警報級の豪雪その中の6泊7日その② 最悪への備えとリカバリー

劇団にひき

2021年02月25日 11:54





エンゼルフォレスト那須白河三日目の朝







朝焼けが東の空を静かに染めてゆく







迂闊に触れればくっついて

手の皮ごと持っていかれそうなほど

全ての物が凍りつく朝







BAHARIに差し込む朝日のありがたさよ







合わせてご覧下さいーその①からの続き


この日、朝食は和朝食

キャンプというとついつい

お洒落飯に走りがちだけど







私は昔からベーシックな和朝食が一番好き

食後はコーヒーを楽しみながら



今回テント泊の弱点の洗い出しをした。







何せ、BAHARIの結露が原因と思われる

水の侵入をリビング床に許してしまい

ちょうどコタツに座る位置が

湿ってしまっていたからだ。

私はチェアだが妻はクッション使用

まださほどではないけれどこれ以上の

浸水は快適性を損なう事になるのは明らかだった。。







ランチはサッポロ一番で作る酸辣湯麺。

これが絶品!

名店の味わいをいとも簡単にキャンプで

再現する妻に賞賛だった。

浸水の位置を確認しこれ以上広がるようならば

明日の買出しの時に対策を行う事になった。







午後は、再びKaoruさんにお招き頂き

焚火トークを大いに楽しむ事に

前回は初回という事で緊張から飲み過ぎた妻も

ようやく自分のペースで楽しめていたようだ。







自分達よりもキャリアの長い先輩との交流は

非常に貴重な体験だと思っている。

行った事のない場所、見た事のない景色

そして知恵を沢山持っているから実に有意義な時間になる。

これは情報が力だという事の裏付けの様に思っている。







百獣の王と呼ばれるライオンと素手で戦ったなら

人間に勝ち目はないけれど…

動物園やサファリパークでは人がライオンを

支配している。これが物語っているのは

知恵(情報)は腕力に勝るという事実そのものだ。







一分一秒でも長く生きている先輩を

若い頃は敬えなかったものだったけれど…

歳を重ねるほどに尊敬が増すようになったのは

私にも少しだけ知恵が付いたという事かも知れない。







四日目の朝は雨のスタートだった。







次第に小降りになってくるのだけれど







フィールドの雪は凍り溶けを繰り返し

ビチャビチャになってきていた。







薪が濡れてしまったので雨の当たらない

BAHARI両翼の袖部分に置き、雨風対策を兼ねることに。







心配していたリビングの浸水問題は

もちろん拡大し数カ所が地雷の様に濡れ

いよいよ対策を必要とした。







このタイミングで買出しに出かけることにした。

リビングのラグを剥がし乾燥のために車に積み

浸水箇所の確認をする。

リビングはグラウンドシート+遮熱シートという構成だが

本来なら仮にグラウンドシートに浸水しても

遮熱シートで防げるはずが積年のヘタリで亀裂が生じ

防げていない様だったため新たに購入することとした。



午後までかかり白河の町を探索し

足りないものを買い足し燃料を補給しキャンプ場に戻る。







今夜から天候は大荒れの予報のため

風に弱いTATONKA1TCは一旦撤収をし

今宵の風雨対策とした。







轟音を伴い風が幕を叩くのだが

その音量が凄まじく

まるで誰かが手で思いっきりバンッ

とBAHARIの側面を引っ叩いているかのよう。

あらためて張り綱の確認をし

雪でできていなかったペグ位置の変更と強化調整を行った。







風は17m強の突風を伴い吹き荒れ

流石に耳栓が必要になった。

幕は盤石のBAHARI 怖さはないが

寝返りの多い眠れぬ長い夜となった。







長期滞在の雪中キャンプに於いては

雨風雪と天候が目まぐるしく変化を伴い

最悪の一日という日も訪れるわけだが

準備とリカバリーがどれほど重要かを

未熟な私達に教えてくれた様に思う。

これまで短期滞在の断片的ノウハウが

ひとつの線で結ばれたとでも言おうか…。

引き出しだけがやたら多かった私がやっと一つの入れ物を

得てタンスになれたとそんな気分 笑

一出撃をもってあらゆる状況を体験するコレもあり



それがキャンプ





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