欧州で大人気!グラウラーとして使える超スタイリッシュな真空断熱ボトル

劇団にひき

2022年06月29日 11:14

6月に入り、肌寒く冷たい雨の日曜が続いた。

特に初めの二週はキャンプ出撃を断念せざるを得ない

バッドコンディションだった南東北

お店で最も古い付き合いの常連さんグループを

自宅にお招きして初めて庭にタープを張り

薪ストーブを焚きながらBBQをしたのが一週目

二週目も激しい雨で断念するも夕方には

見事な晴れ間が覗き後悔の夜を過ごした。

そして訪れた三週目ようやくの出撃となった。







久々に二週のノーキャンプ

待ち侘び向かった先は裏磐梯

今季、まだ足を運べていなかった

裏磐梯最後の穴場キャンプ場

『みちのくキャンプ場』

運も味方し貸切りという最強ステータス







このキャンプの数日前

とあるメーカーよりSNSを通じて

久々に商品紹介の依頼を受けていた事もあって

ベストコンディションでこの地に設営できた事は

実に嬉しい(たった二週空けただけだけど)復帰キャンプ







とあるメーカー…

それはドイツミュンヘン発のFLSK(フラスク)

ことキャンプ用として、で言うと

まだまだキャンパーに馴染みの浅いブランドだが

その製品・性能は素晴らしく正に一級品

キャンプ用として、今後多くのキャンパーの支持を

受けるに充分なポテンシャルだった事を

ご報告しようと思う。



因みにこのFLSKは多くのブロガーさんより

紹介されており一様にメーカーHPそのままの

セールス記事となっている印象だったので

当記事は完全なる私独自目線

つまりプロのバーテンダーキャンパー目線で

構成をしようと思う。







ご提供を受けたのは1Lサイズのもの。 
(これは自分で選びました。)




サイズは350ml/500/750/1000mlと各種アリ


そもそも断熱のボトルというと

ビンテージの象印コッパーポットを







愛用していた我が家だが

いつしかそれはフィールドに持ち出さなくなっていた

何せ、何十年も前の銅製魔法瓶

これはある意味お宝級の代物であり

もったいなくて使えなくなったというのが

その最たる理由である。







それと共にキャンプスタイルにも微細な変化があった

例えば夏ならばフィールドに持参する

氷の量を増やす事になったり

冬ならば焚き火にケトルをかけるようになったりと

その手のたぐい。

つまり今のキャンプスタイルで言うと

この手のボトルをなるべく必要としない

キャンプスタイルを構築してきたわけだ。







ところが今回、メーカーさんからのご案内を受け

素直にこれは欲しいと思ってしまった。

いくつか理由があるのだが

まず第一に質実剛健でありスタイリッシュである事

そしてその性能特徴から様々な用途が浮かんだから







蓋はスクリュー式で液体に触れる部分は金属製

しっとりとした操作感は高級さが際立っている。







よくよく見てみると圧を逃がす

構造となっており炭酸などを冷えたまま

キャンプ地に持参できるという。

「なるほどこれはグラウラーだな」

…と、率直に思った。

近年、クラフトビールなどの量り売りをする

お店が都会では増えているようだが
(私の街にはありません笑)

そんなお店で持ち帰りに使えるのがこの手の

炭酸アルコール飲料使用可能なボトル

つまりグラウラーである。







注ぎ口の狭さから氷を入れるには不適※だが

この狭い口はガスの抜けを緩やかなものに

するだろうし、小さいサイズのボトルを選べば

口をつけて飲むのに適していると言える。

※ちなみに細かく砕いた氷を入れれば
数時間液体の中その氷が残る性能があります。








そんなわけでビールをサーバーから直接注いで

持参しようかと思ったりもしたが、

生憎夫婦二人とも今やビールは卒業していて

1Lでは余してしまうため今回は炭酸をこれに持参

午前10時に店の炭酸専用サーバーから直接注ぎ

午後2時半これでハイボールを作ってみる。







合わせるウィスキーはこの夏

私の店本町バルdelishlaboにオンメニューの

ヘッジス&バトラー5年

その昔、英国王室から明治天皇に献上されたという

毛並み美しく由緒正しい歴史あるブランドだが

一般的な認知は浅い通好みのブレンデッドウィスキー



例えば角ハイボールを常飲している人ならば

その高貴な味わいに驚き二杯三杯と頼んでしまう

そんなウィスキー銘柄







氷に当てないようにグラスの蓋に沿わせて

注ぐのがハイボール作りの基本

その点、FLSKの狭い注ぎ口は素晴らしく

プロなら3〜4mmほどの細さで注げる繊細な投水が可能

エンドの水切れも実に良く溢れる事はなかった。

これは美味しいハイボールを作ることのできる

杞憂なボトルである事を断言する。







肝心の保冷力はと言えば…

これは出来上がったハイボールの

美味さが物語っていた。

バーで飲むウィスキーソーダが

底抜けに美味いのは炭酸のキレを際立たせ

水っぽさを完全に封じてあるから



これには目に見えない仕事と技術が

グラス一杯のために注がれているわけだが

手順はこうだ。

グラスに氷を詰め先ずはグラスを冷やし

ステア※をして同時に氷の角をとる

これで炭酸の抜けを防ぐ効果と氷をゆっくり

溶けさせる下地をグラスに作る。

そこにウィスキーを注ぎその状態で再びステア※し

ウィスキー自体の温度を氷温近くまで下げる

液体は同じ温度同士が最もよく混ざるため

この状態で良く冷えた炭酸を注ぐことで

泡がウィスキー原液を持ち上げ良く混ざってくれて

かつ、強炭酸を維持したままゆっくり飲める

濃い味のハイボールとなる。

※ステアとは(ミキシング)グラスに氷と材を入れバースプーンで
クルクルと混ぜ冷やすカクテル技法の事


FLSKの保冷力はと言うと…







文句なく冷えっ冷えの最高のハイボールが

作れた事をご報告しようと思う。

つまり素晴らしい保冷力だった。







焚き火を囲む時間が訪れ

ボトルをまじまじと見つめて思った。

このボトル格好いいなぁと。

加えて割材である炭酸だけで使うのって

かなり勿体無いよなぁとそんな事。

ウィスキー党の私がこの瞬間思いついたのは

缶入りのハイボール、しかも今年発売された

スコッチハイボールをキンキンに冷やして

入れたらキャンプが楽しくなるだろうなぁという事。







最近になり全国のセブンイレブン各店で

スコッチハイボールなる商品の発売があった。

特に味わい的に私好みだったのは

中身がトマーティン-ク・ボカンだと言うこちらの缶







まさかこのスコッチがコンビニで買えるとは

そんな美味さなのだが

唯一残念に感じたのが炭酸の弱さ

つまり缶のまま飲むならば差し支えないレベルだが

氷を入れたグラスに注ぐと更に炭酸が抜け

アルバイトの兄ちゃんが製氷機の氷に

直接泡をジャブジャブかけながら

適当に作ったサワーのように水っぽく感じるわけだ。

もし、このFLSKにキンキンに冷えたソレを

入れたなら焚き火を囲むキャンプの一夜が

それはそれは極上のモノとなるだろうなぁと

思ったわけである。

因みに国分のセブンイレブン限定

スモーキースコッチハイボールは400mlの缶売り

キンキンに冷やしたコイツを

焚火前でひと口飲んで



一番小さい350mlFLSKに移し替えて飲めば

氷入らずで味も変わらず薄まらず

冷たいまま最後まで楽しめるに違いない。







こうなると750mlサイズなら

ランブルスコを入れて楽しめるな…とか



シメイブルーの大瓶がピッタリだとか…

いつしか思考は世界の名酒達をFLSKで持ち歩く

一歩上のキャンプスタイルへと思い巡っていた。。

「つまりこれ一本でキャンプの夜が変わるという事か…ニヤリ」





それがキャンプ




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