キャンプ旅で理解しておきたい重要なこと

劇団にひき

2020年09月05日 12:07





薪の準備を整え焚火の準備を進める。







力を使う広葉樹薪のバトニングで

思いのほかすっかり上がった体温を







冷ますためにタープ下から出て見ると

そこには夕焼け空







普段ならこれだけで十分喜んでいたものだけど

前日の鋳釜崎の夕焼けがあまりに印象的だったお陰で







物足りなさを少し感じてしまう







鋳釜崎では風のお陰で







火を焚かなかったことを考えると

これでイーブン







岩木山山頂は顔を出したまま

裾野に雲がかかり出した。 

直ぐそこに見えていた岩木山が

夜の帳とともに随分と遠くに感じ始めた。







GOALZEROには鋭角のリフレクターを装着

真下だけを照らしてみると…







雰囲気は抜群

サイトの夜撮をする関係で

以前はテント内にも明かりを

灯したものだけど







焚火の炎を楽しむならば

これだけで十分な雰囲気だった。







ところがこの暖色の明かりは眠気を誘うもので

妻は本日二度目の風呂に入ってくるとタオルを持って

いなくなってしまったもので…

しめしめとモルトを傾ける

そんな独りの時間も御一興。







キャンプ旅って楽しいなぁと1人しみじみ思った。



知らない土地を学びながら移動しその都度幕営するって

場所、場所で様々な出来事や発見があり

その一つ一つがその土地と共に思い出に刻まれてゆく。

今じゃすっかり少なくなったロードムービーの

面白さを自で行くようなものかも知れない。

一方でこの日のように連泊をスケジュールに入れ込むと

時間そのものをゆっくりと味わう事ができる。







二度目となるこのキャンプ場については

既知の場所だからこその余裕があった。



明けた翌朝は曇り空のスタート







涼しい朝を迎えたけれど…







朝食の準備が整った頃には







すっかり晴れ気温はぐんぐん上がっていた。







この日の朝食は脂ののった銀タラに筋子

…とお焦げご飯、なめこ味噌汁

初日こそ頂いたシジミのお陰でなんとか体裁を保てたような

いわば手抜きのラーメンだったけれど…

連泊キャンプではこんな和朝食を楽しむのが

我が家のお約束



食後にアイスコーヒーを頂いて

気温が上がりきらないうちに

買い物に出かけた。







…と言っても食材はほとんどが購入してある状態なので

補充の氷の追加購入と

嶽きみを地元へ発送しサイトに戻った。







お盆を避けた甲斐あって

とにかく広いキャンプ場に全体で3組程度

一番近くのお隣さんとは

50mは離れている。







これが北東北のキャンプの良さ

すこぶる安くて思った通りの景色の良い場所に

まんまと張れて隣がいない

地元では、日曜の出撃であっても

有名キャンプ場では貸切り自体があり得なくなった事を思えば







人の少なさは価値の一つでありプレミアム

昨今のキャンプシーンにおいて







これほど人が目に入らず







虫たちの戯れに心癒されるとは







これほど有意義なものかと







心身共にリラックスする時間の訪れだった。

「あぁ満喫できてるなぁ〜」







そう思えるのは幸せな事

(現代の)キャンプとはテントを立ててそこに寝るだとか

焚火で調理をして楽しむだとか

酒を飲み人と語らうなど、その行為に注目しがちだが

本来は時間そのものを楽しむ事にこそ価値があり

それこそ理解しておかなければならない重要なことなのだ。







まもなくお昼というタイミング

気温は昨日ほど上がってはおらず

妻はテントの中に入って昼寝をするという







私はと言えば…

朝採りの嶽キミをほおばりながら







ゴールドラムベースでモヒート三昧







テントの中で妻が「ずるーーーい!」

と騒いでいた 笑


これだからキャンプはやめられない




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