積雪1m超!本物の雪中キャンプで実践したフルコットンの運用方法

劇団にひき

2018年02月12日 20:39

待ちに待った連休を迎えた。

閑散期を理由に有給の消化が決まったのは

つい先週のことだった。







候補地は三つ『とことん山』か

『フォレストパークあだたら』か

中でもここは!と目を付けていたのは

今年より冬季営業となった『るぽぽの森

旧るぽぽかわさきが今季はドッサリ雪のキャンプが

楽しめるキャンプ場にリニューアルしたとのこと。







出発時の予報では気圧の谷が通過する雨か雪予報

風は大いに吹き荒れそうだ。

それでも初めてのキャンプ地なら

何れにしても楽しめるだろうとハンドルを

るぽぽの森がある峠に切った。

選んだ幕はフランス製ビンテージフルコットン

CABANON NEPTUNE3

先ずは風対策にドッサリ雪の積もったフィールドに

何度もスコップを刺し

ウィンドシェルターとしての雪洞を作った。







下に30cm掘り、へりに40cmの壁を載せ合計70cmの

雪の壁に今夜は守られる はず。

さぁ荷運びだ。

悲鳴をあげる腰をかばいながら

積雪1mの雪上にソリを滑らせた。







雪中キャンプでは荷物の多さがいつもアダとなる我が家だが

約1時間のシェルター作りでも何とか

体力が残っていたのは幸いだった。







テントの設営にかかる頃から降雪に見舞われることに

「これヤバイレベルかも知れないな」

そもそもこのところ満喫してきた

夏のように暖かい冬キャンプのために

小型のCABANONをセレクトし、かつ

風対策は入念にシェルターも作り上げたというのに

この降雪量は全くの想定外だった。







CABANONに雪が積もってしまっては

安心して幕の中を暖められないからである。

フルコットンは空気の層に守られ決して結露せず

ベンチレーションなどなくてもとにかく通気性がいい

呼吸するとでも言おうか…

幕の中でタバコを吸っても決して煙くならず

快適な一夜を約束してくれるプレミアムテントではあるが

濡れてしまうとその良さが全てスポイルされてしまう。







雪がついたそのまま幕を温めれば雪は解け

幕を濡らし繊維は膨張、これにより

雨漏りを防ぐのだが、最大の特徴である

通気性を失ってしまう。







それでも快適を取りたいと

今回持参したのは何年も前に購入したPUタープ

TATONKAなどのポリコットンやコットンタープは

着雪するがPUタープならば風が吹けば

雪は滑り落ちるという算段だ。







ずぶ濡れだったCABANONは

夜には完全にパリパリに乾燥状態となり

タープに入りきらない部分だけが濡れた状態で朝を迎えた。







ところが…この夜の積雪が半端なかった。

深夜一時時点でタープ上にはがっちり着雪

風もほとんどなかった。

トータルの降雪量は約40cm

夜中にタープの雪下ろしを怠っていたなら

完全なるタープ倒壊を招いていただろう。

せっかく掘り下げた雪洞はアダとなり

撤収ではとことん苦労する事となった。







結果、二泊予定でエントリーしたものの

一泊で断念することに…

ただ、これだけの雪を前に

フルコットンで挑むキャンプは楽し過ぎたのも事実

コンディションの良い日を選んでリベンジ確定!


それがキャンプ





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