からのつづき
昨夜の大宴会とはうって変わって静かな朝。
時折、名残惜しく小雨がぱらつくものの、概ね天候も回復の兆しが見えてきた。
コレなら七割がた乾燥は望めそうだ。
昨夜の宴会場に顔を出すと、俊さん、ぎゅうさん、oriさんが一番乗り。
それぞれ朝のコーヒーに取り掛かっていた。
俊さんとは、サイフォン仲間。
キャンプ場で作るサイフォンコーヒーはきっと美味いだろうと目論んでいる。
サイフォンをたてるのに丁度良いサイズのゲルマンストーブ エンダースが一際格好いい。
普段のキャンプなら…撤収を控えた最終日の朝はとにかく忙しい。
しかし、種山高原星座の森は in out フリーという事で、ここから最大かつ最後の
お楽しみを今回集まった仲間たちは懐に隠し持っている。
メインイベントは撤収日の朝食だ!
それを知らないのは今回キャンプのゲストだけ。
それぞれが用意する料理が再び並び始めた。
早く撤収を済ませたい俊さんぎゅうさんには申し訳ないが…今回のキャンプ朝食を
経験していってもらわなければ、帰すわけには行かないという空気が立ち込めていた 笑
この朝食の主人公となったのは
ソーセー人 と名付けられたクマちゃん持参のこの物体。
火を通すと命をふきかえすらしいのだが…。
確かに、油で炒められた変哲もないソーセージに手足が…
この後、彼らの身に
悲劇が起こる
ガシャーーーーン!!
火どこをシシャモと共にしていたがために、フライパンがひっくり返ってしまった。
安堵の表情を浮かべる
滑落という悲劇を免れたソーセー人
ゆ ゆるい ゆる過ぎる
犠牲となったソーセー人達はすぐさま水道で洗われ再び、灼熱のフライパン行き。
安定の美味さyae家のサンマのみりん干し
そして一気に朝食が並んだ。
これまた、史上最大の皿数に一同 おおおおおおおお
ゲストは呆れていたに違いない 笑
正直、二日酔いでこの和朝食はありがたいが…
ボリュームがあり過ぎて仰け反る勢いだ。
俺を食えぇ〜食ってくれ〜!
凶悪な表情を浮かべ
激しく主張を繰り返すソーセー人
箸をつけて貰えなかったソーセー人達は、皆一様に干からび
光と艶を失い手足にみなぎっていた力も徐々に失っていく。
不適な笑みを浮かべるソーセー人もいるが…
彼らは何を思うのか?
そこで、ソーセー人救済作戦と称し最終的にはみんなの帰り道の胃袋を
満たすためのお土産に姿を変えて各々に配られた。
作り過ぎた食材を無駄にしてはいけない。
そんな大事な何かを彼らは私達に教えてくれたのは言うまでもない。
風の又三郎を生んだこの高原は、名称を星座の森と言い
肉眼で天の川がハッキリ見えあらゆる星座を堪能できる東北随一の星空のサンクチュアリだが
今回も天候に見離され、満点の星空を見る事は叶わなかった。
それでも、かくも盛大な盛り上がりを見せ、素敵で楽しく笑顔に溢れた思い出を
持ち帰る事になったのは、この地に集まったキャンパー一人一人が持ち寄った知恵と
道具と食材が荒天を跳ね返し、新たな楽しみ方を創造できたからに他ならない。
いつもの仲間達はもちろんの事、遥々やってきて来てくれた俊さん
色んな火器の詳しい解説をしてくれたぎゅうさん。
ありがとうございました。
同じ時間を共有できた事に感謝しています。
そんなこんなで風の又三郎のケツを眺めてこの地を後にする。
帰り道、岩手と宮城の県境。
お握りソーセー人が常備された事で、帰りのルートは国道4号線を避け敢えて山沿い(海沿い)を選択。
これが見たかったから。
荘厳巨大な杉並木
人は大き過ぎる物体を目前にすると…そこに神が宿っているかのような錯覚におちいるものだ。
その後、あっという間の出来事で停車出来なかったが、ニホンカモシカにも遭遇した。
わずか2メートル足らずの距離、目が合った。その姿はまるでシシガミ様のよう。
こんなドライブルートを堪能し神々しさを体験する事が出来たのも
全てはソーセー人の御導きによるものかも知れないと…神妙な面持ちで彼の目を見ながらカブリついた。
ご高覧ありがとうございました。
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