奥会津昭和の森キャンプ場

劇団にひき

2022年06月15日 11:58

こむぎとキャンプをする様になって一年半

キャンプ地では色んな人に撫でられ

大人気のキャンプ猫

キャンプの癒しは彼女のお陰で

根本から大きく変わった。







一方で、猫連れが仇となるキャンプもあった。

ペット入場可のキャンプ地に予約を入れたはいいが

入場直前に犬はOKだが猫は駄目という事態に…。

急遽キャンプ地変更を余儀なくされたのだが

今回はそんなドタバタのキャンプのお話



怒り心頭で入場可能なキャンプ場を新たに探し出し

アクセルを踏むのだがこの時点で15:00手前

新たに探し出したキャンプ場までは一時間以上

17:00までには来て欲しいとのこと…







キャンプ地探しに手間取ったこともあって

とにかく時間がない…結果として

チェックインにはなんとか間に合ったけれど

この時点で16:30となっていた。

暖かく迎えてくれたこのキャンプ場は







『奧会津昭和の森キャンプ場』

チェックイン時に消防点検だろうか?

地元の消防職員さんがいたので近辺の状況

特に熊の出没状況などを訪ねてみると…

この辺りでは見ない日はないくらいだょ

…と、そんな返答だった。

返答の呑気さからは重大な事故が

起こっているわけではない事が伺われた。







そこそこ広いキャンプ場で電源もある

真夏、扇風機を持ち歩いていた事もあり

電源が取れる場所に幕営を決めた。

何せフリーサイト(テントタープ込)1,500円で

電源サイトが1,900円という破格の金額

奧会津というエリアのみならず

これは東北全体を見ても最安のレベルである。







幕は久々のヴィクセルテントザンベジ+ハビタープ

オープンタープでも良かったのだが

虫の多さを見込んで虫除けの効果と

そのコントロールがしやすい体制でのぞむ。







バタバタと過ごした一日の締めくくり

この日はそんな焚火 

日没に間に合って良かった。







私が猫と生活を共にし始めたのは

今からちょうど20年前のこと。

当時、仕事のクライアントが

地域猫の保護ボランティアをされていて

「○○君猫って好き?」と聞かれ

「犬よりは猫派です」と答えたら

その会話から一週間も経たないうちに

「一日だけこの子預かってもらえる?」

…と、連れてきたのが生後四ヶ月ほどという

真っ黒な仔猫(♂)だった。







たった一晩のつもりだったのだけど…

そのあまりの可愛さ愛くるしさは

人生で感じたことのない感情を私の中に宿らせた。

それは生き物(ペット)に対する母性にも似た愛そのもの

この子と生活をしたなら…

毎日家に帰るのが楽しくなるだろうなぁ

素直にそう思ったものだ。







当時、独身の一人暮らしで

決して寂しいだとかそういう感情はないが

夜やる事もなく飲み歩いてばかりの

日々に辟易としている自分がいたのだ。

結果としてボランティアさんの

術中にはまったとそういう事なのだが

その後の私の人生の潤いの一つとなったのは言うまでもない。

2002年サッカーワールドカップで

ブラジル代表のストライカーロナウド選手が

数々の受賞を決めたその日にやってきた事から

彼にはロナウド君と名付けた。







それから4年後、母の介護が必要となった。

痴呆症を患った母によく懐き

多大な癒しを与えていた光景は

今でも昨日の様に思い出したりする。

その後、ロナは甲状腺の病気に罹患してしまう。

当時のキャンプは二泊三日であっても

必ず二日目に一度帰宅しロナにお薬を与えて

再びキャンプ場に戻るという

そんなキャンプだった。

福島にやってきたその年が彼とのお別れの年。

ロナウドから始まった私の猫飼い人生だが

性格も含めてこむぎは随所に

ロナウドと重なる部分があるやんちゃ娘

ロナウドにしてあげられなかった沢山の事を

こむぎには全てしてあげていて

それが彼の供養の一つと考えているから。







この子入場を許可してくれて

存分に楽しませることができたこのキャンプ場は

最高のキャンプ場であり心から感謝の夜となった。







街灯一つない奥会津のキャンプ地の星空は

それはそれは美しく

今は星になってしまった猫達に

見守られているかの様なそんな星空だった。







翌朝は素晴らしい晴天のスタートだった。

みるみる気温は上がって行くけれど

ハビタープの下は涼しいの一言。

まだこの時点では、我が家のキャンプ史上

最悪の豪雨に見舞われる事など







想像すらしていなかった。


それがキャンプ




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