯を掴む

歯車自体が劣化しており空回りとなっていたようで

しかしながら部品があるわけもなく

悩んだ挙句にわずか1cmほどの歯車部品を

削り出しで加工し作り上げた。

根気のいる作業だったと思う。







この歯車…なんと画鋲を削って作られたもの


恐るべきkimtim39君の叡智である 笑







パテントの刻印を見る限り1910年







そこには100年昔と変わらぬ炎



レプリカと思しき現行品もあるようだが…

1910年というこのランタンの価値は計り知れない。







俊さんとkimtim39君に心からなる

感謝を捧げます。




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