焚火とウィスキーを100%楽しむそんなソロキャンプ

劇団にひき

2016年11月30日 12:23

2016/11/28
からの続き

妻が体調不良で出撃を断念した。

先週は諸用で石巻の友人宅にお世話になった手前

二週連続のノーキャンプは避けたいバースデー







オッサンを意識して早、十数年が経ち誕生日に対する思い入れなど

とうの昔に失っている枯れぎわの男は…それでも

妻の看病にこの1日を費やすか?

それとも満を持し、単独で荷物を積み込みハンドルを握るのかを迷う。

…悩みに悩んでいる姿を見たか見ないか妻が言った







「私は大丈夫だからソロ行っておいで!」

「それともソロは怖いの?笑」

まさかの挑発 笑

ありがとうとゴメンを心の中で繰り返し

後ろ髪を引かれる思いで出撃を決めるに至った。

これだからうちの妻(アイツ)はスゲーんだよな…と口遊みながら







積荷を終えてアクセルに足を載せても行先は決まらない。

さて、蔵王の麓で温泉でも楽しもうか?

いやいや春先以来のソロだし思いっきり突拍子もないトコに幕営するか?

妄想しながらも結局宮城県丸森町の大好きな大好きな

不動尊公園にステアリングを切っていた。

ある程度の設営を完了するや否やベルギービールを開栓し







各サイトごとに設置されたU字コンロに火を入れた。

枯葉の着火剤は真っ白な煙を上げながら

私を歓迎するかのように勢いよく熱を放った。







先々週は見事な紅葉を見せていた不動尊公園だったが

すっかり葉も落ち冬枯れの景色に様変わり

共有の喜びの少ないソロキャンプにはうってつけの雪を待つ時節

誰一人として人の姿のない営地にバトニングの音が響く







2本目のベルギービールをグラスに注いだところで

止みそうにない雨が降って来た。







こんな事だから妻に雨男だなんて言われちまう

そう思ったら少し笑えた。

モタモタしてるとせっかくためた熾火が死んでしまう







ソロだから、とにかく簡単に済ませよう

そんな思いとは裏腹に結果タープを張る事にした。

とびきりの記念日だなんて1ミリも思っちゃいないが

焚火にあたり極上の酒を飲み、そんな時間の価値を体感したかった。







腹が膨らむので飲む酒はウィスキーに変えた。

このキャンプ場を象徴する木造の橋が美しい。

妻にはいつも反対されて選べなかった場所を今回選んだ。

ここにはいつも見ず知らずのソロキャンパーが幕営している場所。

憧れがあったとは言わないが…ソロキャンパーとなった

本日の私が選ぶに値する動機は充分だ。







腹はさほど減ってないが…ツマミぐらい準備しようか

コンビニの弁当でも良かったが外飯を調理出来なかったなら

キャンパーは名乗れない。

…以前出会ったとにかく格好いいキャンパーさんが言っていた。

調理を含めてキャンプじゃなきゃルンペンと変わらない。

あの人なりの解釈だが、私の理解も遠くない。







でも…こんな発想しか出てこないのが私のキャンプ脳

つまり今日は暖かいものを食えればいい 笑







加工肉を炙り焼いてる間のツマミはタバコ

シガーモヒートというネーミングが自分には格好良かった笑







たった一人の野営地で早々に寝てしまうのを何としても避けたかった。

そこで、今回はアイリッシュコーヒーで明るいうちに覚醒を







トボトボと湯を注ぎ入れ







アイリッシュウィスキーを20ml入れた所で思いついた

本来なら泡立てた生クリームフロートさせシュガーinで

正式なアイリッシュコーヒーなのだが…

激甘いキャプテンモルガンスパイストラムをフレーバーとして使う


たった15mlのこれが激ウマ!









これだからキャンプはやめられない


つづく




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