ワイルドキャンプで感じたキャンプスキルの円熟味
ちょっといい感じ
TATONKAは直張りでメガホーンIIから
三角の屋根動線を作った。
三天に三角TATONKA
きっと一般的には三天にはムササビとかヘキサタープなのだろうが
TATONKA一枚を変幻自在に操るのが我が家。
なぜならこれしか持ってないから 笑
こんなビジュアル滅多に見ないそんな張り方レイアウト
独創的かつ合理性の融合を考えたらこの時期にぴったりだった。
3月の晴れ間のこの時期、春を感じる日中の二桁気温から
殺意すら感じる温度差を体感するのが3月キャンプ
TATONKAオープンタープをクローズドで張った日には
熱効率という観点からいうとこの上ない幕営になる。
高気圧に包まれた天気図だが、春先の突風への用心も兼ねてみた。
数ヶ月振りにメガホーンIIで挑むワイルドキャンプ
地元の自治体に広義の許可を得
上下水道もない営地に今宵の居を構えた。
ラグジュアリーなキャンプはそれはそれで心地よいものだが
人真似じゃないこんなワイルドキャンプが一番好きだ。
誰も知らないこの営地には春の花々が点々と咲いている。
遠くに見える山の稜線
まだ蕾も確認できない枯れ枝の桜並木
時折、けたたましいキジの鳴き声が響く
年越し差し迫る12月、ここに来た時は
まだ緑色だった地面は、一度枯れ、新緑の芽吹きの時期を迎えていた。
到着が遅れたせいで、一段落ついたその時は
気付けば遠く西の稜線に夕陽が触っていた。
広大なフィールドを今夜は貸切りソロキャンプ
…じゃなかった。
遠路はるばる山形からキャンプ友が合流しての
お久し振りキャンプ。
N氏の到着は、こんな夕暮れのシチュエーションだった。
冬キャンプには出かけないという彼との幕営は
昨年の猪苗代湖キャンプ以来
義経焼きという米沢名物のラム焼き肉をご馳走したい
何度も言っていたその約束がついに実現だ。
先週二年ぶりに購入した炭にライターで一発着火。
松ぼっくりが5〜6個あればチャコスタいらず。
着火から使用までの時間が待ち切れずしばらく
炭火とは遠くなっていたが
道具いらずでこんな簡単な炭起こしに今更気付くとは…笑
煙はかすかに流れる空気に乗ってタープの外へ排出されていた。
何もかもが計算通り
キャンプスキルってこういう事も含むのだろう。
日没を迎えると、真逆の方角から昇る月
満月の夜は明かり一つないこの営地にはありがたい。
キャンプスキルの円熟は必要としていた道具を不要にし
できることのバリエーションはそれでも変わらなくなる。
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