旅の真ん中はスーパーオートキャンプ場が吉 北海道キャンプ旅 act 4

劇団にひき

2019年08月22日 12:06

北海道道南エリア2箇所目は

こじんまりとした好感の持てる

スーパーオートキャンプ場







それがこのキャンプ場の第一印象だった。

純白で美しい白樺がこの営地のシンボル

せっかくの北海道だから白樺があるサイトがいいと

妻が強く望んだキャンプ場だった。

1日目の疲れを癒しランドリー完備で次に向かう準備が

全てかなうキャンプ場とした。







きじひき高原キャンプ場は素晴らしい景色と

非日常感満載の思い出と裏腹に心底体力を削がれた。

撤収で苦労しないようにと夜のうちに

使わないもの要らないものを運んでおいたまでは良かったが

いざ荷運びをしようとリアカーを取りに行くと

朝一から別な方にキープされており

手運びせざるを得なくなったのが大誤算。

腰と膝の鈍痛は最終日まで引きずる事に…。







それでも撤収が終わってしまえば

気持ちは次の目的地へ







観光も兼ねた移動に胸を踊らせる二人だった。







きじひき高原を下り、クーラーボックスの氷を補充し終えたら

朝食を摂りに道の駅『なないろ・ななえ』へ向かった。

2019年4月にオープンしたばかりの併設の施設

『男爵ラウンジ』がお目当て







オープンは午前10時

15分ほど早く着いたので車で待機

オープンと同時にカフェ飯を目当てに

レストランへ







流石に新しい施設だけあって綺麗な店内

インダストリアルデザインを用いたインテリアは

今風で好感を持った。

普段、カフェで寛ぐなんて習慣がそもそもない

私達からするとこんな所で朝食を食らうという

行動自体が何となく似合わない気がして照れ臭い。







薪で焼いたというソーセージは

少々脂が抜けすぎていたけれど味は良い。

焚火調理にうるさいキャンパーって

お客にすると面倒だろうなぁなんて会話をしつつも

普段とはひと味違う楽しい朝食になった。

芋好きな妻はテイクアウトメニューを買い込み

一路黒松内町を目指す。

途中長万部のスーパーで買い物を済ませ

美しい蕎麦畑の中の道をぐんぐん進む

到着したのは黒松内の道の駅

またしても道の駅…妻は自他共に認める

根っからの道の駅フリークなのだ。







フランス語で緑の屋根という意味の名称

『toit vert 2』

ここは美味しいピザで有名な道の駅なのだそうだ。

ジェットオーブンニューヨークスタイルのピザは

随分と久し振りだった。

近年、ピザと言えばナポリ風石窯焼きのパリパリ系ばかりだったので

パンピザ生地が懐かしいような新鮮なような感じで

満腹感もあり大満足。







食べきれなかった分はそのままテイクアウトし

明日の朝食とした。



食べてばかりの移動だが旅感は

土地の物を食べる事で上がっていくもの。

満腹で到着した今宵の宿となるキャンプ場は

『歌才オートキャンプ場 ルピック』

ルピックはキツツキの意味だと妻が教えてくれた。







この日も設営は30℃超えで凄まじく暑かった。

設営後は近くの温泉を予定していたので

それを楽しみに入念にきっちりフル装備を並べたのだが

いざ向かってみるとなんと月一の休館日という不幸に見舞われる。







コレばっかりはしょうがない

先ずはランブルスコで乾杯し

管理棟にあるシャワーで汗を流す事に







同時に洗濯乾燥も行い明日に備える。







緑の美しい芝は驚くほど管理が行き届いており

どこかのホテルの庭園のような雰囲気

全国的に見てもこれほど美しいキャンプ場は

なかなかないのでは?そう思わせるに十分な雰囲気。

全体を通して自然なアップダウンの起伏が

サイトに変化を持たせておりオートサイト27

フリーサイト9+バンガロー3棟というサイト構成

オートサイトはそれぞれがかなり広く

境界は曖昧に作られつつも絶妙なプライベート感があり

諸所にある白樺がお洒落な雰囲気を醸し出していた。







人の手がガッチリ加えられた

人工的な自然の良さを感じるキャンプ場なのだが

天気も相まって、とにかく雰囲気が良い。

要するに妻好みのキャンプ場というわけだ。







リサーチ時の想像とほぼ一致した妻は終始ご満悦だった。

そんな妻のご機嫌をさらに高めようと

私は久々に道具として持参したシェイカーを振る。







本来ならばショートでダイキリというのが

我が家の定番だがこの暑さでまたもや脱水も怖いので

それをソーダで割ってロングスタイルに







函館駅ニ市場で仕入れたくじらベーコンは

人生で一番の美味さだったらしい。







日が傾いてくると

白樺の林は実に涼しげな雰囲気を醸し出す。

これが白樺の良い所、眺めて感じる北欧感に

気分が上がる そんな力がある樹木。

もちろん気温も本州とは違いキチンと下がっている。

今夜はホルモン三昧となる。

この旅は妻への負担を軽くする裏テーマ

何を食べたって美味いのが北海道

外食を存分に盛り込み

キャンプ飯は焼き物をメインに。







ランタンに灯りを入れると

やっといつものスタイルを取り戻したような気分になった。

きじひきでは荷物を減らすために

ハリケーンとLEDという明かりだったから。







いつものテントいつもの我が家の道具が出揃うと

充実感と達成感がやって来た。







この休暇を取るために必死で頑張った事や

留守番の猫のこと、スタッフの話しなど

話題は尽きない夜

三つ子台風の影響を受け天気は明日午後より

雨へと変わる予報になっていた。







21時を過ぎた頃、どちらからともなく

場内の散歩をしようという事になった。







静かな場内、焚火の音だけが響いていた。

大変マナーの良いキャンパーさんが今宵は

集まっているようだ。

寝酒にはこのキャンプのためにわざわざ仕入れた

アイルオブスカイ12年をチョイス


旅の疲れもあってかストレスなく入眠となった。







翌朝、奇跡の撤収劇が始まった。

登録アプリのYahoo天気が間もなく黒松内エリアに

雨雲が通ると通知が来たのだ。

ちょうどトイレで起きていたので妻を起こさぬよう

コソコソと片付けをしていた所

その通知音で妻もガバッと起き

「テントだけ撤収しよ」となった。







雨が降り出したのはテント撤収から1分後の事だった。

残りの二日間は雨予報なのでヴィクセルは

車に積みっぱなしとなるわけで

濡らしたままその状態で放置したくなかっただけに好判断だった。







側から見れば音も立てずに早朝にテントだけ撤収する夫婦は

何やってんだろ?…な感じだったと思うが

見事作戦成功しタープ下で摂る昨日の残りピザは格別だった。







そうそうhome & campバーナーの五徳問題




我が家はセリアで購入していた赤い五徳を乗せ終止符を打った。

追記:セリアではなくカインズホームで購入とのこと




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