キャンプの夜が極上どころじゃない!渾身のメニュー
二人の誕生日を祝福するかに見えた
三日間の晴れ予報は
二日目には脆くもくずれ
午前中一杯雲が多く
そのうちお天気雨の朝となった。
標高600m強の冷たい11月の雨は
予定していた和朝食から
温まる朝ラーメンへ
そして朝ラーメンからの…
モーニングビール
「せっかくの連休だから一度やりたかったんだよねー」
とご満悦の妻だった。
午前中降ったり止んだりを繰り返した雨は
午後二時過ぎには止んだものの
明るい日差しと共に風を連れてきた。
ゴォォォォォ
山間を駆け巡る風の音
ゆらされた木々からは無数の枯葉が舞い
やがてパタパタと軽い音を立てて
地面を滑るように転がっている。
本来であれば午前中には始める事にしていた
幕のメンテに取り掛かるとする。
実はこのヴィクセルテントザンベジ
2017年の購入時より雨漏り幕
しとしと雨でも長時間降られると
劣化したシームテープの隙間から
ポタポタと雨漏りしてしまうのが難点だった。
レイアウト的には土間部分のため
ちょうど真下に靴などがあったりするわけで
妻が何度かじゃぽじゃぽ被害に遭っていた笑
「迂闊だよなぁ笑」私が笑うと…
「夜中トイレ起きて私の靴履いたでしょ!」
…と毎度私のせいになっていて
果たしてそれが事実であったとしても
そのうち直そうそのうちやるからと言って
三年以上引っ張ってしまっていた。
使用したのはキャプテンスタッグのこれ
専用ブラシが付いていて非常に使いやすく
シーム剤としてはかなり使いやすい。
作業については
ossunさんのこの記事を参考にさせて頂いた。
やろうと思えば何年も前にやるべき事だが
ようやくここまで来た…そんな気分
先輩達のいつか来た道を通る事は
ある意味感慨深いもの。
雨漏りの箇所はフロントの跳ね上げパネル
付け根部分の二箇所だが
トンネルポール二本の天井部分を重点的に
15分ほどの作業で終えた。
普段ならば夜になってから火入れをする
アルパカストーブを乾燥のために点け
締めくくる。
晩秋から冬の訪れへ
景色の移ろいを感じつつ
今宵の晩餐に期待は高まっていった。
風はあるもののそれを緩和させる
新装備は見事に機能していたので
夕刻前にバトニングを済ませ
初日同様、温泉を楽しみ
プレッシャーランタンのプレヒートから
夜は始まるのだった。
この夜のメニューが凄かった。
まさかのキャンプでスッポン鍋
寒さの中、丁寧に薄皮を剥取り仕込む時間
この薄皮を剥がさないと生臭さが
抜けなくなるからと一生懸命に熱中する妻に
頭は下がるばかり。
甲羅部分は出汁に使う
そしてひたすら煮込む
煮込む
私はと言えばタープ下が冷えないようにと
焚火の火を強めたり
妻のお湯割りのための湯を沸かしたり
つまり
手持ち無沙汰に焚火するだけ…笑
近年、キャンプサイトにハイスタイルの
木製キッチンコーナーをあつらえる人を見かけるが
我が家はどちらかと言うと
ソロキャンパーの延長で全てテーブル上で
シングルバーナーを駆使して
全てが完結するスタイルである。
それもこれも妻の調理技術あっての事
つくづく凄い奴だなぁと感心していると
「だって、立って後ろ向いて調理とかって
楽しく話しながらとかにならないでしょ?」
サラッと言ってのける妻に再び頭が下がる夜だった。
湯が沸くと同時に
鍋も煮えた
ここから始まる至福の時間を
グレンドロナックの水割りで
楽しむ事に…
キャンプでスッポン鍋食ってる夫婦なんて
日本中探してもなかなかいないだろうね笑
肉を中心に極上食材のほとんどは
キャンプで調理してきたけれど…
誕生日だとは言え、そもそも一生のうちで
指折り数えるくらいしか食べないような
スッポンなんて代物を前にするとこんな気分になるんだなぁ
キャンプでこれほどのものが食べれる事実
噛み締みたのは幸せそのものだった。
でも…すんげーコッテリ汗
スープはコラーゲンの固まり
豚足のような部位があったり
完全に四つ足の肉のようなものだったり
味はとにかく濃厚でシェラカップに
二つ食べて撃沈してしまう事に…
無論、生涯忘れえぬ素晴らしい夜だった事に
違いないないセレブレートメモリー
そんな記憶が刻まれたのも妻のお陰様。
翌朝はよく冷え、よく晴れた。
吐く息は白く、薄着のままテントから出ると
身震いする事に、直ぐにテントへ戻り
インナーウェアを追加しアウターを羽織る事に
昨夜のスッポン鍋を温め直し雑炊にし
それを朝食にする予定だったのだが…
テーブルの真ん中位置に鍋敷き上に
載せておいた真っ赤なSTAUBが…
ん?
動いていた…んー!!
テーブルの端っこに移動され
今にもテーブルから落ちそうな位置に
あるではないか!?
実は、タヌキらしいやつが来ていることは
分かっていたためSTAUBは
絶対に蓋が開かないよう
厳重に処置しておいた。
どうやらこの足跡の主が鍋を持ち帰ろうと
必死で動かしたのだろう。
あともう一歩のところまで来ていた。
ただ、中身は仮にひっくり返せたとしても汁すら出ない
スッポンの煮こごりはとにかく濃厚なのだ。
厄介な相手に途中で諦めたという
そんなシチュエーションが見て取れた。
何にせよ相当な力である。
キャンプ場といっても
そこは野生動物のテリトリー
いくら重いSTAUBとはいえ食材は
テントinか車の中というのが
キャンプの常識である事を
冬の高規格キャンプ場だからといって
忘れてはいけない事をあらためて痛感した朝
雑炊もコッテリ過ぎて悪戦苦闘の朝でもあった。
もちろん二人の誕生日を祝う令和二年の
この二日間はとにかく思い出深いもの
これだからキャンプはやめられない
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誕生日プレゼントにスッポンを贈ってくれた
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